【ゲーム中だけど】 番外編 小説エイリアンシリーズ

こんにちは、ふぁみです。今日は前回記事の続きと言うか…番外編?
をアップさせてもらいます。 (本編がまだ3回しかないのに)

前回、名前まで紹介したんですが、【八頭大(やがしらだい)】の
名前だけで誰のことかわかった方、どれくらいいるんでしょう? 

※ちなみに、ゲーム部のメンバーでは私以外2名はいました。
  しかも、結構即答に近かったと言う……嬉しかったですね~。

では、大ちゃんをご紹介!

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<大ちゃんイラスト>

大ちゃん・八頭大は菊池秀行の【エイリアンシリーズ】の主人公です。 

今は無き、黄緑の背表紙で統一された【ソノラマ文庫】から出ていた
【エイリアンシリーズ】という小説なんですが、みなさん知ってますか?

本当はシリーズ名は無かったんですが、便宜上ファンの人達はみんな
エイリアンシリーズって呼んでいました。(少なくとも私の周りでは)

※2007年にソノラマ文庫が無くなってからは、ソノラマノベルスに
 引き継がれて、今は【トレジャーハンター八頭大ファイル】って
 名前でシリーズ化されてれているみたいですね。

どんな話しかと言うと、都立高校3年生の主人公が、超エロ美少女を
相棒(?)に、世界をまたにかけ、大国の情報機関なんかと戦いつつ
お宝探しをする話です。

トレジャーハンターと聞いて頭に浮かぶのは、インディー・ジョーンズや、
トゥームレイダーのララ・クロフトですが、彼らはトレジャーハンターで
あると同時に、考古学者でもあると言う設定があります。

でも、大ちゃんは100% トレジャー・ハンターなので、手に入れたお宝を
お金に換える事にも抵抗がありませんし、正直お宝さえ手に入るならば、
遺跡なんてぶっ壊しちゃっても平気なんです。本人も言っていますが、
所詮、墓泥棒なんで。前述の彼ら側から見たら、完全に悪役ですね。

お宝探しなのに、なぜ【エイリアンシリーズ】?
それはですね、大ちゃん達が狙うお宝に答えがあります。

始めは埋蔵金とか宝物を狙っていたはずだったのに、話が進む内に、
お宝は実は【エイリアン】がらみのオーパーツ的な物だった。
もしくは、ラスボスがエイリアンの子孫だった……と、毎回必ず狙った
獲物がエイリアンに繋がっているんですよ。

だから、タイトルにも必ず【エイリアン】の文字がついているんです。 

エイリアン相手に戦う主人公? じゃあ、彼には特殊な能力が?

今のラノベなら、そんな設定になりそうだけど、これ、もう、かれこれ
30年以上昔に書かれた小説ですので、主人公は異能なんて無いし
異世界に行ったりとか、生まれ変わりとかはいたしません。

それじゃあ、お話にならないでしょう? 

だから主人公の大ちゃんは、1つだけチートを持っています。
どこそこのお兄様の様な魔法が使えるとか、前世が魔王様だった……とか、
そんな、もんじゃありません。 

どんなチートかって? それは……すばり、金! 『お・か・ね・です』

大ちゃんは歴代トレジャーハンターを生業にしている八頭家の第45代目。
だから、先祖伝来の財宝や、自分で探し出したお宝を山の様に持っている。
そして、宝探しの為にそれを惜しみも無く使います。

学校や、警察や、法務局や、総理大臣……あげくNASAにまで。

寄付と言う名の賄賂(金)を各方面にばら撒きまくり、電話1本でお宝に
関する最新情報をもらったり、最新武器&装備を開発させたり。
大ちゃんの金の力で総理の座に着いたとか、自校の校長に死体の処置を
させたなんて話もありました。

主人公としては、結構、えげつな~い、チートです。
(逆に今時のラノベ主人公には無い設定かも)

どれぐらい資産か……1部拝見。

<お金>
資産は9000兆円 (兆ですよ、兆! ※注=主人公、高校生です) 

先祖代々トレジャーハンターの家系で、代々のご先祖様が手に入れてきた
数え切れない財宝の数々が……こんな感じ。

<財宝>
●中国=殷墟の地下で発掘された黄金の壺、
●古代ペルシアを祖とするゾロアスター教の光神アフラ・マズダをかたどった銀面
●ギリシア=純金製五十分の一パルテノン神殿模型、
●イタリア=ローマ皇帝ネロの宝剣、
●インド=ハマウルヤ朝の全ページ黄金作りの仏教経典、
●中国=歴代王朝秘蔵の大真珠、珊瑚、金杯、杓。
●ヨーロッパ/フランク王国=黄金の糸で織ったカロリンガ王朝の王衣、
●トルコ=セルジュク朝栄光を示すダイヤモンドつくりの馬車と純金のハーブ。
●フランス=ルイ14世所蔵の宝石二百粒三千カラットを散りばめた黄金の手袋、
●ロシア=ロマノフ王朝皇帝ニコライ二世が隠したサリン女帝の宝冠。

