TRPG「ダブルクロス」のリプレイ記事です。
GMは私ことoruma、PLは4人。
第一話は→こちら (ダブルクロスの世界観と登場人物の紹介)
第二話は→こちら (モノローグ)
第三話は→こちら
第四話は→こちら
第五話は→こちら
第六話は→こちら
前回までのあらすじ。
街では都市開発に関わる地上げ屋が襲撃される事件が発生していた。
事件についての聞き込みをしていた一行は、帰路で刺客に襲われる。
なんとか退けると、刺客の体から謎の発光体「レネゲイドビーイング」が飛び出した。
彼らはどこかへ移動しようとするソレを追跡することにしたのであった。
※一部、シーンには存在しないはずの登場人物の発言もありますが、
メタ発言なので気にしないでください!
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本編『やわらみ編その2』
—路上(食堂「やわらみ」前)—
KP:真壁は前の戦闘で倒したバイト戦士ヨーコの付き添いで病院へ、
薫、真央、フランクは謎の発光体(マシュマロ)を追って食堂の前まで来ました。
一行がその後の対応について考えているうちに
発光体はそのまま消えてしまった為、おばちゃんに直接話を聞くことに。
真央:ここは幼女が単刀直入に聞いた方がいいですかね。
「ねーねー、さっきバイトの人が私たちの事を追いかけてきたんだけど」
KP(おばちゃん):「どうりで帰りが遅いと思ったら・・・」
真央:「おばちゃんがお使いに出したの?」
KP(おばちゃん):「えぇ、出前に行くって言ってたんだけどねぇ」
薫:じゃあ女子高生も単刀直入に、
「あの娘に襲われたの」
KP(おばちゃん):「・・・!?、あの娘は大丈夫なの?」
薫:「とりあえず大丈夫だけど、なんか怪しいの発光体が現れて、
追いかけてきたらここに辿り着いたというわけよ」
KP(おばちゃん):「・・・何があったのかもう少し詳しく教えて頂戴」
バイトが襲ってきたこと、それを返り討ちにした事を説明すると、
おばちゃんは何やら考える仕草をします。
KP(おばちゃん):「今日は早く店じまいするから、
悪いけど、22時ぐらいにまた来てくれないかい?」
薫:「・・・分かったわ」
時間を置いておばちゃんの話を聞くことにしたものの
既に遅い時刻になってしまっていた為、一行は今後の対応を考えます。
フランク「仕方ない、私が残ろう:cv堀内賢雄」
薫:「私も残るわ。
傭兵さんは真央ちゃんを一度自宅まで送り届けてからすぐに戻ってきて」
一方、病院ではヨーコの状態が安定し、命に別条がないことを知った真壁も
連絡を取り合い、食堂「やわらみ」で合流することにした。
真壁:裕福なのでタクシーで向かいまーすw
薫:年金生活者めw
—食堂「やわらみ」店内)—
お客さんが誰もいなくなり、
真壁・薫・フランクの3人で話の続きをする事にします。
真壁:「ヨーコちゃんは峠を越えたってさ」
KP(おばちゃん):「・・・そう、ありがとう。
私が知ってることなら話すわ。
まずは、そうね・・・実は私、オーヴァードなの」
真壁:「うん、知ってた。
おばちゃんがお嬢ちゃんを私たちに襲わせた・・・いや、
向かわせたのかい(言い直す)」
KP(おばちゃん):「・・・ええ、そうよ。あの発光体は私の能力の一部」
薫・フランク:「なん・・・だと・・・」
真壁:「僕もレネゲイドビーイングでね。どうしてこんな事したの?」
KP(おばちゃん):「ここは私にとって大切な場所だったのよ」
真壁:「うん、バイトさんもそう言ってた」
KP(おばちゃん):「退いてはくれないのね?」
真壁:「退いたらどうするんだい?」
KP(おばちゃん):「邪魔するものを全て排除するだけ」
真壁:あー・・・そうなるよねぇ・・・
フランク:武器に手をかけます。
高まる緊張感に、望まぬ戦いを覚悟する面々。
一方、帰宅した真央は最後までやり遂げたいと
父親に必死に頼み込み、再び現場へと舞い戻る事にした。
真央:車でお父さんも一緒に来ていますが、現場まで同行しようとするので
重力の檻で動けないようにして真央ちゃんだけ現れます。
KP:お前は用済みだとw
真央:違います。お父さんを(事件に巻き込まず)護るためですw
薫:「あなたの気持ちは分かったわ。
ただ、そっちの事情も教えてくれてもいいのではないかしら?」
KP(おばちゃん):「そうね・・・。少し、昔話をさせてもらうわ」
おばちゃんがとつとつと語り始めます。
食堂の仕事を続けて20年以上経ち、
その間、特段繁盛するわけでは無かったが、
致命的に廃れることもなかった。
味や接客に手を抜くことはなく、
お客さんがおいしいと言ってくれると純粋に嬉しかった。
それでもここ数年ほんの少しずつだが客足が遠のいており、
それは時流で仕方がないことだと思っていた。
そんな中持ち上がった都市開発計画。
話を知った瞬間、突然ある想いが浮かび上がってきた。
ーーーやっぱり、ここを護りたい。
立ち退きを断っていたら、地上げ屋が嫌がらせをしてきた。
もちろん撃退する。
嫌がらせは続き、何回も何回も防衛してきた。
そのうち、自分が何をしているのか分からなくなってきてしまった。
それでも、食堂を護るためには続けるしかない。
KP(おばちゃん):「ーーーだから、排除するしかない。
あなた達も・・・邪魔をするならば!」
フランク:「排除するしかあるまい(cv:銀河 万丈)」
KP(おばちゃん):「そっちの兄ちゃんはやる気だね」
フランク:空気を察して警戒しています。
真壁:「やり直せないのかい?」
KP(おばちゃん):「私にはここしかないのよ。
レネゲイドビーイングとして覚醒した時、既に私はこの場所にいたから。
ここが存在意義なの」
ただ、既に手は汚れており防衛行動は止められないが、
一方でその手法に罪悪感は感じてます。
なので、終わらせたければ力づくで止めてみなさい、と言っています。
なおも説得を試みる一行。
しかしおばちゃんは頑なに首を振ろうとしません。
KP:ここで知覚判定お願いします。
真壁:うーん、8
真央:11
薫:21
フランク:9
KP:はい、おばちゃんがウソをついている事が分かります。
正確に言うと、閉店前はウソをついてません。今ウソをついてます。
そして、おばちゃんはもう闘る気です。
その後も粘り強く交渉や知覚判定を行い、
おばちゃんが首謀者ではない事が無いことまで突き止めるPL達。
KP:そこで建物が揺れます。
薫:何!?
KP:おばちゃんが「待って!」と言ってから、
しまったという顔をして口元を抑えます。
真壁:あー、熱感知しとけばよかったなーと思いつつ振り返ります。
KP:そこはかとなくおばちゃんに似た面影を持つレネゲイドビーイングが
登場、なお、ジャーム化してます。
真壁:「お嬢ちゃん分かっているのかい?このヒトはもう、ダメだよ?」
KP:分かっていても、ここを護ろうとしたんだよ、とおばちゃん。
真壁:「それは今の世界では許されないんだ・・・」
KP(おばちゃん):「ならば、やはり私達は戦うしかないのね・・・!」
と言って、戦闘開始します。
こうしとけば良かった・・・という反省点が多い今回。
リプレイ書いててかなり辛かったです(苦笑)
というわけで、次回「決戦」に続きます。
キャラ絵&文章:oruma
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