無茶振りリレー小説劇場ルール:
参加者:上海ゲーム部編集社の全員を対象とする。
発表日:毎週日曜日
回数 :設定10回小説10回計20回
【特別ルール】
※新しい人物は作ってはなりません。
※必ず下記設定上の物語にして下さい。(使った設定は赤で着色)
※寒い笑いでごまかしてはいけません。あくまで中二病
※次の人への無茶振り要求は必ず達成すること。
【本文2】
無いはずのマークの背中に冷気が迸った。
レンダ特有の長い尾を硬化させ地面にバシバシ叩きつける—そう、らみこは興奮しているのだ。
鼻息を荒くしつつ、首だけのマークを俯瞰するらみこ、もはや交渉の余地などないかのような目つきで言う:
『ダーリンのレバー・・・美味しかったよぉ・・・』
らみこは長い舌で口の周りを舐め回した。
その時、地面に乱雑に倒された衝立を踏み潰す音が狭い薄暗い洞窟の中に響き渡った。
『誰だ!』
らみこには合わない低い声のトーンで其の方角へ問うた。
そこには全身がアロイで覆われた少女と思わしき影が見えた。
『ワタシノ・・・マークヲ・・・カエシテ』
機械仕掛けのような電子音が狭い洞窟に軋み響く。
『ワイス?!なぜワイスがこのアグナに!』
意表を突かれたらみこが、ただでさえ甲高い声なのに更に裏声で発し、洞窟に騒音が鳴り響く。
(そうか・・・ここはアグナだったのか、でも俺はなぜアグナに?)
マークは全く心当たりがない。
『センセイノ…メイレイデ・・・マークヲカイ…シュウニキタ』
律儀にワイスの子は返事をする。
『あなたこの場所をどうやって見つけたの!』
『それにアグナの高温にワイスが耐えられる訳がない!!』
聞かなければならない事が一度に幾つもできた所為で、やや舌を噛みつつ慌てて問うらみこ。
『レンダノアナタニ・・・コタエル・・・ギムハナイ』
らみこと面と向かって、微塵たりとも後ろめたさを感じさせない口調でワイスの子は説く。
『あなたなんかにダーリンを渡すわけないでしょ!!』
意外に少女心を見せるらみこ。
『ヤハリコウショ…ウハ・・・ツウジマセ…ンカ・・・』
そう呟いた途端、ワイスの子の右腕がオリハルコン色に輝くアーティア汎用武器ドリル「フォリューセ」に変わり、左腕がアーティアに伝わる国宝「神殺しの剣—スカラト」に変わったのだ。
スカラトはアーティアでしか採掘されない日緋色金をベースに作り上げた、特殊対レンダ用武器であり、その効果は斬りつけたレンダのとてつもなく硬い鱗を無視し直接精「神」にダメージを与えると言われている。
『はぁ?私とヤる気?ワイスが私とヤりたいだなんて、あんたとんだドMね。股下に私の熱いナニを当てて大量の油を吹かせてやんよ!』
そう言うとらみこは、思いっきり地面を蹴り飛ばし縮地法でワイスの子に近寄る。
ワイスの子は躊躇もせず頭突きを繰り出す。
金属と鉱石がぶつかり合うような金属音が狭い洞窟の中に“また”響く。
『ぐっ・・・石頭・・・』
らみこは皮膚の超高温でワイスの子の身駆を溶かせると思ったのだ。
でも、実際は溶けず、逆にらみこの額がダメージを受けた。
『ワタシノカ…ラダハ・・・キズツ…カナイ』
それを聞いたらみこの目つきが変わった。
『へぇ。そうなんだ。じゃあ私のとっておき…』
らみこが口から溶岩を吐き出しながら全身を蛹の繭のように包みだしている最中に、洞窟の奥から何かが聞こえてくる。
「…ドン…ドン」
なにか獣の歩くような音だ。
ズシンズシンと段々らみこの背後に近寄る鉛音の発音主は徐々にその姿を顕にする。
其の姿はあまりにも鉛音とは不釣り合いだった。
なぜならばその獣は大きさが僅か30㎝くらいだったからだ。
それは獣と呼んで相応しいのか?なんて考えられる間もなく、
何故からみこは尻餅をついた。
全身をメタルに覆われたそれは…嘗てらみこが三日三晩に続いた諸神黄昏-ラグナロク-で対峙したナンデナンデクマ族の亜種、メタルナンデナンデクマだったのだ。
らみこはナンデナンデクマを天敵視しているが、メタルナンデナンデクマの事は実はナンデナンデクマ以上恐れているのだ。そのメタルナンデナンデクマが低く唸ったような声でらみこに問う:
