【ボドゲ・インスト・コツ】♯08 緊張、しちゃいます?
初めてのボードゲーム。
初めてのインスト。
「じゃ、じゃあ、ルール説明、しますね。」
皆の期待に満ちた眼差しが一斉に私に注がれる。
手にじっとりと滲む汗。上昇する体温。
最近気になるあの子もわくわくしながらこちらを見てくれている。
彼女のつぶらな瞳と一瞬、目が合う。
「えーと…。」
だめだ。何も出てこない。
焦るほどに混濁する意識。
膝はとうの昔から笑いっぱなしだ。
「こ、このゲームは…」
顔が赤くなっているのが自分でもわかる。
恥ずかしい。
ああ、昨日はちゃんとできると思っていたのに…。
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…と、いうことで【ボドゲ・インスト・コツ】、
第八回は”緊張、しちゃいます?”と題して、
アガリ症の方のインストについて触れていきたいと思います。
さて、今回も結論からいきましょう。
インスト時の緊張を簡単に克服する方法、それは…
「そんなものはありません。」
です。(おーい)
そもそも簡単に克服できるようなら、アガリ症なんていわないのです。
よく巷では
「特効薬は馬鹿S(バカズ:失敗しながら場数を踏んで慣れろ!)だ」
なんていわれることが多いようですが、
それは「たくさんの異性とお付き合いすれば上手く話せる」
みたいな考え方であり、
ナードでギークな方(≒オタク)は
「そもそも、初回ですらすげえ難しいのに次想定とか無理ゲーだろ!」
と思うことが多いのではないでしょうか。
しかし安心(?)してください。
たとえ王子様のように美しく想い人を口説くことができなくても
我々には誠意と情熱があります。
下手でも、その気持ちを十分に伝えることができれば、
その想いはきっと届く…はずです。
ゲームのインストに置き換えれば、
「緊張していても、不可分なくルールを伝えられればOK」ということ。
アガリ症でも足が震えていても、間違えないように、
自分のペースでルールを説明していけばよいのではないでしょうか。
(幸いにも座っていれば
誰も貴方の足の震えに気づくことはないですし…ね。)
「頭が真っ白になってしまう!」という場合は
あたかもスピーチの台本のように
ルールをまとめたサマリー(要約)を用意し、
それを見ながら説明をしてもよいでしょう。
(ルールサマリーについては
【ボドゲ・インスト・コツ】♯07 サマリー、便利!編を
参考にしてみるといいかもしれません。)
…さて、そろそろお終いの時間が近づいてきました。
【ボドゲ・インスト・コツ】♯08、緊張、しちゃいます?
結論は、
『緊張してもOK!自分のペースで話そう!
(ルールサマリーも傍に置くと安心ですよ!)』
でした。
それでは、皆さん、よいゲームライフを!
文章:U
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