【神の箱庭】無茶振りリレー小説劇場 4箱目

参加者:上海ゲーム部編集社の全員を対象とする。
発表日:毎週日曜日
回数 :設定10回小説10回計20回

【特別ルール】

※新しい人物は作ってはなりません。
※必ず下記設定上の物語にして下さい。(使った設定は赤で着色)
※寒い笑いでごまかしてはいけません。あくまで中二病
※次の人への無茶振り要求は必ず達成すること。

【本文4】
マキナは、アーティアの書割の空を高機動飛翔しながら負傷した自身の義体をチェックを開始する、目視判別では右腕、左脚はもう使い物にならないだろう。腹部も衝撃に耐えきれずえぐれてしまっている。正規のメンテナンスが必要だ。一刻も早く老師の隠れ家に戻り老師を確保、らみこに捕捉される前に彼女の捕捉範囲から出なければならない。

エネルギーウイングが展開する両肩からはぶすぶすと煙が上がっている。らみこから離脱するために無茶をした。しかし、無茶で、マークが助けられるなら、私はどんなことでもやる。
ずっと思っていた、この気持ちはなんだろう……。
マキナマークのことを考えると、自信がなくなる自分自身を自覚している。
まるでプログラムのエラーのように自身が間違えている選択肢を正しいと選んでしまっている気がするのだ。
__そう、正常な判断が出来なくなる。
しかし、同時に思うのは、マークと実際に出会ってから急速に自身の思考回路が発達していくことも感じている。
今逃げていることに関しても、負傷という過程はともかく、結果を見ればらみこからマークを奪還できたのだ。まったくのエラーだとも思えない。
「マーク……」
彼の名前を呼びかけるが、自身の胸のなかで意識を失っている彼から返答はない。

マキナは、義体から分析結果、行動指針の提案が終了したことで思考をマークから離す。
オーバーヒートによって姿勢制御機能が強制停止するまで後30秒。姿勢制御機能が停止してはマークと老師を抱えての高機動は無理だ。しかし30秒もあれば老師を確保し、らみこの捕捉範囲から確実に脱出できる自信がある。
老師の隠れ家まで後3秒。しかし、
マキナの眼がとらえたのは、老師の隠れ家から一筋の黒煙だった。
なぜ!? いくら強靭な肉体を持つレンダでも早すぎる!!
機能停止まで後27秒、敵を排除しての離脱で間に合うだろうか……。
マキナが老師の隠れ家に到着したとき入口に立っていたのはらみこではなかった。
全身を覆う薄汚れたマントに身を包んだ一人の商人風の男。
男はマキナを見ると、ニッとわらい
「遅かったですね。マキナちゃん。それとマーク君も一緒ですね。いやはや無事で何より。」
「あなたは誰?私は老師とここを離れなければならない」
「ははっ、マキナちゃんこの短期間にずいぶん会話が上達しましたね。私はバッカス。旅の商人です。
老師を連れて逃げる?もうその必要はありません。」
バッカスは感情のこもっていない目で、さも当然のように言い放った。
「あなたは老師の生命反応を探知できないでしょう?そう、私が殺しました。このお話に登場する人物は予め決められてましてね。
彼はマークとの相性が良かったので惜しかったんですが、イレギュラーケースが入ってくると、われわれの目的に到達できなくなる。」
老師が死んだ?どういうことなの?バッカスは事態を把握できていないマキナを顧みず話を続ける。
「私がらみこに出した条件は、君たち二人を襲わせ、老師を単独にさせること。らみこは君たち、私は老師を手に入れる。悪くない取引でしょう?」
バッカスは燃える家屋を背に、実に楽しそうに自身の計画を矢継ぎ早に聞かせてくる。
マキナは思考が追い付いていかないのを感じていた。なぜ?、だれ?、どうなるの?
バッカスは困惑するマキナを見、すがすがしいほどの笑顔で
「大丈夫、あなたのメンテナンスが行える場所は確保してます。そこにいけば、らみこアーティアを壊すこともありませんし、君たち二人分の義体も私がすでに調達済みですから。安心してくださいね。」
「さあ、もうすぐ30秒だ。おやすみなさい、マキナさん……君たち3人はこれからこのプリュエストレラ(星)をすくうために___をしてもらう。」
バッカスが言った言葉を最後まで聞けず、マキナは自信を強制終了させる。細い腕でずっとマークをかばい、その胸に抱えたまま
地面に崩れ落ちる。
「しかし、この状況下でずっとヒロインの胸に抱かれて気絶しているマーク君はうらやましいやら、先が思いやられるやら」

