どうも、
これまでたった一人、勝手に映画部として上海の片隅で吼えていたtokiですが、
このたび!
上海シネマ部が発足されました。いえーい。
繰り上げ当選で僕が部長です。
上海ゲーム部本体には立派なプロジェクターとまったり映画を観れるスペースとそして何より映画好きな仲間がいるので、
ぜひぜひ、海外で俺みたく一人涙流している皆様、お越し下さい。
…って、何のイベントもまだ用意してないですが…。
一応アドレスは
shanghai_cinema_club@yahoo.co.jp
まで。
本格的に動くのは6月以降ですが、先行で部員集めようかと…。
適当に映画観て、だべるだけの倶楽部にしたいと思います。
詳細はまた!笑
さて今週は、”妙な倶楽部”にかかわる映画のご紹介。
…いや、シネマ部は妙じゃないよ!真っ当だよ!
①アイズワイドシャット
あらすじ:ニューヨークの開業医ビルとアリスの倦怠期を迎えている夫妻は、ビルの患者で友人のジーグラー夫妻が開いたクリスマス・パーティーに招かれる。翌晩ビルとアリスはふとしたことから口論になる。そこへ患者が急死したという知らせが入り、ビルは患者の家へ向かう。しかし、その道中で、ビルはアリスが海軍士官とセックスをしているという妄想を抱き、懊悩する。患者の死を見届け帰宅している最中に、ビルは再び妄想に取り付かれ、深夜のニューヨークを徘徊する。そこへ娼婦のドミノに話しかけられビルは彼女の家へ向かう。その後、我に返ったビルは再び街をさまよう。たまたま見かけたバーでニックが演奏していることを知り、ビルは入店した。その後、ビルはニックがピアニストとして雇われている謎めいたパーティに行くことになる。
秘密めいた倶楽部ものといえば、こいつは外せないでしょう。
キューブリック監督の遺作。
当時夫婦だったトムクルーズとニコールキッドマンによる物語です。
トムは秘密倶楽部に翻弄され、エロエロします。うん。エロエロ。
うーん、俺、長い映画あんまり苦手なんですよ。パルプフィクションくらいかなあ。
この作品もね、眠くなっちゃうときもあって、まあ耽美でいいとは思うんですけど、やっぱ、小難しいというか、
ややこしいストーリーラインなんで…。ストップ衒学。
妄想と現実が入り交じる、というとなんだか月並みですが、意味はあります。
言ってしまうと、「性愛ってのは、妄想的で、くだらないものではあるんだけど、それが重要になってしまう」みたいな。
そんな肩肘張って観る必要はありません。
単なる夫婦の、物語です。
「ずっと愛してるとか、浮気はしない、とか、そういうこと言ってるけど、どうなの?そんな真っ直ぐなの?もっと夫婦って、複雑で、不安定でしょ?」
みたいなね。
しかし、ラストの台詞はすさまじい。「○○○○」で終わる映画、史上初でしょう。いや、これで最後か。
ちなみにデビットフィンチャーの最新作、「ゴーンガール」も夫婦について描いてます。僕はフィンチャー派だなあ。
キューブリックを味わうには、若すぎるのかしら。
②ウォンテッド
あらすじ:ウェスリーは経理事務のルーティン・ワークにウンザリしている一人の若者。しかし彼の運命は、セクシーで謎めいた女フォックスとの出会いによって一変する。スーパーで突如襲いかかる正体不明の暗殺者から彼を守ったフォックスは、千年前から、神に代わって“運命の意志”を実践してきた秘密の暗殺組織“フラタニティ”のメンバーだった。ウェスリーは、組織のボスであるスローンから、父が組織一の殺し屋Mr. Xで昨日メトロポリタンビルで殺されたばかりだったことを知らされ、殺害された父の後を継ぐ選択を迫られる。
アンジェリーナジョリー主演、じゃないか。
主演はジェームズマカヴォイ。エックスメン最新三部作の主演、プロフェッサーX役でも有名っすな。かっこいい。
フラタニティという怪しさ全開の秘密組織に巻き込まれちゃいます。
さっきの映画とうってかわってハリウッドアクション大作ど真ん中なのですが、
これがめっちゃめちゃかっこいい。
アヴァンタイトルから、クライマックスまで、ほんとにやばい。
どういうかっこよさかって?
たとえばムカつく上司をマカヴォイくんはキーボードでぶっ叩くんですけど、
そのときちょうど「F」「U」「C」「K」の文字だけが破片となって飛び散る。みたいな笑
ま、ただただ盛り上がりてえ!って人は観ろ!!
ハリウッドっぽくない少し捻った展開もあるし、アメコミ原作ってこともあってかっちょいい小道具も多い。
ちなみにアンジー、この映画でだいぶ身体はってるように見えますが、ほとんどCGです。
え?どういうことって?
顔だけ彼女で、身体はニセモノという、笑
ほんとすっげえ時代だわ。
③R100
あらすじ:有名家具店で販売を担当する片山貴文は実はMであり、その性的欲求を満たすためにクラブ「ボンテージ」へ入会する。その契約は、日常生活を送る片山の前に、次々と女王様が派遣され、片山に対して各種の責を行うというものであり、片山はえもいわれぬ快感を得る。ところが、その内容は次第にエスカレートしていき、家族にまで影響を及ぼし始めるようになったため、片山は中止を要求するが、「ボンテージ」側に途中解約できないと突っぱねられる。
さて、最後は問題作。
松本人志監督最新作(最終作?)です。
大森南朋ちゃん(字面で女かと最初思ってた)が変態倶楽部にしごかれます。
俺ね、松ちゃん、大好きなのです。ビジュアルバムなんて天才の所業としか思えないし、
その他、日本のお笑いに良くも悪くも大革命起こしちゃってるし、すっごいと思うんです。
でもね、大日本人はまだいいとして、しんぼるも、さや侍も、うわあって感じじゃないですか。
でね、今作もやっぱすっごい叩かれるんですよ。
でもね、俺ね、思うんです。
「いや…まともに笑えるじゃん…」って…。
そりゃごっつ全盛期には遠く及ばないけど、特撮のアホな使い方も、独特の台詞回しも、いいじゃん。
そりゃこの映画を生涯ベスト!っていう人はどうかと思うけど、でも今年一番笑っても、おかしくないじゃん。
つうか日本映画で、これより笑える映画って、何?みんな何普段観ているの、教えてよ…。
多分、難しく考え過ぎなのです。
俺的にはR100、何にもめちゃくちゃなことしてないと思うし、スラップスティックコメディとして真っ直ぐな展開というか。
とにもかくにも、食わず嫌いしている人は、一回観たら良いじゃない。
なーんにも心に残らないし、深く考察してる奴こそバカだと思うけど、ま、そんなのもいいじゃないの。力抜けよ。
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