どうも、自炊男子のRYO-Zです。
今回は自炊ネタではなく、最近上海で見かける自転車の話。
こんな変わった形の自転車見かけた事ありませんか?
これはMobikeというアプリで使えるレンタル自転車。
レンタル自転車と言えば地下鉄の駅を出た所やオフィス街で、駐輪場を見かけますよね?
例えば天山パークソン横とか、古北路×仙霞路交差点近くとか。
あれは地区が管理している自転車で、MobikeはUberが管理している自転車。
大きく違うのは、前者が駐輪場から駐輪場の移動に限られるのに対し、後者はどこで拾って乗っても
どこで乗り捨てても可能(一部ルールあり)という事。
自転車の移動はやはり点から点というのが魅力。家から駐輪場へ行って乗って、そして駐輪場に
停めてから目的地に歩くというのは面倒ですよね。その点Mobikeは目的地近くまで乗っていく事が
可能という便利なシステム。
配車管理のUberが管理しているらしい、非常にユーザーフレンドリーなシステムです。
私は自転車で通勤しているのですが、出勤の時に雨が降っていて自転車が使えない場合、
帰宅時には必然的にバスか地下鉄を使う事になります。例え天気が回復していても。
バス停へ向かう距離、バス停から家に帰る距離が何か損した気になるんです。
でもこのシステムを使えば、帰りも自転車で家まで戻れます。
例えば休日に出かけた際にも、地下鉄駅から目的地まで歩くにはちょっとって距離がありますよね。
駅からタクシーだと短すぎるって距離とか。
そんな時もこの自転車があれば、駅の近くで拾って目的地で乗り捨てという便利なシステム。
もう一つ言えば、地区管理の自転車を借りるためには外国人の場合非常に手間が掛かります。
デポジットも高かったと思います。
このシステムは導入の敷居が低いんです。それも私が使い始めた理由の一つですね。
インストールは支付宝を持っている方であれば簡単。(微信支付も使えます。)
まずはこのアプリをダウンロードして下さい。
あとは指示に従ってデポジット(299元)と、パスポート写真(パスポートのみ、パスポートを顔の前で
持って撮影した写真)の2つ、携帯番号を送信するだけ。
私は1時間程度で登録の連絡がありました。
登録するだけでは利用料金(1回30分以内1元)が入っていないので、トップアップします。
これも支付宝アカウントがあれば非常に簡単。(微信支付も可)
アプリを起動してみましょう。
使い方も簡単。
まずは自分の居る場所、あるいは自転車を拾いたい場所を地図上で選択。
そうすると、その近くにある利用可能な自転車が表示されます。
使いたい自転車を選んだら、予約ボタンをポン。これで15分間キープされて、ほかの人のマップから
見えなくなります。
15分以内に自転車を見つけたら、次は画面下の「Unlock」ボタンをポン。
2Dバーコードスキャンの画面になります。
自転車に付いているバーコードをスキャンして暫く待つと、自動で開錠されます。
さぁ、自転車で颯爽と出発しましょう。
目的地に着いたら、忘れずにロック。
そして自転車が何処にあるのか分かるよう、分かりやすい背景を入れた写真を撮影して送ります。
(これはしなくてもOK。私の場合はこの写真に助けられた事が何度もあるので、必ず撮影してます。)
はい終わり。簡単でしょ?
注意事項を幾つか。
まず自転車は基本的に歩道の白く囲まれた駐輪スペースに停めること。(小区への持ち込みは不可。)
自分の鍵を使って固定するのも当然不可。
自宅に持ち込むのも不可。(おそらくGPSで追いかけられているので、GPSが反応しなくなるとアウト。)
各自アカウントを作った時点の持ち点が100点で、自転車に乗ったり小区内で発見した自転車を申告
したりすると加点されます。逆に鍵を忘れたり、上に書いたような事を見つけられると減点されます。
特に鍵を忘れて自転車を盗まれたり、独占目的で個人的な鍵でロックしていると一気に0点になります。
Mobikeには銀色車体にオレンジタイヤのモデルと、一般的なオレンジ車体のモデルがあります。
特徴的なのは銀色のモデル。
・前後ともタイヤが片側持ち。
・タイヤはノーパンクタイヤ。
・サドル(座席)が上下出来ない。
・ベルは内蔵。
・チェーンではなく自動車のようなギア駆動。
最初この仕様は故障防止のために考えられたのだと思ったのですが、ひょっとすると性悪説を
基にできているのかも知れません。なぜなら、片側持ちのタイヤは普通の自転車には流用出来ませんし、
ギア駆動はチェーンを盗めません。上下出来ないサドルは取れませんし、内蔵されたベルも同様。
「盗まれるような物を置いておく方が悪い」という考えがベースなのかも知れませんね。
自転車乗りとしては(ロードバイク愛用者です)、サドルの上下が出来ない自転車は有り得ないんですが。w
グリップの奥にベルが設置してあります。回すと鳴ります。
最後に。ここまで盗難防止に力を入れた自転車ですが、私が乗ろうとしたらペダルが盗まれてました。w
ペダルは流用出来ますからね。思わず「耳なし芳一」を思い出しました。(´∀`)
上海はほぼ平地で自転車専用レーンがありますので、日本よりも走りやすい環境です。
ただし後方確認せずに車線変更したり、左右を見ずにいきなり車道に出てくる阿呆も多いので、
日本の倍気を使ったほうが無難です。
使えば行動範囲も広がり、上海生活が楽しくなるに違いないMobike。
興味のある方は是非!
RYO-Z
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