どうもtokiだよ。
実は自分、中学のときからヒップホップにハマりまして、
特にライムスターが好きだったのです。
ということで、今回は宇多丸の凄すぎるかっこ良すぎる韻踏みを1つだけ。
韻を踏むってのは、まあ和歌の時代からあるんだけど、要するに、同じ母音で詩を詠むということ。
駄洒落じゃないぜ。いえー。
どんなんかっていうと、以下みたいな感じ。
ライムスターのMC、
いまではラジオスターのMC、
見せてやるぜテクニック、
酔いしれろその手口。
ぜんぶeuiで終わってますね。こんな感じ。
ラップが素晴らしい、他のジャンルに負けてない!ってメッセージの歌です。
どぞ。
「グレートアマチュアリズム」
持ってる奴に持ってない奴!
たまには勝つと思ってたい奴!
値段もロゴもどでかいシャツ!
は着ないで楽してモテたい奴!
に朗報!願っても無いチャンス!
不細工音痴だって歌えちゃう
すげえ敷居低い歌唱法
ちょうど俺が生きた証拠
ただし時に採算度外視
までしてイカ臭いサウンド配信
モテ度低下、燃やす闘志
俺に言わせりゃモロ安い投資
アテにならねえビジネスセンス
よりはビシっと先示すぜ
俺のカン当たってんじゃん実際
埋めてやっかあのベンチャーの失敗
「ネエシャッチョサン遊ンデカナイ?
モチボッタクルヨデモ損デハナイヨ?
例ノゲートノ通行料
ヨリハマトモデショイワバ授業料」
まず小節ごとに改行したので確認。
4小節まではoeaiauで6音踏む。かっこいい。
そして5小節目で「朗報!」と一呼吸おいて、「無いチャンス」とaiauと4音に抑え
(「チャンス」はauuと読まず、「チャンッ」とauで。こういうのを巧いフロウという)、
「歌えちゃう」とauだけ踏んで、少し休憩。
なぜなら7と8はaououに変わるから。
8区切りでまた異なる韻へ。次は「採算度外視」「さいサウンド配信」とaiauoaiiと馬鹿みたいに踏む。
そこから「闘志」「投資」と同音異義語で決める。
そして「ビジネスセンス」「先示すぜ」でiieueで踏む(「センス」もまた、euuでなく、「センッ」とeで終わらせる)。
ここに「ビシッと」と「ビジネス」が似ているのも面白い。
「実際」「失敗」で固く踏んだ後、
カタコト外人のテンションでわざと外す。ここはノリ。
いままで固かったので、ゆるゆると踏む。
…どうっすか!しっかりした歌詞でここまで踏みまくるなんて、凄まじいんですわよ。
他にも細かいところあるんですけど、キリないし眠いのでここまで!
実際に聞くとまたかっちょいいので、ぜひぜひ。
ちなみに彼含むライムスターは全員早稲田。
キックザカンクルーのKREVAは慶応。
どうしたお前ら。
以上!
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