こんにちは、ふぁみです。
今日は久しぶりにゲーム体験記のアップです。(ずいぶん書いてなかったなあ…)
今回体験記を書かせてもらうゲームは、こちら~!
マルコポーロの足跡です。
その名の通り、マルコポーロになって中国を目指すゲームなんですが……
このゲームは、これまでにない【経験】させてくれたゲームとして、
生涯忘れられないゲームになると思います。
なぜって、いい年した大人のくせに、思う様にいかなくて、子供のように
【泣き】を入れてしまったからなんですよ~ (お恥ずかしい・・・)
まあ、前置きはここまでにして、いつもの様に、ゲーム&ルールを紹介します。
—–<ルールとゲームの進め方>————————-
◆ゲーム・備品 (プレイ人数は、2人~5人)
写真ではわかりずらいけど、ゲーム板は【イタリア】から【北京】までの
地図になっています。双六の様にルートがあるのですが、北ルート(陸路)と
南ルート(海路)と2ルートにわかれています。
※実際のマルコは地中海は船で渡りましましたが、アラビア半島からは
陸路で移動したそうです。
ルートの所々に移動に必要な路銀金額や、ラクダの数が書かれているので、
そこを通る時にはそれらの支払いが必要になります。
大都市にはそれぞれ1番最初に到着した人だけがもらえるボーナスや、
旅費や物資の調達ができるイベントが用意されています。
大枠(外側)にある数字部分でポイントをカウントします。獲得したポイントに
合わせて自分の駒を進めていきます。
こちらのカラフルなのが駒(トークン)です。結構凝ったつくりになっています。
アイテム駒=ラクダ(オレンジ) 金塊(黄色) 織物(紫)
プレーヤーの駒=人物(5色)建物(5色)
※このトークンが可愛い。織物だけ変だと、あとは形もそのもの。
参加者&建物のトークンは5色あるので、各プレーヤーが自分の色を決めて
それを使用します。ラクダ、金塊、織物のトークンは共用なので各自準備の
段階で必要な数を保有します。
各プレーヤー毎に内容の違う目的地カードが2枚配られます。(密書とします)
この密書には到達したらボーナスがでる都市名と、ボーナスポイントが
書かれています。(1番に到達しなくても、都市に商館を建てればOK)
※他のプレーヤーには見られなうように伏せておきます。
お金、契約書、イベントカードなど。
場において置き、プレーヤーは必要な時に、場からもったり、払ったりします。
契約書は書かれている条件をクリアすると、ポイントがもらえます。
このカードはプレイヤーに1枚ずつ配られます。
自分の手番が来た時に【追加行動=OP】として、この表にある行動を任意で
取る事ができますが、対価が必要になりますのでご注意。(しなくてもOK)
各プレーヤーはじゃんけんで買った順番に、キャラのカードを受け取り、
そのキャラとしてゲームを開始します。キャラによって能力が違うので、
どのキャラになるかでゲームの進め方が変わって来ると思います。
※一応ルールでは勝った順でキャラが指定されていますが、好きなキャラを
選んでも、大丈夫じゃないかな~と思います。(むしろ、選びたい!)
この他に<サイコロ>があります。
プレーヤーのトークン(駒)と同じ色のダイスを使用します。黒&白のダイスは
能力者が使うことになりますので、場において置きます。
各プレーヤーにはこのカードが渡されますので、自分の契約書やアイテム&
人物、建物のトークンの置き場になります。(契約書は2枚までしか置けません)
備品の説明はこれぐらい。
◆ゲーム・準備 (プレイ人数は、2人~4人)
まず、各ターンが開始される前に自分のサイコロを振って、出目を確定します。
(最初に出た数字は変更できませんので注意)
※この時、出目の合計値が15未満だった場合、15との差異分だけラクダ、
又は、お金が受け取れます。配分は自由に決められます。
どうやら上記のルールがあったようなのですが、私達がやったときには
このルールは無かったので、お金&ラクダを増やすのに苦労しました。
唯一、この人【ラシード・ウッディーン・スィナーン】のキャラになった人だけは
サイコロを振らなくてもOK! (ジャンケンで1番手の人はこのキャラ)
なぜなら、こいつの能力は【サイコロの目を自由にできる】だから。
※まさに、サイコロ運の無い私の為に用意されたキャラじゃないですか!