「さーて、もうそろそろ出てきてもいいんじゃないかな。らみこちゃん?」
バッカスはそういうと、隠れ家脇の大樹に目線送る。すると背景と同化する術式を解除したらみこが現れた。
「いやーらみこちゃん、強靭な肉体だけでなく、術式も使えるなんて反則でしょうっ。さすが”マギ”の術式大学に在籍しつつ、その意思決定機関であるM大オタサー入学以来6年女王
と呼ばれるだけあるね。」

「ほんとうにむかつく男。そんな私があなたは喰えないってことも含めてね。でもいいわ。私はあなたの目的は果たしてあげた、結果あなたは老師を排除した。さぁ次はあなたが私にマークを渡す番。」
バッカスは、再び感情を殺した目でらみこを制止する。
M大の意思は分かっているはずだ。すべてはM大についてから好きにやればいいさ。マーク君、マキナちゃんの3人でね。」

そういってバッカスは、地面で気を失っているマークとマキナを中心に転送術式を起動させる。
「ああ、それと、らみこちゃーんM大でその恰好はだめでしょー?」
「ちっ、わかってる…あの格好は食事に不向きだから大っ嫌いなんだけど」
そういうと、らみこは自身に高度な術式を展開する。
苦悶の表情を浮かべ、「ぐ、ぐぉぉ、うぇぇ、おヴぁえぇぇ」と嗚咽を漏らす、
苦悶だけでなく、確実に快感を伴っている恍惚とした表情がらみこの顔に浮かんでいた。
術式は、らみこの鱗を、肉を、骨を強制的に変形させていっているのだ。
「ぉぉヴぉぉぇぇ…ぃぃぃくぃくをぉぉ…」最後の嗚咽が終わると10秒ほどでらみこは新たな容姿を手に入れていた。
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「さすが、らみこちゃん、さあ、転送術式の準備はできたよ。さっきもマキナちゃんにいったけど、この星を救うために君たちはM大へ行く。

そして、そこで君たち3人はこれから愛を学んでもらう__さもなければ、プリュエストレラ(この星)ナンデナンデクマ

__滅ぼされる運命なんだ。」

【次の方への無茶振り要求】
なぜ3人は愛を学ぶのでしょうか?
ナンデナンデクマはなぜ星を滅ぼすのでしょうか?

次のターン:【RED】先生を指名します。
次の方へ一言:そもそも。愛ってなんなんでしょうね。
これで学園物のラブリーコメディ路線にもってけますよっ!

【設定資料集】

●続・神の箱庭の主人公の名前は何ですか?
マーク・モダリティ

●主人公の生い立ちはどういったものですか?
すでに文明が崩壊したある実験惑星からやって来たらしいが、多くは謎に包まれている。男・年齢不明。

●前作の主人公や登場人物は出てきますか?名前を教えて下さい。
ペラパンダ、ナンデナンデクマ

●小説のジャンル
ラブリーコメディ

●主人公以外の主な登場人物の名前
謎の商人:バッカス
オタサーの女王:らみこ

●主人公以外の主な登場人物のおおまかな設定
バッカス(41)/男
謎の商人。銀河を股にかけ、どんな商品でも仕入れる。女に弱く、彫りが深い。
パンツはボクサー派、最近の悩みはすぐシャツのボタンがはじけ飛ぶこと。

らみこ(?)/?
M大オタサーの女王(?)。少なくても6年以上サークルに在籍しているらしい。
オタサーの姫潰しでその界隈では有名らしい。声はハスキー。本名:与太郎。

●続・神の箱庭の舞台(世界観)は?
舞台となる星は、5つの国があり統治されている。
すべての国は高度なテクノロジー文明である。
周辺の宇宙域には複数の惑星が存在し、
そのすべてに航路が設定されているので、惑星間の往来は自由に行える。

