こんにちは、Dです。
上海の人は川魚を好む人が多く
一の理由は上海に川魚が多いとか聞きますが
本当の理由は川魚のが海魚より安いからだとかなんとか…笑
上海に来たてのころ幼きDは、
日本の海魚が恋しく、
中華レストランで海魚っぽいのを食べれるメニューを
中国語が全く分からないのに必死に探し頼んだのが「鱼香肉丝」。
暫し待つと卓上に運ばれたのは、
一見魚なんて入ってなさそうな肉とタケノコとキクラゲを細くした炒め物。
「まぁ中国だし…」なんて適当な理由で食べて食べて食べ終わりましたが
魚なんて見当たらず!即座に親に「鱼香」って名前に入ってるのに
なんで魚無いの!と問い詰めましたが、親の顔は難色を示し、
そして分からないまま約十年経ち…
最近やっと理由が分かったので、今回はそれを読者の皆様に教えようと思います!
そもそも「鱼香」は四川料理に使われる伝統的な調理法の内の一つです。
実はメニューの頭に「鱼香」これが付くものはすべて
実際に魚を調理する時に使われる醤を用いて調理するそうです。
その醤を使って調理するなら、どんな食材と組み合わせた料理でも
頭に「鱼香」と呼称していいそうで…泣
なんて詐欺チックな由来なんでしょうね…!
ちなみに醤に入ってるのは実際に魚を調理する時に使われる調味料が
多々入っており、一般的に知られてる作り方は:
①,ネギとショウガとニンニクをみじん切りにしてもっと細かくします。
②,辛くしたソラマメをやや多めの油でそのまま揚げるように炒めます。
③,②に①を入れて炒めます。
④,③に適量のお酒、醤油、砂糖、酢で味を調え、
水分が少し出てきたらそれで完成です。
完成品の名前を「鱼香醤」と言います。
{ただD流では隠し味(?)に適量の味の素を入れます!
味の素を入れるだけで本当に味が変わりますよ!
是非試してみてください!}
当地の四川人は魚の匂いがダメで、
それを消す為に開発されたのがこの「鱼香醤」。
当時は魚料理する時だけこの醤を用いて調理したようですが、
月日も流れ、今では魚料理以外にも用います。
それ故、四川以外の地方や我ら海外勢からすれば
鱼香肉丝って普通に魚の匂いは皆無ですが、
四川人からすれば鱼香肉丝は魚の匂いしかしないのです。
なんせ四川では鱼香醤の香りが小さい時から鼻に焼き付けられている
魚の匂いなんですから!
と、熱弁しすぎたせいで、鱼香肉丝が食べたくなってきたDでした。
文章:D
参考文献:百度知道
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