多忙で,ゲーム部すら参加できてない状況なんですが,どうしてもこれだけは譲れなくて更新。
いわっちこと,任天堂社長の岩田聡氏が逝去されました。55歳。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1507/13/news052.html
天才プログラマとして世界にその名を轟かせ,前社長の山内親分から後継者として42歳で社長に指名。
自分が触れたマイファースト岩田ゲームは,「ピンボール」。
ピンボール(任天堂) 1983年 ファミリーコンピュータ
BGMもなく,シンプルな効果音だけですが,ボールの動きの滑らかさ,アルゴリズムに小学生だった自分は酔いしれました。
スクロールなし2画面の上下フリッパーというシンプルなスタイル。
下の画面にトランプがあるのは花札屋たる所以でしょうか。
ボーナスステージにはマリオとレディが。
メカ式ピンボールでは出来ないファミコンだからこその遊びを加えた傑作でした。
そして,ハマった小学生だった自分は任天堂から出るゲーム達を遊びつくす毎日。
「ゴルフ」「F1レース」,そして「バルーンファイト」。
バルーンファイト(任天堂) 1984年 ファミリーコンピュータ
伝説として語り継がれるこのゲーム。
簡単に説明すれば,マウンティング男子として1ドットでも高い位置に君臨し続ければ勝ち続けます。
あと,知らない人も多いので言いますが勝利の秘訣はBボタンとAボタンの使い分けですよ。
そうすればこの通り! ボーナスゲームパーフェクトも余裕!
と,久々に遊んでみてやっぱり楽しい。
フワフワとして心もとない操作感,
カートゥーンを見ているかのようなドタバタ,
逃げているだけでは絶対クリアーできない戦略性,
でもそれだけでも勝っちゃったりする意外性。
もちろん,MOTHERシリーズもご紹介したいのですが,上記2つには共通点が。
ボールの動き,そして浮遊のアルゴリズム。
しっかりと現在の任天堂ゲームにDNAとして組み込まれています。
任天堂が出すボールアクションゲームは,岩田氏が作り上げたこのボールアルゴリズムを未だに使用。
例えばポケモンピンボールにHAL研究所がクレジットされているのはそのために。
(HAL研究所は岩田氏が2000年まで勤務していた任天堂のセカンドパーティ)
192キロビット,プログラム文字数としては20万文字以内で書かれたこのゲーム達のアルゴリズムが
20年経っても未だ脈々と使われているのってすごいと思いません?
そしてNintendo Directなどで社長自ら新作解説をしたり,とゲーマーとの距離が近かった社長だと思います。
前社長の山内親分,そして岩田社長。
大きな存在だった二人がこの2年ほどでいなくなった任天堂ですが
そのイズムは絶対に消えることなく続くとファンである自分は信じています。
合掌。でもまだ早すぎたよ,いわっち。
文章:らし
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