「大奥」の作者、よしながふみさんの「きのう何食べた?」は愛読書の一つ。
ゲイカップルの日常を描いた作品だけど、生々しい場面は殆ど出てこないからご安心を。w
それよりも登場人物の史郎(シロさん)の作るご飯が美味そうなのが特徴。
どこぞの料理マンガのように「秘技」だったり「幻の食材」は出てこないけど、家庭料理のレシピとして非常に参考になる。
例えば3品作る場合には、Aの料理の下準備をしつつBの料理を作り、Cを煮込んでいる間を利用してA,Bを仕上げるというベテラン主婦のようなテクニック。
既に11巻まで刊行され、男性のみならず女性にも好評の作品。
簡単に作れて暖まって、しかも野菜が摂れる鍋は単身男性には欠かせないメニュー。
「きのう何食べた?」に載っている鍋を作ってみた。
※【引用元】「きのう何食べた? 10巻」(よしながふみ 講談社)
モツ鍋風とあるように、モツの代わりに豚バラを使う。
新鮮な生モツが入手難しい上海でも、豚バラならどんと来い。
材料は
豚バラ(薄切り)
キャベツ
長ネギ
ニラ
春雨
きのこ類(適当に)
鳥ガラスープの素
ニンニクスライス 1カケ
鷹の爪の細切り
ヌクマムまたは塩(少々)
酒
(材料は少しアレンジしてあります。)
まずは豚肉。
鍋にごま油を入れ、ニンニク半分を入れたら弱火で熱する。
(本来のレシピではニンニクは後から入れます)
炒め終わったら水を加える。酒少々と鳥ガラスープの素を入れる。
沸騰するとアクが出るのですくい取る。
一旦ここで味を確認。ポン酢で食べるならこのままでOK。
今回はヌクマムを入れて味を決めた。
野菜に火が通ったら春雨を入れ、煮えたのを確認したらニラを入れて完成。
所要時間はわずか20分。特筆すべきは春雨。
肉や野菜から出たスープを吸って、最高に美味しい。もう1束入れても良かったかと後悔したほど。
シンプルなだけにアレンジがし易いのもこのレシピの特徴。
ニラ1パックは一晩では消費出来なかったので、残ったスープを水で増量して味噌とコチュジャンを投入。
辛味噌鍋にしてキムチもトッピング。美味かったー。
思い立ったら20分で完成のこの鍋。是非お試しあれ。
RYO-Z
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