最近宇宙関連のニュースをよく見聞きしますね。「中年の星」油井亀美也さんがISS(国際宇宙ステーション)で長期滞在を開始したり、スティーブン・ホーキング博士たちが地球外知的生命体探査を発表したり、1400光年先に「地球のいとこ」というぐらい地球に似た惑星が見つかったりと、これほど宇宙ニュースに事欠かないのは珍しいです。
でも一番のニュースはニューホライズンズが冥王星に最接近、冥王星の鮮明な画像が送られてきたことでしょう!そう、サブカル大好きな我々にはお馴染みの未来にはガミラスの地球侵略基地があったり(2199年)、銀河鉄道の駅があったり(2221年)する惑星…じゃなくて準惑星です。最接近といっても約13,000km離れているわけですが、この距離って東京からだとディオ様がいるエジプトを通り越して、地球連邦政府の議事堂があるダカールぐらいまでなのです(ちなみに東京-上海間は約1,800km)。
めちゃ遠いやんけ!と思いますが、そもそも地球から冥王星までは48億キロから54億キロ離れているので、地球基準で考えること自体がナンセンス、宇宙はとっても広いのです。
今までは地球からしか観測や撮影ができなかったので、1996年にハッブル望遠鏡で撮影した冥王星の表面画像はこんな感じ。まあ月より小さい上に50億キロ離れてるんだから仕方ないですよね。
それが今やここまで鮮明な画像で撮れるんですから、科学技術の進歩ってスゴい!
いや、でも打ち上げは2006年だったから近くから撮っただけか?でもその近くに探査機を飛ばせるんだから、何にせよスゴいことです。
てか、海王星と冥王星は摂動で軌道予測して発見した天体だから、天文学者ってどんだけ頭と根気が良いんやろ(´Д`)
【摂動(せつどう):ある天体とその母天体(例えば恒星と惑星、または惑星と衛星)の作る系に対し、外部の物体との重力作用によって、その軌道が乱されること】
ニューホライズンズは8月後半まで冥王星やその衛星を探査して、2016年の4月後半までデータを送ってくれる予定なので、いろんな新発見とそれを元に学者さんたちが宇宙の謎を解く鍵を見つけてくれるのを楽しみにしています。
お盆の頃にはペルセウス座流星群も見れますし、暑い夏ですが夜空を見上げて見るもの良いのではないでしょうか?
文章:ヤス
Pingback: おつまみ
Pingback: ヤス