【マドロミの単語帳】♯10:蛙。

【マドロミの単語帳】♯10:蛙。

こんな夢をみた。

「マジで!?って言わせたヤツが
 今夜ただ酒ってことでどう?」
「うん、いいね。」
「おう、悪くねえ。」

気の合う友人2人とBARで飲んでいた夜。
酒の勢いか、何故かそんな話になった。

「じゃあ、僕から…。」

薬屋の彼が口火を切るらしい。

「…美容によいって宣伝している”クイーン10”ってあるよね?」
「ふんふん。」
「あれって何の根拠(エビデンス)もないんだよね。
 そもそも脳脊椎障害の治療薬だし。」
「!?」
「ま…!?って、あぶねえあぶねえ。」

私を含め2人はすんでのところで踏みとどまる。

「ちぇっ、残念だね。じゃあ次はチャイナの番かな?」

チャイナと呼ばれた体躯のよい私の友人は
中華料理店のオーナーをやっている。

「おう、じゃあ俺だな。
 よく”ゆっくり茹でられた蛙は逃げられない”って言うじゃねえか。」
「うん?」「ええ。」
「あれって嘘だぜ。だってこの間、茹でてみたらすぐ逃げだし…」
「ひでえ!」「ひどいよ、それ。」

非難を受けるチャイナ。
彼は頭をぼりぼり掻きながら
「なんだなんだ、二人して、動物愛護に目覚めたのかよ?」
などと言って酒を煽る。

それを横目でみながら薬屋は

「蛙はそもそも両生類だからいわゆる動物愛護ではないけどね。
 …さて、次は君の番だよ。」

そういって私にグラスを傾ける。

「うーん、振っておいてなんだけど、
 2人みたいに面白い話はないんだよねえ…」

私は彼のグラスを受けながら、
向こうのカウンターに目を彷徨わせる。
「あ?どうした?」
それに気づいて不思議そうな表情を浮かべるチャイナ。

私はなんてことないという素振りから、
財宝を見つけた海賊の顔に切り替えてこう言った。

「向こうに座っているチャイナドレスの女性、
 スリットからすげえパンツみえてる。」

「「マジで!?」」

…そんな夢を見た。

※単語11:かえる【蛙】
喰われたり、茹でられたりする醜悪の象徴。
語り継がれている彼らの話は散々であり、
まったく良かったためしはない。
美姫の接吻を受けているじゃないかと反論する方もいるだろうが、
現実にそれを授かったヒキガエルは
利をもたらす(ように見えていた)醜き人間の変わり果てた姿であり、
やはり彼らも多くの場合、美しい王子には変化しないのである。


(上記はすべてフィクションであり、
 特定の人物、団体、単語等とは一切関係ありません。)

文章:U

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