『今…何時やと思ってるん?』
急すぎる空気の読めていない質問に辺りが一瞬凍った。
らみこは急な質問に対応できず顎が外れて、腰も抜けている。
そして何故かメタルナンデナンデクマの口調はかつてプリュエストレラに存在したと言われる古代文明種に伝わるカンサイベンという名の方言だった。
『おたくら、わいの洞窟で荒事やめてくださる?これ以上やるん言うならわいも手加減せえへんで』
トラウマのあるらみこは、すぐさま立ち上がり、脱兎の如く洞窟から立ち去った。
置き去りにされたマークはいまいち今の状況が理解できていない。
ただ分かる事は…助かったという事だけだ。
『カンシャイ…タシマスセンセ…イ』
私のマークと言い張る見覚えのないワイスの子は、メタルナンデナンデクマにお辞儀をした。
『へ?いひゃなんへひっは?(え?今なんて言った?)』
途端メタルナンデナンデクマが大きく膨らみ、人型になった。
そう、このメタルナンデナンデクマはらみこの記憶を元に作った偽のメタルナンデナンデクマで、実際はワイスの子が称するセンセイだったのだ。マークは涙ぐみながら言葉になってない声でセンセイに言う:
『せんへいろうひ、お、おえのはらだ、ふわれた…(センセイ老師、お、俺の身体、食われた…)』
センセイ老師と呼ばれたその人間は慌ててこう言った:
『そう呼ぶなと言ったじゃろうが、ややこしいんじゃよ、儂の事は呼び捨てでセンセイでいいんじゃい』
紹介しよう、このセンセイ老師と呼ばれるお方の名前はセンセイ(仙聖)、プリュエストレラに存在したと言われる古代種の末裔だ。外観はペソアとそっくりではあるが、唯一ペソアと違うところと言えば、技術に長けており、プリュエストレラで義手や人体実験のパイオニアと称えられている凄腕科学者なのだ。ちなみに年齢不詳。
『ここで長居しても仕方がないわい、早くアーティアに帰るぞ』
と言ってセンセイは自分で開発した惑星間ワープ装置「センセイってテンサイ君6号」を取り出した。ネーミングセンスはスルーして欲しい。この人のネーミングセンスだけは唯一の瑕で…だが本人は自信満々に名付けているらしい。センセイは辺りに散らばった俺の胴体や骨を回収し装置に入れ、ワイスの子と一緒にワープに入りアーティアに戻った。
3日後…
『マーク起きろ、どうじゃ、今回の件は残念であったが、儂の腕でお前の顔から下にお前専用の武器やロケットランチャー、AGWEEまで義体に搭載してあげたぞい』
マークの義体をペシペシ叩きながら起こすセンセイ。
『ありがとうございます!センセイ老師!これで服さえ着てれば普通の生活もできますし、神狩りも続けられそうです!』
変な武器を搭載された事に全く触れずブれないマーク。
『だから儂の事は呼び捨てでいいと言ったじゃろうが!』
冗談と分かっていてもつい怒鳴ってしまう相変わらずのセンセイ。
『本当に感謝してます。老師』
マークは思う、アーティアで老師と会話していると一番心が落ち着く事を。
このアーティアは外界と全く関わりを遮断している為、他の惑星に比べ大変平和で、ついつい平和ボケしてしまう。
だからマークは老師にどれだけ感謝をしていても、己の使命は忘れられないと、常に自分に言い聞かせる。
『…』
無言で老師を見つめるマーク。
『分かっておるぞ、お前はお前の使命があるとか言ってもう出ようとするんじゃろ』
呆れた顔で説く老師、
『だが今回ばかりは少し待ってくれまいか』
『前にお前を助けにいったワイスの子の事を覚えているか?今日はあいつと一日デートをして親睦を深めて欲しいんじゃよ。何故とか聞くな、デートすれば分かるからのう』
あまり俺に頼みごとをしない老師の頼みだからこそ断りにくい。
しかもいつも老師にはお世話になっている。
恩返しという名目でマークは快く承諾した。
『・・・』
『・・・』
ワイスの子と肩を並べて歩くマーク。さっきから会話が全く弾まない。
というか改めて考えてみると、ワイスと一緒に肩を並べて歩くなんて初めてだ。
そもそもワイスって何食うんだ?寝るのか?錆たりするのか?
