【素朴な】ボジョレー・ヌーボー解禁日のなぜ?【疑問】

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ボジョレー・ヌーボー・・・
日本で一大ワインブームの火付け役となり
今もまだ今日(11月の第3木曜日)になるとニュースやネット上で
「今年の出来は?」、「待ち遠しい」などが聞かれるようになりました。

しかし、ここで疑問??「解禁日ってそもそもなんでこの日なんだ?」と言う問いに
答えれる人はいるのだろうか?
そこにはフランス人のうっかり気質が見え隠れする・・・

時を遡る事100年位前、フランスでは軍隊にワインを安定供給させる為に新酒販売は
12月15日以降と決められていた。

しかし、南部ボジョレ地区では熟成前のワインを販売するという風習があった。
おっさん「何とかしてうちの新酒を早く全国にうれへんもんかな・・・」
おっさん「・・・政府に言って早く売っても良いようにするか!!」
と、おっさんは政府の偉い人に進言することにしました。

おっさん「なぁ、今の法律やと新酒のワインがまずくなるからはやくうってもいいようにしない?」
偉い人「んー・・・ワインがまずくなるのか・・・まずいワインは飲みたくないから法律なくすか~」

っと、案外あっけなく法案が通り、「新酒は12月15日以降に販売を許可する」っという
決まりはなくなりました。
ここが、うっかりフランスさん・・・日付を早くしたのではなくなくしてしまったのですねぇ・・・

おっさん「さー、ばりばり早く売るぞー」(計画通り)

そして、数年がたったころ・・・
客A「今年のワインかー・・・どれ、今年の出来は・・・・」
客A「・・・ワイン?・・・ジュースとワインの中間じゃねーかーこらー!!」

っと・・・いう事が起こり始めました。
この頃、どこよりも早く売り出すという事に心血を注ぎすぎていた為・・・
最悪の品質でも出荷されてました。

偉い人「・・・これやべーよ・・・反乱起こるよ・・・」
偉い人「やっぱり解禁日は作らないといけないね・・・・」
偉い人「いつがいいかなぁ・・・11月15日でいっか~」

という事で1967年に解禁日は11月15日にとりあえず決まりました。
理由は本当に「なんとなく」だったらしいです。

そして、めぐる事数年・・・
おっさん「今年の11月15日は・・・日曜日じゃねーか・・・」
おっさん「仕事休みやけど・・・解禁日で出荷しんといかん・・・」
奥さん「日曜日は礼拝いくから仕事したら駄目よ!!」
子供「日曜日は遊んでくれるんだよね?」
おっさん「・・・え・・・」

というわけで、当然ながら年によっては休日にぶち当たることもあります・・・
まさにうっかりw

偉い人「んー・・・今度は確実に休日以外が解禁日になるようにするには・・・」
偉い人「そうだ!!11月の第3週の木曜日に固定すれば!!」

という事で1985年に現在の解禁日が決まりました。

なんというか・・・フランス人うっかり過ぎですね(^^;

これが、現在の解禁日に決まった経緯だったりします。
ボジョレー・ヌーボを飲みながらこんな小話の一つでもするのも
一興かと思います。

さー、今年の出来はどうでしょうね?
最後にここ数年の出来の評価を一覧しておこうと思います。

1998 「10年に1度の当たり年」
1999 「品質は昨年より良い」
2000 「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
2001 「ここ10年で最高」
2002 「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
2003 「100年に1度の出来、近年にない良い出来」
2004 「香りが強く中々の出来栄え」
2005 「ここ数年で最高」
2006 「昨年同様良い出来栄え」
2007 「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
2008 「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
2009 「50年に1度の出来栄え」
2010 「2009年と同等の出来」「今年は天候が良かった為、昨年並みの仕上がり。爽やかでバランスが良い」
2011 「2009年より果実味に富んだリッチなワイン」「出来が良く、豊満で絹のように滑らかな味わい」
2012 「ボジョレー史上最悪の不作」「糖度と酸度のバランスが良く、軽やかでフルーティーな仕上がり」
2013 「なし」

なんと、2013年のキャッチコピーは公式には無いようです。
珍しいこともあるものです。

今日から解禁・・・皆様も話のネタに飲んでみてはどうでしょうか?

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