次に各プレイヤーは、手番順に応じた初期資金、ラクダ2個、最初の契約書を
受け取って、ゲーム板のスタート位置に自分の駒を配置します。
◆ゲームの進め方&ルール
手番がきたら、まず下記の4つの中から自分のメイン行動を選びます。
①旅に出る
旅に出る為には、ゲーム板の下段(ナイフの絵)の所にある条件をクリアしないと
出発ができません。
②お金をかせぐ
お金は財布の絵の所で手に入れる事が可能。他にも、契約書の内容をクリアした
褒賞として手に入れる事もできます。
③アイテムを手に入れる
ゲーム板下段にあるアイテムの絵の描いてある表の所で入手が可能。
お金と同じく契約書の内容をクリアした褒賞として、手に入れる事もできます。
④追加の契約書を入手する
ゲーム板の最下段にある契約書の中から欲しい契約書を手に入れます。
上記の行動にはすべてサイコロが必要になります。(これが重要)
いずれの行動も条件として、サイコロの目の数が書かれているので、最初に振った
自分のサイコロの中から、条件にあった数字のサイコロをゲーム板に置いて
アイテムやお金を手に入れます。
自分の希望する所にに、すでに別の人のサイコロがある場合、先に置いてある
サイコロの目と同じ金額を、場に支払わなければいけません。
例)1番の人が6のサイコロを置いた場合、2番手以降の人はその行動をするには
6金貨を支払う必要がある。
キャラクターによっては、このお金を払わなくてもいいキャラや、各ターン毎に
対価無しで、新しい契約書を手に入れる事ができるキャラなんかもいます。
(この2名のキャラがそれぞれ、ジャンケンの2番手、3番手になっています)
◆例外:カーンの寵愛(ゲーム板の左最下段)
左の最下段に4つスペースが書かれている所があります。ここにサイコロを置と
【らくだ2頭と布・金・胡椒のうちどれか1つ】を、ターン終了時に受け取れます。
ここは2番め以降に置く人も<利用金/追加コスト>が不要。ただし、サイコロの
目が【前に置いてあるサイコロよりも大きい数字】と言う条件がつきます。
※スペースが4つしかないので、4名までしか利用できません。
1行動毎に、1ターンは各自がサイコロを使い切るまでになります。
ここまでは、どちらかと言うとゲーム板の下段に書かれている部分になります。
旅に出発してからは、ゲーム板上段の地図部分も活用するようになります。
●地図になっている部分について
ゲーム板上には街(小オアシス&地名のある街)があって、街に到着すると
自分の「商館」(建物トークン)を建設することができます。
小オアシスに商館を置くと、置いた瞬間と、毎ラウンドの最初に描かれている
ボーナスを受け取れます。
地名のある街に商館を置くと、サイコロを置くことができて、下にある契約書の
条件をクリア&ポイント獲得ができます。ここは先に契約履行者がいた場合、
後から来た人は契約書に挑戦できません (完全に早い者勝ちです)
あと、一番最初に地名の有る街に辿り着いたプレイヤーには、街においてある
半月タイルに書いてあるボーナスを受け取れます。
●追加行動
上記のメイン行動の他に、追加行動も可能です。(メイン行動中は不可)
何ができるかは、備品にある【追加行動表】で確認できます。
対価を払ってサイコロの目を変更できたり、サイコロの追加などができます。
●ボーナス得点について
ゲーム終了時に入るボーナス点と言うのが、上記以外にもたくさんあります。
※下記の得点は最後までわからないので、なかなか勝者の予想がつきません。
1、建てた商館の数よってのボーナス点。 8個なら5点 9個なら10点
2、北京に商館を建てていると、到達した順番で10点、7点、4点、1点
3、北京に商館を建てている人だけ、2つのアイテム毎に1点
4、1番契約書の達成枚数が多い人に7点
5、密書に書かれている都市に建てた商館の数で、明記のポイントを獲得
6、最後まで持っていたお金10金につき1点
ルールとゲームの進め方として、大体こんな感じです。
※いつもの通り、記憶を頼りに書いてますので、間違いがあっても、
ローカル・ルールってことで、ご容赦くださいね~(笑)
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●感想&結果
まず、始めに『最初はグー!ジャンケンポーン!』 『やった~!』
ジャンケンに勝利し、みごと【ラシード・ウッディーン・スィナーン】をGET
『よっしゃ! これでサイコロ運に嘆く必要な~し♪』
すべてのサイコロを6にして、準備万端でゲーム開始。
手番も1番だから、最初から6のサイコロを置いて、意地悪だってし放題~♪
なんて思いながらゲームをしていたんですが……なんか、おかしい。
私の駒……まだ1歩も動いてないんじゃない? あれ、なんで?
