【ダブルクロス】下町人情物語~ある食堂の場合~④【TRPGリプレイ】

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TRPG「ダブルクロス」のリプレイ記事です。
GMは私ことoruma、PLは4人。
登場人物(PC)、世界観や用語解説は→こちら
物語のモノローグは→こちら
第一話は→こちら

 

前回までのあらすじ。

街では都市開発に関わる地上げ屋が襲撃される事件が発生していた。
喫茶店やわらみのマスター鈴林信造から依頼を受けたPC4人は、
情報収集の為に被害者の入院している病院と、
事件のあった現場へと二手に分かれて調査に繰り出すのだった・・・

※一部、シーンには存在しないはずの登場人物の発言もあります。
メタ発言は気にしないでください!

 

~~~~~~~~
本編『探索』

■チームA:現場班
登場人物:真壁、薫
真壁 透 浦霞 薫

 

---現場---
KP:現場は商店街から一本裏に入った路地裏です。
  もちろん人通りは少ないです。
真壁:「静かだねぇ」
  この現場はどういう事件や事故があった現場なの?
KP:ここで(地上げ屋が)暴漢に襲われました。
薫:取り敢えず何か調べてみますか。
真壁:調べるスキルはあまりないんだけど。
薫:この近所に住んでる人とか、何か聞いてないかとか。
KP:じゃあ何か聞いてみますか?
真壁&薫:はい。

 

KP:ではインターホン鳴らしてみましょう。
  表札には沢田さんと書かれています。
薫:ピンポーン
KP:「はーい」と言って沢田さん出てきました。おばちゃんです。
薫:「セバスチャン・・・行け!
  と言ってセバスチャンが英国紳士的に対応します。
セバスチャンは薫の能力によって生み出された執事です。

 

KP:沢田さんは40代半ばのおばちゃんです。
  ドアスコープなど見ずにドアを開けた瞬間、
  目の前に立っていた英国紳士風の男に(あら・・・いい男ね)と思いつつも、
  怪訝そうな顔でそちらを伺っています。
セバスチャン:どうしたものかな。
  とりあえず「こんにちは」
  「何かこの近所で事件があったとお聞きして、調べている者です」
KP(沢田):「あら、その件なら全部警察の方々にお話してしまっていますし・・・」
セバスチャン:「実際どういう状況だったのでしょうか。
  誰も見ていなかったというような」
KP(沢田):「いえ、私はその時家の中に居ました。
  何か騒がしい声が聞こえた気がしますが、
  急に気分が悪くなりまして、意識朦朧となっちゃいました」
セバスチャン:「何人くらいか分かりますか?」
KP(沢田):「一人悲鳴のような声と、3~4人くらいの足音が聞こえたような・・・」
真壁:では私はセバスチャンの後ろで、
  念のためおばちゃんが嘘をついていないか判定したいです。
KP:はい、では知覚で判定して下さい。
真壁:(ダイスを振る)はい、8です。
KP:成功です。嘘をついていないことが分かります。
真壁:ではおばちゃんがオーヴァードかどうか確認したいです。
セバスチャン:では今回は(RC値の高い)私が。(ダイスを振る)13です。
KP:はい、オーヴァードではない一般人だという事が分かります。

 

KP(沢田):「物音がしなくなったと思ったら急に治っちゃったのよね~」
真壁:「風邪ですかねー、流行ってますからねー」
セバスチャン:ちなみにこの現場は地上げの対象になってますか?
KP:いえ、ここは違います。おばちゃんは地上げの噂は聞いたことあります。
セバスチャン:どんな噂ですか?
KP:噂話と聞いた瞬間、おばちゃんは止めどめなく語り始めます。
真壁:こちらがタジタジになるくらいに?
KP:はいw

 

KP(沢田):「あら。噂話が好きなら、そういう話が聞ける場所を知っているわよ?
  ”やわらみ”っていう食堂なんだけど」
真壁:ちなみにそのお店のお勧めは?
KP:唐揚げ定食です。裏メニューにおかゆが有ります。
真壁:「これはいい事を聞いた。ありがとねお嬢さん(真壁はおじいちゃんなので)」
KP:この後もおばちゃんは延々と話し続けられますがどうしますか?