そんな女性相手にデリカシーの無い質問ばかりが脳裏をよぎる。
(そういえば、この子俺の事を、「私のマーク」って言ってたなぁ)
『ねぇ、君名前なんて言うの?』
ワイスは外観からして年齢の判別が難しい為、無難に女の子に尋ねるように問うマーク。
『マキ…ナ』
マキナと名乗るワイスの子は何故か少し声のトーンを抑えて言った。
恥ずかしいのか、なにか後ろめたい事があるのか、顔に表情の出ないワイスという生き物は頗る判別しにくい!
『マキナちゃんか、マキナちゃんは何か好きな物とかある?』
恐る恐るマークは聞く。
いや何も恐れる事はないはずなのだが。
『マキ…ナデイ…イ』
赤くならない顔を俯きながらマキナはそう言った。
なぜ照れながら言うのか今はまだ誰にも分からない。
『マークハ…ナニガス…キ?』
マキナは答えられなかったのか、質問を質問で返した。
だが実はこの質問、マークも返答できないのだ。
考えているフリをしながらまた沈黙し、歩いていく二人。
ふと、傍らで数多の種類のペンダントを売っている小さな店を見つけた。
マキナの足が止まった。
ずっと数多の種類のペンダントの内の一つ、薄く青く銀に輝くクリソベリルの物を眺めている。
マークはきっとマキナがこのペンダントを気に入ったんだと察し、
マキナにこう告げた:
『ちょっとここで待っててくれる?』
マキナはくるみ割り人形のように頷いた。
マークは小走りで店主にいくらか尋ね、躊躇なくそれを購入した。
プレゼントだし、ついでにラッピングもしてもらう事にした。
鼻歌歌いながら呑気にラッピング完了を待つマーク。
(早くマキナの喜ぶ顔がみたいぜ!まぁワイスは表情変わらんけど…)
その時だった。
穏やかで平和なこのアーティアの商店街の奥から甲高い悲鳴が聞こえた。
ラッピング途中で断り、未完成だけども不思議にマキナが心配で慌てて店を出た。
だがそこにいるはずのマキナの姿はどこにも見当たらなかった。
マークは慌てる。焦る。
『マキナーーーー!』
大声で叫んでも返事は返ってこない。
そういえば先ほど向こうで悲鳴があった、マキナがなにか厄介事に巻き込まれたんじゃないかと案じ、マークはダッシュしようとした。
「マーク様…貴方の心拍数が一定を超えましたのでAGWEE発動!」
義体のどこかから変な機械音が喋りだして、マークの足はAGWEEに変身した。
老師は相変わらずいい趣味をしているな…とマークは皮肉に思った。
AGWEE発進。
AGWEEはあまり高く飛べないが、徒歩より早く動けるお陰でマキナ探しが捗る。
商店街で悲鳴のした方角へ向かうと…そこにマキナはいた。
だが、マキナは全身を黒いマントとフードで覆った正体不明の人物と対峙している。
野次馬から聞いた話によると、その正体不明の人物がフードの隙間から見えるとてつもなく恐ろしい目つきで一般市民を睨み付けたと言うのだ。
それ故マキナは駆けつけたそうだ。
そしてその正体不明の人物は一向に話が通用しない。
さっきからずっとなにかボソボソ呟いている。
「…ッ…リン…」
マークは一瞬正体不明の人物の声が微かに聞こえたような気がした。
その声は忘れもしない声で、でもアーティアで聞こえる訳のない声でそれ故あまり気に留めておかなかった。
それにしても野次馬が多いせいか、熱い。
