今年は映画館に行く回数が多いです。「シン・ゴジラ」、「君の名は。」は2回ずつ、「続深夜食堂」も観た。
あとは「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」も公開したら観に行きたいし、「インフェルノ」も押さえておきたい映画です。
でもこれらの映画よりも紹介したい映画が「この世界の片隅に」です。こうの史代さん原作の漫画が2007年から2009年まで「漫画アクション」で連載されていたし、もう観たよっていう方も大勢いらっしゃると思います。
恥ずかしながら僕は知りませんでした(´・ω・`)
ストーリーはこんな感じ(公式HPより引用)
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18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。
良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。
呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を
母港としていた。
見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。
夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい。隣保班の知多さん、
刈谷さん、堂本さんも個性的だ。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、
時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。
ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。
またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、すずさんも夫の周作も
複雑な想いを抱える。
1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切
にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。
そして、昭和20年の夏がやってくる――。
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きっかけはoruma氏からのLINE。「ヤスさん、いい映画見つけたんでちょっと観てくださいよ~。後悔させませんから~(´・∀・` )」(ごめんorumaさん、ちょい盛ってます)
実際oruma氏のオススメ映画は良い作品なので、早速ネットで検索!してみると上映している映画館が少なめ。
(当時近畿地方で10劇場ぐらい)しかも座席数が100ぐらいの小さい劇場がほとんど。
翌日のチケットはネット予約が終了している程でした。
「まあとりあえず現地に行ってみて、立ち見でも観れるやろう」と思っていたら、本当に立ち見しか残っていませんでした。
これが数分後には直近の上映分は立ち見席も完売。ギリギリだったようです。
戦時中の話なので重いのかなぁっと思ったら、普通の生活とは言えませんが、戦時中の日常を淡々と暮らしているすずさんと家族や隣組の人達。配給や国策で食事や生活そのものに制約がかかる中でも工夫していたことが丁寧に表現されています。
しかも自然と顔がほころんでくるようなストーリーと登場人物。
主人公のすずさんは絵を描くのが上手いけど、ちょっと、(かなり)天然な性格。
これにのん(能年玲奈)さんの声がバッチリ合うんですね。観る前は正直心配だったんですが、いい意味でやられました。
すずさんは「あちゃー」っていう表情とか手を擦り合わせて寒さをしのいだり、天然ゆえの行動とかが可愛らしかったりします。
ともすればふとした表情や仕草が色っぽかったりとすずさんを見てるだけでも飽きませんw
もちろん他のキャラクターもいい味出してます。
でもやっぱり戦時中。つらく悲しい出来事も起きてしまうのですが・・・
この映画はクラウドファンディングで資金調達をしていて、11月26日時点で目標金額 10,800,000円の倍近く、21,157,200円を調達しています。それほどこの映画に製作者、出資者さんたちの想いが込められているのだと感じる映画です。
あまりグダグダと品評するほど偉くもないし、この記事を読むぐらいなら映画館に行って欲しい作品です。
上映する劇場も徐々に増えていってますので、チケットも取りやすいかも?
映画「この世界の片隅に」公式HP
http://konosekai.jp/
文章:ヤス
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