薫:では「まだなの、セバスチャン?」と割って入り、
  話を切り上げて、食堂に向かおうとします。
KP:はい、それではシーンを病院班へと切り替えますが宜しいですか。
真壁&薫「はい」

 

■チームB:病院班
登場人物:フランク、真央

フランク・イェーガー 緒方 真央

 

—道中—
一方その頃。
フランク:「ちなみに俺は対人スキル0だ。何も喋らんぞ・・・cv堀内賢雄
  「ただ力を貸すだけだ・・・
そんなイイ歳の大人であるフランクを引率して、
小学生の真央ちゃんが病院に向かってます。

 

真央:病院に向かってる時に、
  (能力:ドクタードリトルを使って)空を飛んでる鳥に聞きこみを行います。
  多分ワーディングをした時に、オーヴァードじゃない鳥は倒れるんですよ。
  オーヴァードの鳥がいるから。
フランク:イギーみたいな奴ね。
真央:なので事件があった時に、気を失った鳥とかがいるかどうか。
KP:現場付近に飛んでた鳥はいました。
  今、近くの塀にとまっています。今話しかけられるよ。
真央:「聞いてもいいかな?あの時気絶した?」
KP(鳥):「あの時っていつの事だい?」
真央:「最近色々な事件があって・・・例えば人が集団に襲われたりした所に行って
  気絶したりした?」
KP(鳥):「したピヨ」
真央:なるほど。ソラリスの大気汚染的な能力で皆気分が悪くなったのかと思ったけど、
  気絶ならオーヴァードなら使えるワーディングでもできるので、
  オーヴァードだという事が分かったと。
  他に何か得られる情報はありますか?
KP:特に無いです。強いて言えばこの鳥はその時だけ気絶しましたが、
  仲間の中には2、3回も気絶した鳥もいたという情報だけ得られます。
真央:「だってさお兄ちゃん!」
フランク:「・・・俺には何がなんだかさっぱり分からなかったが
真央:「え、分からなかったの?お兄ちゃん。
  2、3回倒れた鳥さんもいるらしいよ。きっとオーヴァードだよ」
フランク:「そんなのが分かるのか・・・
  と、拾い物をしたなと思いながら病院に向かいます。
真央:「あーっ待ってよ、もー!」と言って追いかけます。  

 

—病院内—
KP:被害者の岡田は一般病棟の普通の病室に入院してます。
  なんの問題も病室まで行けます。
真央:そうなんですか?
KP:地上げ屋だけど事件を表沙汰にするとまずいので
  普通の怪我で入院していることになってます。
フランク:「俺は何も話さないぞ。幼女任せた・・・
真央:そんなwww
  では、取り敢えず「こんにちは~」と声をかけてみますw
KP:はい、岡田は明らかに不信感をもってそちらを見ますw
真央:ですよねw

 

フランク:あっるぇー、おかしいなぁー?
  とキャラに合わないごまかし方をして入り口まで後ずさり、
  ドアから顔だけ覗かせて様子を伺いますw
真央:じゃぁ・・・敢えて・・・
  お医者さんごっこをしている子供のフリをして近づきます。
  「回診でーす!」とか言いながら。
  何だこいつ?ってなるけど、可愛い幼女が来たら、あぁ遊んでるなってなるからw

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KP(岡田):「嬢ちゃん、・・・部屋を間違ってるぞ」
真央:「間違ってません!真央はお父さんがお医者さんで、
  真央はお医者さんになれます!」
フランク:めっちゃ可愛いw
真央:「おじさんの怪我見せてくれる?」
KP:分かりました。勝手にやっちゃってオッケーですw
真央:ではRCで振ります。(コロコロ)達成値11です。
KP:暴行の傷があります、そこから若干のレネゲイドウィルスを感知しました。
真央:どんな傷です?
KP:まぁ、全身打撲で、二度と地上げ行為を行いたくないと思えるくらいには
  ひどい目に遭ってますね。
真央:あーなるほど。
  「おじさん、何があったの?」
KP(岡田):「いや・・・急に気分が悪くなったと思ったら」
  と、途中まで話してハッとした表情になります。
真央:それは何故ですか?
KP:いや、単純にお子様に話すような内容じゃないからw