惑星を金属ドームで覆われているアーティアは朝晩の概念が無く、常にドーム内の永久機関による灯りで暮らしているのだ。
勿論ドーム内ではワイス等が錆びないように、湿気対策や温度調整がされている筈なのだが、なぜかここだけ無性に熱い。しかもさっきから温度は上昇している気がする。
刹那、黒ずくめの者の足場が地割れを起こした。
『…!』
マキナはとっさの地割れに反応できずよろめく。
マークはAGWEEで浮いているので地割れなど無縁だった。
そして野次馬とマキナがよろめいてる時、何故か平然と黒ずくめの者は一切動揺していない。
どさくさの中マークは黒ずくめの者と目があった。
どこかで見たことあるかのような鋭い目つき、真夜中のヤマネコのような目つき、遠すぎて何を言っているかは聞こえなかったが、口の動きだけでマークは黒ずくめの者が何を言っているのか理解できた。
(や・っ・と・み・つ・け・た・だ・ぁ・り・ん♡)
今はきちんと有る背中に悪寒が走る。
マークの本能が告げる、「これはやばい」と。
咄嗟に後ろに下がるマーク、マキナがどうなっているかなど考える余裕もなくテンパっている。
だがよく見るとさっきまでそこに居たはずの黒ずくめの者の姿が見当たらない。
自分が混乱しているのか?と疑うマーク。
その時、肩に硬く熱いゴツゴツした手が置かれた。
『ダーリン…今度は離さなぃからぁ…♡』
マークは考える、ここで抗っては先日のように身体を食い散らかされるだけだと。
例え今は老師が作ってくれた義体だからといってレンダのらみこにとって容易く噛み砕かれる。抗うのは悪手だ。じゃあどうするか?謝るか?隙を見つけて逃げるか?いや逃げたりなんかしたらアーティアの民がまた脅威に脅かされるだけだ。じゃあどうするんだ?戦う?冗談きつい、今の改造された義体で戦ったりなんかしたらアーティアが滅んじまう。考えろ、考えるんだマーク…自分に問い続ける。
(…仕方ない、この手を使うか。)
『ひ、ひさしぶりだな、与太郎。元気にしてたか?』
穏便に済ませる為、親しみを込めてらみこの本名で呼称するマーク。
『イヤン♡ 本名は恥ずかしいからやめてって言ったのにぃ///』
単純ならみこは照れる。
引っかかったと確信したマークは続ける:
『実は以前からお前の事を疎かにしてきたのは、俺が悪いと思う』
『次いつ会えるかなんて分からなかったが、詫びの印にお前に似合うプレゼントを準備していたんだ』
『与太郎 お前がこれを身に着けてくれたらきっと似合う きっと可愛い』
内心反吐を吐きながら気障な事を言い続ける勇敢なマーク。
『だから仲直りの印に、俺からのプレゼントのこのペンダント受け取ってくれないか?』
マークは賭けに出た。
これで仲直りができると踏んだからだ。
『…』
少しの沈黙の後、らみこはマークの肩から手をおろした。
そして感動で急に泣き出した。
嬉しさ極まって興奮のあまり背後からマークを思いっきり抱きしめた。
「バッキーン」
アーティアでは珍しくもないが、割れる金属音の軋む音が金属ドーム内で鳴り響いた。
そう、らみこの抱擁でマークの腰から下が粉々に砕けて取れてしまったのだ。
一気に上半身だけが床に転げ落ちるマーク。
野次馬もマーク自身も驚きを隠せない顔をしているのに、らみこだけは恍惚そうにマークの下半身を眺めている。
(・・・レンダって雑食だっけ?)
