【読んでほしい短編集】続・旬じゃなくても面白い!!

続き物もいいけれど、たまには短い話をまとめて1冊で読みたい時もありませんか?
色んな話があるとなんだかお得な気分になるのは私だけじゃないはず…。
今回は短編集を3冊ご紹介しましょう。
 
 
 
 
 
 
 
旅のしをり
 
34a
 
著者:佐伯弥四郎
一迅社 ゼロサムコミックス
 
以前紹介した、「Gemeinschaft」を描いた佐伯先生の短編集。
表紙からわかるように、おっさん、ヒゲ、筋肉満載の…そういう漫画じゃなくて、ギャグ漫画です。
途中めずらしくシリアスな話もありますが、相変わらずパワー系のギャグが満載。絵とセリフの破壊力がとにかくすごい。
作者が笑わせてくる気満々なのが漫画から伝わってくるのですが、それに抗いきれず笑ってしまう…って感じですね。
ツボにハマると思い出し笑いレベルで面白く感じると思います。(ハマらない方もでてくるとは思っています)
 
「娘の代わりに娘となってお見合いを受ける殿」
「一日くのいちをする将軍」
「ヤ…系な恋のキューピット」
「マッチョな執事をレンタル」
 
おっさんおっさんと推してきましたが、もうひとつこの人の作品には「めっちゃたくましい美女」という存在が欠かせません。
この短編集に出てくる美女も皆かっこよくて非常に残念ですので、こちらも是非見てほしいポイントですね。
 
 
 
 
 
藤田和日郎短編集 夜の歌

 34b
 
 
著者:藤田和日郎
小学館 サンデーコミックス
 
 
先日、完結して19年経った「うしおととら」がアニメ化決定!というニュースがありましたね。
この短編集はデビュー作『連絡船奇譚』を始め、OVA化された『からくりの君』など5本が詰まった1冊。
 
デビュー作はまだ粗削りな感じはしますが、非常に魅せられる、まさしく原点と言える作品。
『からくりの君』が執筆されたのは、まだ『からくりサーカス』が連載される前に描かれたものなのですが、これもまた1つの原点。
私はこの短編集を『からくりサーカス』読了後に読んだのですが、こちらは純和風のからくりがたくさん出てきます。
サーカスでは見られなかったからくりもあるので、こちらはまた違った見ごたえがあります。
 
他の作品も、あの長編で感じた藤田先生らしさがあちこちにちりばめられたものばかり。
私としては、先生の描くあの禍々しい感じが好きなので、デビュー作が結構お気に入りです。
 
 
 
 
 
9速眼球アクティヴスリープ 中山敦支短編集
 
34c
 
著者:中山敦支
集英社 ヤングジャンプコミックス
 
 
初め集英社にいましたが、サンデーに移り『トラウマイスタ』を連載、その後ヤングジャンプで『ねじまきカギュー』を連載した中山先生の短編集。
ですが、この短編集、なんとサンデー時代とヤンジャンに載せた作品どちらも入っているのです。すごい。
 
ポップで独特な絵柄ですが、中山先生の作品の魅力はなんと言っても、ぶっ飛んだ登場人物とトラウマ話。
この短篇集は、どちらもしっかり入っています。
作者による作品解説が入ってるのが個人的にはうれしいところですが、「恋のスーサイド」が実話と明かされているのが何より一番ぞっとしました。
どんな話かは読んでからのお楽しみってことで…。
 
ちなみにこの変わったタイトルは、公式ブログのタイトルから取られています。
pixivにも自作品のイラストなど掲載されているので、一度見に行ってみてはいかがでしょうか。
 
 
 
 
 
文章:ゆず

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