※作者もよく考えましたね、これだけ。
※殷墟は実際に行って見てきましたが、発掘物は青銅器が中心でした。
 (黄金は八頭家にもって行かれちゃったんですね……笑)

この資産で開発された、最新武器&装備は、007も顔負けの品ばかり。
金属探知機に引っかからない紙制の拳銃とか、時速100kmまで出る、
組み立て式バイクとか、ひょっとしたら本当に開発中?と思うような物も
いろいろ出てきます。
※だけど、携帯電話って出てこないんですよね。30年前には作者も
  想像できなかったのかな?

武器&装備の話やアクションシーンを読んでいると、トレジャーハントよりも
007とかミッション・インポシブルみたいなスパイ物か?と思えるぐらい、
武器も、装備も、敵もいっぱい出てきます。

大ちゃんは口も悪いし、態度も横柄だけど、実は情に厚くて義理堅い。
普段はヒロインの寝姿のぞいてる、ただのスケベ男子高校生なんだけど、
お宝探している時、特にピンチを切り抜ける時に発揮される智恵と度胸、
あと、なんだかんだと言い訳つけて、ヒロイン助ける時が、めちゃ男前!

表紙&挿絵はイラストレーターの【天野喜孝】さん。(画像参照)
※当時はソノラマ文庫でたくさんお仕事されてたんですよね、天野さんも。

同時期に、このシリーズと並んで同作者の【吸血鬼ハンターDシリーズ】も
執筆されていましたが、私は作品自体もエイリアンの方が好きでしたし、
主人公もDより、大ちゃんの方が断然好きです。

※Dはなんか人間味が薄いんですよね……まあ、彼はダンピールだから
  当たり前なのかもしれないけど。

吸血鬼ハンターDは2回映像化されていて、バブルの頃にはラッセンの画と
並んで<シルクスクリーン>の販売なんかもされていたので、そりゃあ、
人気があったんでしょうよ、エイリアンシリーズよりも。

※大ちゃんの画は1個も見なかったですからね。<ガッチャマンの鷲尾健>や
  <みなしごハッチ>の画ですらあったのに……。(話がそれちゃいましたね)

でもね、Dシリーズには大事な物が欠けていたんです。
エイリアンシリーズにはあって、Dシリーズには無かったもの……。

それは、レギュラー・ヒロイン。

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<ゆきイラスト>

こちらが、エイリアンシリーズの、もう1人の主人公&相棒(ヒロイン)の
【太宰ゆき】ちゃん。

彼女も、大ちゃんに負けず劣らず、めちゃくちゃ魅力的です。
いや、きっと男子読者にとっては大ちゃん以上に魅力的だったと思います。

ゆきちゃんは、大ちゃんが自分の両親より尊敬していたトレジャーハンター
太宰先蔵の忘れ形見で、うるんだような黒い瞳、ほんのり濡れた唇、

そして……これ、最重要!

【どんな男の下半身にも衝撃を与えそうな体と、色っぽさを持った】 しかも、
お金&お宝と聞けば妄想&発情しちゃう【金銭欲望症】の女子高生。  

どうです? 魅力的でしょう?  

このヒロインが毎回、これでもか!ってぐらい、裏切るは、お宝くすねるは、
敵に寝返えるは、旗色が悪くなると、泣き落とし&開き直りと……
やりたい放題で大ちゃんを翻弄しまくる。(ただでさえ、敵や障害が多いのに)

大ちゃんいわく、

『あの厄病神娘!(カラミティ・ジェーン) 平気で臓腑をえぐる悪態をつき、
人をペテンにかけ、必要とあらば色仕掛けでにじりよってくる女子高校生』

でも、本当に大ちゃんがピンチの時は、拳銃片手に助けに乗り込んでくる
肝っ玉のぶっとい美少女なんですよ。(実践空手の使い手だしね)

だから、大ちゃんも心の中では……

『血の気は多い。悪態はひと一倍。腕っぷしもたつ。しかし、やさしい子だ』

と、思ってる。

だから、毎回、どんな目に合わされても、彼女を危険から遠ざけ、
敵地に飛び込んで、命がけで彼女を守ちゃうんですね。(いい男だ!)