●この世界での常識とは?
この星では、手を挙げた時、もう一方の手を脇を隠すようにあてる。

●この世界でよく使われる移動手段は?
個人の移動手段としてよく使われているのは、パーソナルトランスポーター「AGWEE」。
足に装着し使用する。移動時は地面より20cmほど浮き、最大速度40km/hで移動できる。

●主人公の職業は?
自宅警備員。実はすごい能力をもっているが、未だその能力が役に立ったことはない。

●主人公の特技は?
事故を装って女の子の着替えシーンに出くわす。確信犯レベルのラッキースケベ。

●主人公の口ぐせは?
「神は死んだ。俺が殺した。」

●主人公の家系に代々伝わる秘奥義は?
撓歪之断罪弾(読み:ジャミングリボルバー)

●主人公の唯一な苦手なものは?
ナンデナンデクマ

●ヒロインの名前と大まかな設定を教えてください。
名前:マキナ
既に滅びた実験惑星のミッシングテクノロジーによって生み出された謎の少女。
「マキナ」という名前も実は本名ではない。

●主人公の身体能力は?
自宅警備員なのに視力は肉眼で2.5、足が速いのが自慢で、
身体は(物理的に)打たれ強い。
上半身の筋肉が長年に渡る自宅警備故やや劣っており、
片手を上げた時とっさにもう片方の手で上げた手の脇を隠すのに時間を要する。
何故か「術式」も「魔法」も少し使える。

●舞台となる星の名前は?
神之箱庭(読み:プリュエストレラ)

●この世界の種族構成は?
主に11の神種族+半神族「迫害のモイティエ」+人類族「奴隷のペソア」
上記よりこの世界は成り立つ。

簡易説明:
※地神族「テラ」:人型種族。自然の力と科学を掛け合わせた「術式」を操る。好戦的。
※魔神族「マギ」:自然の力を借り、魔法や動物を駆使する種族。平和主義。
※巨神族「ゲント」:全ての神の祖先ともいえる存在の末裔。巨人。呑気。
※侏神族「ナイン」:小人族。足が速く、怪力。賢く、長寿。紫外線に弱い。
※偉神族「ディーエ」:自然現象を司る種族。姿は多種多様?群れを成さない。
※翅神族「エイサ」:人型。翼の生えた神。カナヅチ。術式で惑星の防衛を司る。
※堕神族「ベステシュ」:破壊や不幸を愛す嫌われ者。人類族「ペソア」を喰らう。
※人類族「ペソア」:無力な奴隷。外界から連れてこられる?稀に強い個体も?
※鬼神族「オルコ」:トリックスター。堕神族と仲がいい。人類族は食べない。
※半神族「モイティエ」:混血の迫害種。フードを被り、人目を忍んで暮らしている。
※龍神族「レンダ」:翼と角、尻尾を持つ巨獣人。好戦的。皮膚が超高温。
※霊神族「フィー」:8割女性の不老不死族。澄んだ空気が主食。天候管理魔法を使う。
※機神族「ワイス」:機械族。高科学力。秘密主義。人体実験をしているという噂も?
(詳細は【神の箱庭】設定資料6 http://sh-games.com/13147.html )を参照のこと)

●プリュエストレラに存在する5つの大国、各名称を肩書き付きで教えてください。
舞台となる惑星「プリュエストレラ」には5つの大国がある。

1、約束されし繁栄の国「テオ」
地神族「テラ」、翅神族「エイサ」、巨神族「ゲント」3種族の合議制により運営。

2、豊かなる自然の国「ミツネ」
平和主義の魔神族「マギ」と不老不死の霊神族「フィー」が住む。
国土の8割は森林と草原である。

3、深き闇の国「ゴア」
堕神族「ベステシュ」が運営する力こそがすべての国?広大な地下を有する。
日々彼らは翅神族「エイサ」の結界を破壊し、
食料となる人類族「ペソア」を他惑星から連れてきている。
鬼神族「オルコ」、侏神族「ナイン」は国政?には参加しておらず、
堕神族「ベステシュ」が管理していない地下に住んでいるという方が正確であろう。

