再開発の波押し寄せる都市、その傍らにしがない男が一人。
のちに3ヶ月間、検討し、討論を行い、反発を覚え、摩擦を繰り返し、八つ当たりを行った末に、ここ上海に着いた。初秋のことであった。
開けないグーグル、呟けないツイッター、やたらと賃貸料金がかかるオフィスビルに
なぜか位置する怪しげなサウナ、
支給された携帯になぜかやたらと送られてくる見知らぬ何かからのショートメッセージ
しまいにはリフォーム済みで設備が良いと太鼓判押されたマンションの部屋のドアノブが抜けた。
2箇所も。
そんな男が現実から目を背け、上海を無理やり偏執狂じみた斜めからの目線で楽しむ、そんなコラム。
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初めまして、こんにちは、紙樹です。以降とも見知りおきを。
ちなみに八つ当たりされたサッシと窓の修繕費は退去時に10万円弱の追加となりました。
自宅以外での壁パンはやめましょう。因果応報が来ますよ。
さてみなさん。上海蟹、食べましたか?まだ旬ですので機会があればぜひ。
当ゲーム部も先日
10月24日活動記録!+α(陽澄湖上海蟹ツアー)
にレポあるように、メンバーでいったようです。楽しそうですね。
そんな上海蟹ですが、
中国のネット上では一枚の画像が都市伝説のように前から流れています。
1945年、つまり二次大戦直後ですね。
当時は米を食べられない貧乏人がこの上海蟹を嫌々食べて飢えを凌いでるというのです。
もっとも中国では建国宣言が1949年のはずですが、先日に対日戦争勝利70周年を大いに祝いましたので
筆者の知らないところでもっと前に戦争が決着した可能性があります。
ともあれ、上海蟹、現在一匹、市内のレストランにいくと日本円で約2000円ぐらいでようやく食べられます。
満足度は…ぜひご自身の舌で確かめてみてください。筆者はおいしいと思います。
ただ蟹自体の大きさはなんと例えましょうかね、
タランチュラのような 掌を一杯広げて余裕で収まる大きさです。
それが2000円です。扱いとしては高級品寄りでしょうね。。
かつては貧乏人が嫌々しょうがなく食べていたものを、現代人は高い金出して食べている。そんなこともあるのかもしれません。
上海は今日もきらきらとネオンがきれいに煌く。
では、また。良き偏った世界を。
紙樹
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