こんにちは、ふぁみです。
当ブログの愛読者さんはご存知だと思いますが、7月のゲーム部はカラオケあり、
ドッチボールあり、ピカリンありと…イベントてんこ盛りで、よく思い出してみたら
私、ほとんどボドゲーをしていないんですよ。
『どうしよう、ブログにゲーム体験が書けない~!(ネタが無い)』
前にやったゲームで、記憶を頼りに書けばいいんですけど、その記憶に自信が
ないんですよね……どうしよう。 なので、今回も番外編とさせていただきます!
何について書こうかな…と考えたんですが、先日、Dさんが7月開始アニメの
記事をアップしていたので、今季始まった作品で『私イチ押し』の作品を
紹介したいと思います。(あくまでも、私のイチ押しですからね~)
ふぁみイチ押しの作品とは? これでーす!
【Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀】(以降はサンファンの省略形で)
アニメじゃな~い! ええ、そうです、【人形劇】です。
でも、「アニメジャパン2016」にも参加していたからいいんですよ、アニメ枠で。
日本でも放送が始まる前から、ネットでは結構話題になっていたみたいだし、
実際に放送開始後も、ネット上に実況&感想板ができて『サンファン』の
名前で盛り上がってるんですよ。
人形劇と聞くと昔懐かしNHKで放送していた【三国志】とか【プリンプリン物語】を
思い出す人もいるんじゃないかと思いますが、NHKじゃありません。
<TOKYO MX>、<BS11>、<AT-X>で放送、バンダイチャンネルで配信しています。
どうです? 放送局を見れば十分アニメ枠でしょう~。
【Thunderbolt Fantasy 東離剣遊紀】は、台湾の【ピリ布袋劇】と言う人形劇で、
布袋劇と言うのは元々中国大陸が発祥なのですが、1980年代から台湾が
独自に発展させたものなんだそうです。……どこが独自かと言うと、
特徴1<人形>
登場人物はすべて面長の【美男&美女】(*モブとの差がめちゃ激しい)
※ヒロインのタン・ヒちゃんだけが、丸顔に大きな瞳になっているんだけど、
それにはちゃんと理由があるみたいです。
衣装&小物もすごく凝っていて、女性の衣装はもちろんなんですが、男性の衣装も
すごく華やかなので、きっとコスプレし甲斐があると思います。
人形の作りもとても精巧で、目を閉じたり、口が動いたりとかは、他の人形劇でも
ありましたが、このピリ布袋人形は血を吐いたり、涙を流したり、煙管でタバコを
吸えば口から煙が出たり、箸を使ってご飯食べる様な繊細な動きも出来るんです。
特徴2<操作&演出>
手についている細い棒で、操作するタイプではなくて、人形の頭部や手足部は
木製だけど、それ以外の身体部は布製の衣服で手を人形の衣装の中に入れて、
操作しているそうなんですが……
『本当に人が操作しているの?』って、思うほど、人形が動く、動く!
人形がくるくるスピンしたり、飛ぶは、走るは、武器をガンガン振り回すわ、
第1話でさっそく、首チョンパするし、はては、爆発までしちゃったりと……。
※実はサンファンを見る前にネット配信で、別のピリ布袋劇を見た事があって、
てっきり特撮だと思っていたんですよね(人が操作しているとは思ってなかった)
あと、歌舞伎のように【見得】切ったりなんかもします。これがカッコいい!
※この見得を切った時がいいんですよ!人形なのに見得切った角度で
表情が違って見える気がしてくるから不思議。
中華武侠物特有の<気功>&<術>&<必殺技 >が出る時は、CGによるエフェクトが
追加されて、まるで日曜朝の特撮みたいです。
(空間に文様とかが、ぷわぁ~って浮かび上がる所がウィザートっぽい)
他にも演出として、風を吹かせたり、雨を降らせたりとかは、CGじゃなくて本当に
人形に水をかけたり、砂嵐のシーンではわざわざ特別な砂を用意(作製)したりも
しているんだそうです。
※bilibiliにアップされていたメイキングSPを見たんですが、1点物の貴重な
人形に対してこの扱いは『あまりにひどいんじゃない、壊れない?』と、
こっちが心配になるほど、人形ごと投げるは、砂ぶっかけるわ……
台湾すげー!です。(日本だったら、絶対人形製造した人が切れますね)
衣装部分に手を入れて操作している筈なのに、頻繁に【足】び部分が画面に
映るんです。足の部分だけ別撮りして、入れ込んでいるんだと思いますけど。
階段登る時とか、戦闘時にちゃんと【足裁き】が映るんですが、これが有るか
無いかで全然違うんですよね。……なんて言うか、特に戦闘に。
技を繰り出す時の踏ん張り&タメが足の踏ん張りで表現されて、ちゃんと
『武術してる』って感じがするんです。
人形のことはわかったら、じゃあ、肝心なストリーはどうなんだ?