4、熱き火山の国「アグナ」
活火山が火を噴き続ける灼熱の国。高温耐性がある龍神族「レンダ」が住む。

5、覆われし鋼の国「アーティア」
機神族「ワイス」が住む超巨大な金属ドーム。

6、所属しない者達
人類族「ペソア」:神にとっての餌兼奴隷兼通貨。
半神族「モイティエ」:混血の迫害種。
偉神族「ディーエ」:群れを成さない。

彼らは決まった国家に所属していない。

●主人公マークの愛用する武器を教えてください。またその名称も。
銃旋棍「Neu-bayonet」(ノイ・バヨネット)
仕込み刃&銃付きのトンファー。(気になる方は「ガントンファー」で検索)
「術式」「魔法」双方に適合する特殊素材で作られており、
その共鳴波を打ち出すことにより対象の特殊効果を阻害する
『撓歪之断罪弾』(読み:ジャミングリボルバー)を放つことができる。

●プリュエストレラに存在する5つの大国、それぞれに流通する通貨の名前はなんですか?また他国との為替も教えてください。
5大国はそれぞれ自らの国の名を関した金貨を発行している。単位はG(ゴールド)
(「テオ」「ミツネ」「ゴア」「アグナ」「アーティア」金貨)
この世界の金貨は現実世界とそれとは異なり、
劣化、変形に強い黄金色の魔法金属「オリハルコン」で出来ている。
(よって最も熱き火山の国「アグナ」でも流通している)

基本的に純度はどの金貨も同じなため、為替に当たる概念は存在しない…
…はずなのだが、
堕神族「ベステシュ」が運営する深き闇の国「ゴア」の金貨だけは粗悪という噂である
基本的に金貨以下の単位は存在しない。
また、人類族「ペソア」が貨幣の代わりとして使われることもある。

●主人公「マーク・モダリティ」の目的はなんですか?
ナンデナンデクマの暗殺、および彼の社会的地位の簒奪
最終目標はニート卒業

●主人公とヒロインはどこで出会ったのですか?
銃旋棍「Neu-bayonet」(ノイ・バヨネット)を使って
ナンデナンデクマを暗殺しようと露天風呂に進入したが
着替え中のマキナを見つけるラッキースケベ技能を発動し出会う

●ヒロインの口癖は何ですか?
 相手の手をとって  『あったかいねっ!』 と、言って微笑む

●ヒロインは主人公の第一印象をどう思っていますか? 
これ(人)は、ひょっとして私の……?

●ヒロインがピンチに陥ったとき、主人公の取る対応は?
ヒロインを助ける為に、ラッキースケベ能力で銃旋棍のエネルギーを補給しようと、
付近の女子を探し出し、やっとの思いでラッキースケベを発動するも、時すでに遅く、
自身で危機を回避したマキナに、白い目で責められ土下座する。

――――――
●ナンデナンデクマの弱点は?
ナンデナンデクマは鋭い嗅覚を持つがデリケートが故に刺激的な臭を苦手とする。
特に発酵食品の匂いに敏感で、嗅いですぐに何らかの行動的ペナルティを受ける。
軽度であれば鼻水・くしゃみ・涙が止まらなくなる程度だが、
重度になると吐血し死に至る場合も。

●実験惑星の文明崩壊をもたらした【最後の実験】とは?
実験で作られたナノマシンの暴走。
不老不死の夢をかなえる為に様々な実験を繰り返し、
傷ついた細胞を自動検知・修復する機能を持ったナノマシンを開発中、
最終段階の実験で何らかの理由により、
与えられるはずだった様々なリミッターが外れたままプログラムが暴走。
結果、傷ついていない細胞を自動検知・攻撃するようになってしまった。
しかも有機物から自分のコピーを作り出すことができる機能を持ち合わせており、
無限に増殖、生きとし生けるもの全てを対象に攻撃を開始した。

●主人公&マキナの変身アイテムは? 
パーソナルトランスポーター「AGWEE」型のアイテム。
通常のAGWEEと同じように移動手段としても使えるが、
主人公は自宅警備員なのでその機能が使われることはほぼない。

 

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