とりあえず、マークの目的は騒動を最低限に抑え穏便に済ませる事なので、下半身の件は後日また老師にお願いするとして、まずはらみこの件から解決する事にした。
『よ、与太郎。俺からのペンダント受け取ってくれるよな?』
マークは下半身は抱き千切られたものの、なんとかバランスを保ち、両手の手のひらにペンダントを置き、渡すようにらみこに差し出した。
『分かったわ!ダーリン、今回は許してあげる!♡』
とルンルン気分で乙女チックな口調で喋るらみこ。
本人は顔を赤らせて、笑っているつもりなのだろうが、生憎レンダは顔の色も変わらず、表情も分かりにくい故、怖い。
と、らみこは…
「ガブッ」
ペンダントの乗っかったマークの両手ごと齧りつき、千切り取り、飲み込んだ。
らみこは嬉しさのあまり、こうすればずっと一緒にいられると思い込み、両手ごと飲み込んだそうな。
『いや、おかしいだろ・・・』
両手まで噛み千切られたマークはバランスを崩し、両翼を無くした釣合人形ように地面に倒れた…だが、仲直りはできたので、まぁよしとしようなどと考えている内に、義体の損傷が大きい事が今になってきて返ってきて、気を失った。
その頃、少し離れたところで体勢を立て直していたマキナは、マークとらみこのやり取りを羨ましそうに見つつも
『ちっ』
と、ワイスには似合わないどこか冷たく悲しく切ない舌打ちをした。
つづく・・・
【次の方への無茶振り要求】
アグナに居たらみこがメタルナンデナンデクマから逃げてどうやってアーティアまで潜り込んだかの丸3日間の回想チャプターと、なんとか上手く「らみこ→マーク→マキナ」でドロッドロの三角関係を築いてください。
次のターン:【oruma】先生を指名します。
次の方へ一言:小説を書く事自体不慣れで、言葉遣いがおかしいところが多々あるとは思いますが、よろしくお願いします!もし理解できない事があれば協力しますのでまた教えてください!
【設定資料集】
●続・神の箱庭の主人公の名前は何ですか?
マーク・モダリティ
●主人公の生い立ちはどういったものですか?
すでに文明が崩壊したある実験惑星からやって来たらしいが、多くは謎に包まれている。男・年齢不明。
●前作の主人公や登場人物は出てきますか?名前を教えて下さい。
ペラパンダ、ナンデナンデクマ
●小説のジャンル
ラブリーコメディ
●主人公以外の主な登場人物の名前
謎の商人:バッカス
オタサーの女王:らみこ
●主人公以外の主な登場人物のおおまかな設定
バッカス(41)/男
謎の商人。銀河を股にかけ、どんな商品でも仕入れる。女に弱く、彫りが深い。
パンツはボクサー派、最近の悩みはすぐシャツのボタンがはじけ飛ぶこと。
らみこ(?)/?
M大オタサーの女王(?)。少なくても6年以上サークルに在籍しているらしい。
オタサーの姫潰しでその界隈では有名らしい。声はハスキー。本名:与太郎。
●続・神の箱庭の舞台(世界観)は?
舞台となる星は、5つの国があり統治されている。
すべての国は高度なテクノロジー文明である。
周辺の宇宙域には複数の惑星が存在し、
そのすべてに航路が設定されているので、惑星間の往来は自由に行える。
●この世界での常識とは?
この星では、手を挙げた時、もう一方の手を脇を隠すようにあてる。
●この世界でよく使われる移動手段は?
個人の移動手段としてよく使われているのは、パーソナルトランスポーター「AGWEE」。
足に装着し使用する。移動時は地面より20cmほど浮き、最大速度40km/hで移動できる。
●主人公の職業は?