フランク:「じゃあ、詳しい話を聞かせてもらおうか
一同:wwww
KP:急に出てきたな!?
  お医者さんごっこしてる後ろからヌッと強面の男が出てきたら
  そりゃ開きかけた心も閉ざされてしまうよ!w
フランク:だって子供には聞かせられないって言うからw
KP:確かにそうだけど、もっと何か入り方無いの?
  それっぽい理屈つけてくれればいいからw

 

・・・その後フランクによる
クレイジーダイヤモンド的な過激発言も飛び出しましたが、
何とか真央ちゃんの機転とダイス運により情報を聞き出せました。
真央:「大丈夫だよ!見た目は気持ち悪いけど真央と一緒でお医者さんだよ!」
  「私に話してみて!」
フランク:その隣で、フーッ!と殺気を撒き散らしていますw
  (傭兵なのに)幼女に止められてキレそうになってますw
真央:めっちゃ怖いw
KP:・・・ともかく、岡田は自分は痛い目にあって後悔しています。
  今回地上げ行為を行ったのは初めてです。
  だから「あそこに行かなければ、
  きっとこんな目には合わなかったのかもしれないな」と呟きます。
真壁:あそこ?”やわらみ”かな?
KP:いや、分かんないよ?またダイス振る?
フランク:ここでやはり自分が暴(ry
真央:振ります!
  (コロコロ)9です。
KP:はい、場所わかりました。食堂の”やわらみ”である事を察知します。
真壁:やっぱりなあ。

 

真央:「やわらみでしょ!?おじちゃん知らないの?」
フランク:「食事はサプリメントでしか摂らない・・・
真央:「おじさん、ちゃんと食べないとダメだよ!作ってあげようか?」
フランク:タジタジになりますw
真央:「冗談だよ!」
フランク:「お、おぅ・・・
真央:「なに真に受けてるんだよ、バーカ!」って言いますw
フランク:ショックを受けます、(真央ちゃんに)圧倒されているwww
真央:他に会社名とか分かります?
KP:そうですね”鴨川有限会社”です。
  社員は正規・不正規いて、正規は20人程度です。
真央:「おじさん、もう悪いことしちゃダメだよ!」
KP(岡田):「そうだな、転職しようかな・・・」
真央:「うん、きっとおじさんなら出来るよ!」
と、情報を得た二人は病室を後にします。

 

真央:「おじさん、そんな感じみたいだけどどうする?」
フランク:「・・・まずはマスターの所に戻るか。
  二人の情報も知りたいしな
  って、このPCにしたの失敗したかもしれないw
  全然しゃべらないからw
KP:そこは割り込んできて!w
  で、ところでPCはケイタイ持ってますか?
一同:持ってます!
KP:じゃあそれで連絡をとりあえますね。次の行動を決めてください。
フランク:「実はさっき、LINEのIDを教え合っていたのだ・・・
薫:おおっwww
フランク:ピッポッパ、Trrrr・・・ガチャッ
  「・・・私だ
薫:「誰?w」
フランク:「すまぬ、グレイフォックスだ
薫:「あぁ・・・提督ね」
フランク:「だからグレイフォックスと!(ry
薫:「何だか”やわらみ”という食堂の情報を得たんだけど」
フランク:「貴様らもか・・・
真壁:「なんかお粥もおいしいらしいよw」
フランク:「その話は聞いた覚えがないが・・・、店の名前は一緒だ
薫:「今からそこに向かおうという話になっているのだけど」
フランク:「・・・分かった、こちらも向かう」と電話を切る。  

 

真壁:(お勧めメニューは唐揚げ定食だけど、
  食べたら胃がもたれそうだなぁ・・・)
一同:www
フランク:おじいちゃんだからw
KP:お粥もあるよw
フランク:あぁはなりたくないがw
  自分の主食はサプリメントだけど。
KP:それじゃ、皆お店に集合って形で良い?
一同:はーい。

 

さて、こうして一行は噂の食堂”やわらみ”へと向かう事になりますが、
どんな情報が得られるんでしょうね。
事件の真相に近づくことは出来るのでしょうか?

次回「やわらみ編」へと続きます。

 

シーン挿絵:やえすさん
キャラ絵&文章:oruma

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