そうですよね、↑ これが1番大事ですよね。
もちろん、ストーリーもすごく面白いです。
中華武侠物なので人によっては、好き嫌いがあると思いますが、金俑の小説が
好きな人なら、間違いなく面白いはずです。<義を見てせざるは勇無きなり>
まさに王道!!のストーリーです。
台湾の人形劇なのに、なんと原案&脚本は台湾じゃなくて、日本製。
しかも【虚淵玄】さんとくれば、面白くないはずない!
—-【あらすじ】———————————————————
(日本にない漢字は文字化け防止の為、カタカナ表記です)
かつて魔界の軍勢と人間界が争った戦において、人間たちによって鍛造され
無双の力を発揮した数々の武器である「神カイ魔キ」。
物語はこの神カイ魔キの中でも最強と言われた「天刑剣」をめぐる争いが中心。
天刑剣の鍵を保有する護印師のヒロインとそれを助ける主人公達VS天刑剣を
奪わんとヒロインを狙う悪の組織との死闘。
————————————————————————–
まだ4話まで見ましたが、口八丁の主人公に『義を見てせざるは勇無きなり』と
脅されて、半ばむりやりつき合わされるもう1人主人公が、なんのかんのと
言い訳しながら、最後にはちゃんと仲間を助けるのが、いいんですよね~。
脚本だけじゃなくて、他も製作陣もすごいんですよ。
【音楽】 澤野弘之
【音楽制作】 アニプレックス
【キャラクターデザイン】 ニトロプラス
【原案・脚本・総監修】 虚淵玄
【主題歌】 「RAIMEI」 T.M.Revolution
『そりゃあ日本でも話題になりますわ』って、メンバーでしょう?
さらに日本語版の出演声優陣がこれですよ!
【登場人物&声のキャスト】
*登場人物名は漢字で書くと文字化けしちゃうので、カタカナで統一しました。
*左側はキャラクターデザインのイラストで、これを基に人形を製作したそうです。
(だから、タン・ヒちゃんは日本風の丸顔&大きな瞳になったんですね)
<主役側>
リン・セツア (鳥海浩輔) *主人公・智&人脈が豊富な謎の貴人
<敵側>
ベツ・テンガイ (関智一) *天刑劍を狙う悪人・剣のコレクター
リョウ・ミ (戸松遥) *ベツ・テンガイの僕・少々ドジッ子?
<その他・主要人物>
ケイ・ガイ (大原さやか) *死人使いの女魔族
セツ・ムショウ (檜山修之) *リン・セツアを狙う殺し屋
ナレーション (田中敦子)
(お金かかっててそうな、キャストだ)
映画や、海外ドラマ吹き替えの声優さんが起用されるのかと思っていたら、
アニメで活躍している声優さんがキャスティングされていました。
※本来は1人の講談師さんが、全員の声をあてるらしいです。
このキャスティング見て、ピン!と来た人いませんか?
そう、【fate/zero】のキャスティングと、被っている人が多いんですよね。
『ニトロプラスだし、脚本が虚淵玄なんだから』
そう言っちゃえば、そうなんだけど・・・・・・狙ってるとしか思えない、
設定&配役なんですよ。
第1話 <雨傘の義理>
まず、1話の中盤で登場した剣の達人ショウ・フカンを演じるのはアーチャーを
演じた諏訪部順一さん (アーチャーは剣も強かったですからね)
第2話 <襲来!玄鬼宗>
2話の最後に超人的な弓でショウ・フカンを助けた弓の名人シュウ・ユンショウを
演じているのが衛宮切嗣を演じた小山力也さん。
この時は実況で、『切嗣がアーチャーになった!』と、大盛り上がり。
第3話 <夜魔の森の女>
そして、3話ではアイリスフィールを演じた大原さやかさんが女魔族のケイ・ガイを
演じてパーティーに参戦。(3話ではエフェクトで画像&音声のみでしたが)
そして、ラスボスのベツ・テンガイは『剣を集めるのが目的』で、演じているのは
これまたfateで『世界の宝物は一つ残らず、その起源を我が蔵に遡る』とのたまった、
ギルガメッシュを演じた関智一さんですからね~
(ぜ~~~ったい、ねらってますよ!)
『なるほど、こりゃアニメと一緒に紹介されるわけだ』と納得しちゃいました。
【bilibili】には、メイキングSPもありますので、見てみようかな~と思った方は
先にSPを見ると、本編の動きがより『すげー』ってなると思います。
http://www.nitroplus.co.jp/staff/blog/201604/160404_4732.php
※上記は<アニメジャパン2016>の記事です。こちらに人形の操作方法の
説明が図解されているので、興味のある方は見てみてください。
筆:ふぁみ
最近のコメント