皆さんこんにちは、日本がGWで暇している人、来週からまた忙しくなりますね。
休み明けからスイッチが入らない、そんな人のスイッチを切り替える(……かもしれない!)作品です。
サイケまたしても
著者:福地翼 小学館/少年サンデーコミックス 既刊8巻
あの「うえきの法則」の作者さんの最新作なのですが、今回も能力バトルもの。
ですが、正確には「タイムループ」を前提とした歴史改変系の能力バトル漫画です。
このことから「うえき」と違ってこちらはかなり現実寄りかつややダークな作品となっています。
夢もないやる気もなく無気力に生きていた中学生の主人公が、ある日目の前で幼馴染を事故で喪い能力(作中ではオラクル)に目覚めたことで、正義のヒーローとして人知れず戦うことを決意します。
彼の能力、少年漫画の主人公らしからぬもので、「モグラ池で溺死することでその日の午前7時に戻れる」能力。
つまり、全くもって戦闘向きの能力じゃないんです。
その代わり彼は勝つまで何度も何度も何度も何度も池で溺死して、もう一度今日を繰り返すのです。
代償なくして使えなさそうな能力ですが、もちろんこの能力はどんどん彼を蝕むことになります。
オラクルホルダー(能力保持者)は悪い人ばかりじゃない! と信じ証明するために正義として戦うサイケに立ちはだかるのは、一癖も二癖もある奴ら。
勝負には勝っているのに、どこかぬぐいきれない「不安」が漂っているのがこの作品の魅力の一つですね。どのような結末を迎えるのか非常に楽しみな展開です。
文章:ゆず
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