自宅警備員。実はすごい能力をもっているが、未だその能力が役に立ったことはない。
●主人公の特技は?
事故を装って女の子の着替えシーンに出くわす。確信犯レベルのラッキースケベ。
●主人公の口ぐせは?
「神は死んだ。俺が殺した。」
●主人公の家系に代々伝わる秘奥義は?
撓歪之断罪弾(読み:ジャミングリボルバー)
●主人公の唯一な苦手なものは?
ナンデナンデクマ
●ヒロインの名前と大まかな設定を教えてください。
名前:マキナ
既に滅びた実験惑星のミッシングテクノロジーによって生み出された謎の少女。
「マキナ」という名前も実は本名ではない。
●主人公の身体能力は?
自宅警備員なのに視力は肉眼で2.5、足が速いのが自慢で、
身体は(物理的に)打たれ強い。
上半身の筋肉が長年に渡る自宅警備故やや劣っており、
片手を上げた時とっさにもう片方の手で上げた手の脇を隠すのに時間を要する。
何故か「術式」も「魔法」も少し使える。
●舞台となる星の名前は?
神之箱庭(読み:プリュエストレラ)
●この世界の種族構成は?
主に11の神種族+半神族「迫害のモイティエ」+人類族「奴隷のペソア」
上記よりこの世界は成り立つ。
簡易説明:
※地神族「テラ」:人型種族。自然の力と科学を掛け合わせた「術式」を操る。好戦的。
※魔神族「マギ」:自然の力を借り、魔法や動物を駆使する種族。平和主義。
※巨神族「ゲント」:全ての神の祖先ともいえる存在の末裔。巨人。呑気。
※侏神族「ナイン」:小人族。足が速く、怪力。賢く、長寿。紫外線に弱い。
※偉神族「ディーエ」:自然現象を司る種族。姿は多種多様?群れを成さない。
※翅神族「エイサ」:人型。翼の生えた神。カナヅチ。術式で惑星の防衛を司る。
※堕神族「ベステシュ」:破壊や不幸を愛す嫌われ者。人類族「ペソア」を喰らう。
※人類族「ペソア」:無力な奴隷。外界から連れてこられる?稀に強い個体も?
※鬼神族「オルコ」:トリックスター。堕神族と仲がいい。人類族は食べない。
※半神族「モイティエ」:混血の迫害種。フードを被り、人目を忍んで暮らしている。
※龍神族「レンダ」:翼と角、尻尾を持つ巨獣人。好戦的。皮膚が超高温。
※霊神族「フィー」:8割女性の不老不死族。澄んだ空気が主食。天候管理魔法を使う。
※機神族「ワイス」:機械族。高科学力。秘密主義。人体実験をしているという噂も?