こんな二人の出会いから、コンビ結成までが書かれているのが、

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【エイリアン秘宝街】(シリーズ1作目)

今回、この記事を書くにあたり何十年ぶりに読み直してみたんですが……

やっぱり、面白い! (止まらなくて、仕事の休憩時間まで読んじゃった) 

大まかなエピソードがこんな感じ。

●冒頭、大ちゃんを訪ねて教室まで来て、息絶える老人。
●老人が残した、謎の【触手】と、厚みのない影と同じ完全二次面の【水晶片】 
●日本橋の地下で掘り当てた江戸時代の【桐屋の財宝・時価5千億円】
●人間を食べる異形の生物が巣食う家
●主人公を退学させる為、陥れようとする、熱血教師
●主人公を見舞う、ヒロミと付き合っているアイドル征子(時代を感じる~)
●同じく江戸時代の【よだれ長者の無から金を作り出す道具】
※無(空気)から金を作るって、ハニーちゃんの空中元素固定装置? 

これらが、全部、見事に1本の線につながっていくんです。

あと、先にも書きましたが30年以上前の作品なんで、発売当時は【ラノベ】
なんて言葉も無く【ジュブナイル】と言われた、青少年向け小説だったのに……

めちゃ、エロい。

主人公もヒロインも高校生なのに、いいの~?ってほど、エロ描写が。
今のラノベでもエロいな~と思うのは多々ありますが……

エロが違う!

なんて言ったらいいのかな……エロじゃなくて、エロス?

あえて例えるなら、今のラノベのエロが<蒼井そら>だとしたら、
エイリアンシリーズのエロは<五月みどり>みたいな? 
(両方とも見たこと無いですけどね!)

大ちゃんは毎回、奥様&お姉様を己の体とわざで篭絡して協力させただの、
世界中の娼婦相手にブイブイ言わせただのって…… ※おい、おい。
(実際に怪猫伝では情報取るために、人妻としちゃってるしね、大ちゃん)

ヒロイン・ゆきちゃんに至っては、始じめは大ちゃんに太腿お触りさせる
ぐらいだったのが、毎回エスカレートして……とても、ここには書けない。
魔界航路では、ついに百合まで体験しちゃうなんて。
※しかし、いつもギリギリの所で純潔はキープする、スキルはすごい。
(まあ、ゆきちゃんの貞操は、高確率で大ちゃんが守ってますけど)

菊池秀行なんだから、エロは当然! そう、そう……なんですけどね。

ソノラマ文庫なのに、よく編集さんもOKだしたなと。
同じ頃のソノラマ文庫のシリーズ物はこんな感じ。どれも健全でしょう~。

夢枕獏/キマイラ・吼 シリーズ
笹本祐一/ARIEL シリーズ
高千穂遙/クラッシャージョウ シリーズ 
清水義範/エスパー・コネクション シリーズ

キマイラ・シリーズは、若干それらしい事を匂わせる描写があったかもしれない
でも、エイリアンシリーズほど、しっかり書かれて無かったですからね!

ソノラマ文庫で発刊されていた【エイリアンシリーズ】はこれだけ

エイリアン秘宝街
エイリアン魔獣境(上・下)
エイリアン黙示録
エイリアン怪猫伝
エイリアン魔界航路
エイリアン妖山記
エイリアン邪海伝
エイリアン京洛異妖篇
エイリアン魔神国(上・中・下)
エイリアン魔神国 完結編(1・2・3)
エイリアン蒼血魔城
エイリアン黒死帝国(上・下)

上記の内、1番面白い&人気と言われているのが【エイリアン黙示録】

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でも、私が1番好きなのは【エイリアン怪猫伝】です。
(この話で、大ちゃんのゆきに対する気持ちがわかった気がする)

【妖山記】や【京洛異妖篇】も結構好きなので、こうしてみると意外に
私は日本が舞台の話が好きみたいです。
(日本舞台だと、怪奇物っぽいからかな)

多くのファンが語っていますが【エイリアン魔神国】以降は話に勢いが
なくなってしまって……面白くなくなってしまったんですよね。
私も魔神国の中で読むのを止めてしまいました。

でもね、秘宝街から魔界航路までは、間違いなく面白いです。

ソノラマノベルズになってからは、表紙&挿絵も天野さんから別の人に
変わってしまって、雰囲気が全然別物になってしまったのが残念です。
(世界の天野喜孝になっちゃったから、仕方ないんですが)

読んで見たいなと思った方は、是非、黄緑の背表紙・ソノラマ文庫の方を
古本屋さんで探して読んでください。
(天野さんのイラストの方が、作品の雰囲気に絶対合ってますから)

筆:ふぁみ 

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