『うん? お金が、お金が……ない? これじゃ、出発できないじゃん』
そうなんです。今回サイコロ運の心配は皆無だったんですが、金運が~!
サイコロ運があっても、お金が簡単に増えないんですよ、このゲーム。
自分の手番前にサイコロが置かれていた場合、サイコロの数字分の
お金の支払いが必要になりますが、このお金は最初にサイコロ置いた人が
もらえるんじゃなくて、場に戻すだけなので、私が6を置いたからと言って
私に6金は入らないんですよ~(泣)
つまり、他人の金を減らせれるが、自分の金は増えないんですよね~
『この、ラシードの役立たず!』
お金の支払いだけど、【先にサイコロがあっても場にお金を払わない】って
能力を持ったキャラがいて、こいつは稼いだ金を純粋にアイテムや行動に
変換できるんですよね 。 絶対こっちのキャラのが有能じゃないか!
(ちなみに名前はベルケ・カーン)
あと、契約書のクリアなんですが、金塊が必要な条件が多い割りに、
金塊を手に入れる機会(場所)が少ないので、結構クリアが難しいんです。
3人でやったのですが、私1人だけ周遅れで追い抜かれ、もう途中から
『お金~! お金がな~い……』
『金よりも金塊だ、金塊欲し~い……』
と、心の中でつぶやき続け、とうとう最後の方は、大人気なく
『こんなラシード(能力)なんかより、あっちのキャラが良かった~!』
と、冒頭で書いた様に、泣きを入れてしまったと言うわけです。
【きっと、マルコも大都(北京)までは、苦労の連続だったはず】と、
自分で自分を励ましなら、最後までがんばりました。
周回遅れ、しかも大差で負けたけどね・・・・・・(泣)
最後に、このゲーム、上が双六みたいだし、マルコになって旅をする
コンセプトになっているので、すっかり忘れてしまっていたんですが……
『ポイントが多い人が勝者なので、北京に到着しなくてもいいんです。
あえて言うなら、1歩も旅に出なくてもポイント取れば勝ちなんですよ』
実は、今回も旅なんかそっちのけで、ひたすら契約書をクリアした人が
最終的には勝ちました。 (でも、せっかく中国にいるんだし北京に行きたい!)
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マルコ=ポーロと聞いて思い出すのは、もちろん【東方見聞録】
(読んだ事無いけどね)
彼に『ジパング=黄金の国』と呼ばれた国の国民としては、これ以外は
無いだろうって……普通ならそうなんですが、ゲーム中頭に浮かんだのは
なぜか頭の中では、『アンデスに続くこの道を~♪ さあ、出発だ!』が流れ、
ゲーム版にないアンデス(南アメリカ大陸)ばっかりが、気になってしまった。
こっちのマルコなんて、ポーロより、もっと長い距離を旅しているんだからね。
しかも1人でさ。(アメリオがいたけどね)
きっと、辛くて大変だったんだよ、私のこの周回遅れなんて目じゃないぐらい。
自分で自分を鼓舞しながら、ゲームを続けたけど本当に辛かった……
周回遅れって…1周で50Pぐらいあったんじゃないかな。
後日、そう言えばマルコ=ポーロの漫画を持っていたな~と思い出し、
早速、読み始めました。
<カラモランの大空 全5巻 / 作:神坂智子>
この人の作品は大好きで、手に入る物は片っ端から読んでいた筈なのに
なぜか手を付けてなかった1品(漫画に品って変だけど)
きっと、この大敗の気分を凸げる為に、マルコが『読むな~』って念じていて
くれたんでしょう。
この漫画はマルコポーロがイタリアを出発する14歳の頃から始まるの話で、
1巻でやっと陸路でペルシアまで来た所。3巻でついにフビライ・ハーンと
対面できるみたいなので、続きが楽しみです。
PS, 先日、リベンジの機会があり、もう1度このゲームを3人でやりました。
僅差で逃げ切り勝利! やっぱり、ラシードが役立たずなんだな~!
筆:ふぁみ
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