(詳細は【神の箱庭】設定資料6 http://sh-games.com/13147.html )を参照のこと)
●プリュエストレラに存在する5つの大国、各名称を肩書き付きで教えてください。
舞台となる惑星「プリュエストレラ」には5つの大国がある。
1、約束されし繁栄の国「テオ」
地神族「テラ」、翅神族「エイサ」、巨神族「ゲント」3種族の合議制により運営。
2、豊かなる自然の国「ミツネ」
平和主義の魔神族「マギ」と不老不死の霊神族「フィー」が住む。
国土の8割は森林と草原である。
3、深き闇の国「ゴア」
堕神族「ベステシュ」が運営する力こそがすべての国?広大な地下を有する。
日々彼らは翅神族「エイサ」の結界を破壊し、
食料となる人類族「ペソア」を他惑星から連れてきている。
鬼神族「オルコ」、侏神族「ナイン」は国政?には参加しておらず、
堕神族「ベステシュ」が管理していない地下に住んでいるという方が正確であろう。
4、熱き火山の国「アグナ」
活火山が火を噴き続ける灼熱の国。高温耐性がある龍神族「レンダ」が住む。
5、覆われし鋼の国「アーティア」
機神族「ワイス」が住む超巨大な金属ドーム。
6、所属しない者達
人類族「ペソア」:神にとっての餌兼奴隷兼通貨。
半神族「モイティエ」:混血の迫害種。
偉神族「ディーエ」:群れを成さない。
彼らは決まった国家に所属していない。
●主人公マークの愛用する武器を教えてください。またその名称も。
銃旋棍「Neu-bayonet」(ノイ・バヨネット)
仕込み刃&銃付きのトンファー。(気になる方は「ガントンファー」で検索)
「術式」「魔法」双方に適合する特殊素材で作られており、
その共鳴波を打ち出すことにより対象の特殊効果を阻害する
『撓歪之断罪弾』(読み:ジャミングリボルバー)を放つことができる。
●プリュエストレラに存在する5つの大国、それぞれに流通する通貨の名前はなんですか?また他国との為替も教えてください。
5大国はそれぞれ自らの国の名を関した金貨を発行している。単位はG(ゴールド)
(「テオ」「ミツネ」「ゴア」「アグナ」「アーティア」金貨)
この世界の金貨は現実世界とそれとは異なり、
劣化、変形に強い黄金色の魔法金属「オリハルコン」で出来ている。
(よって最も熱き火山の国「アグナ」でも流通している)
基本的に純度はどの金貨も同じなため、為替に当たる概念は存在しない…
…はずなのだが、
堕神族「ベステシュ」が運営する深き闇の国「ゴア」の金貨だけは粗悪という噂である
基本的に金貨以下の単位は存在しない。
また、人類族「ペソア」が貨幣の代わりとして使われることもある。
●主人公「マーク・モダリティ」の目的はなんですか?
ナンデナンデクマの暗殺、および彼の社会的地位の簒奪
最終目標はニート卒業
●主人公とヒロインはどこで出会ったのですか?
銃旋棍「Neu-bayonet」(ノイ・バヨネット)を使って
ナンデナンデクマを暗殺しようと露天風呂に進入したが
着替え中のマキナを見つけるラッキースケベ技能を発動し出会う
●ヒロインの口癖は何ですか?
相手の手をとって 『あったかいねっ!』 と、言って微笑む
●ヒロインは主人公の第一印象をどう思っていますか?
これ(人)は、ひょっとして私の……?
●ヒロインがピンチに陥ったとき、主人公の取る対応は?
ヒロインを助ける為に、ラッキースケベ能力で銃旋棍のエネルギーを補給しようと、
付近の女子を探し出し、やっとの思いでラッキースケベを発動するも、時すでに遅く、
自身で危機を回避したマキナに、白い目で責められ土下座する。
――――――
●ナンデナンデクマの弱点は?
ナンデナンデクマは鋭い嗅覚を持つがデリケートが故に刺激的な臭を苦手とする。
特に発酵食品の匂いに敏感で、嗅いですぐに何らかの行動的ペナルティを受ける。
軽度であれば鼻水・くしゃみ・涙が止まらなくなる程度だが、
重度になると吐血し死に至る場合も。
●実験惑星の文明崩壊をもたらした【最後の実験】とは?
実験で作られたナノマシンの暴走。
不老不死の夢をかなえる為に様々な実験を繰り返し、
傷ついた細胞を自動検知・修復する機能を持ったナノマシンを開発中、
最終段階の実験で何らかの理由により、
与えられるはずだった様々なリミッターが外れたままプログラムが暴走。
結果、傷ついていない細胞を自動検知・攻撃するようになってしまった。
しかも有機物から自分のコピーを作り出すことができる機能を持ち合わせており、
無限に増殖、生きとし生けるもの全てを対象に攻撃を開始した。
●主人公&マキナの変身アイテムは?
パーソナルトランスポーター「AGWEE」型のアイテム。
通常のAGWEEと同じように移動手段としても使えるが、
主人公は自宅警備員なのでその機能が使われることはほぼない。
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