【八犬伝、他2冊】旬じゃなくても面白い!

今回もマイナー雑誌だったり、完全に個人の趣味で選抜した漫画を紹介していきます。
ほぼ毎回のように打ち切り漫画が出てきます。
書いた人の心が折れた回数を数えるのもこのコーナーの風物詩でもあります・・・。

 

 

oooku

大奥 よしながふみ 1-10巻(既刊) 白泉社 JETS COMICS

男女逆転大奥。将軍は女、大奥には美男3000人。よしながふみのSF大河ロマン。
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この作品は映画化・ドラマ化がされたので皆さん結構知ってる人も多いのではないでしょうか?大奥は本来徳川家光の時代に、男色趣味のあった将軍一人に対して作られた、いわばハーレム、女の園でした。
ところが、この作品ではそれがある男にだけかかる奇病によって江戸時代初期に、男の数が激減。農村だけでなく武家、大名家、そしてついには将軍家にまでその病が広がってしまいます。
男が絶えてしまった将軍家に残された道は、前代未聞の女将軍。
第一巻は吉宗公の時代、そしてそこから全ての始まり家光公の時代へ物語はさかのぼります。
男女逆転、という大胆な設定でありながら本来の歴史や事件をなぞった読み応えのあるストーリー展開。男とは?女とは?そして将軍とはどうあるべきか?様々な立場の人間にスポットが当てられていて、物語は様々な展開を迎えます。
原作ファンとしては、第一弾の映画は(主演の某女優さんのキャスティング以外)失敗だと思っていますが、ドラマの方は原作にほぼ忠実で、演出も上手かったと思います。
是非、読んでいただきたい1作。

 

hakken

八犬伝 蒼也ぴんく 全8巻(文庫版) ホーム社 ホーム社漫画文庫 

安房国の領主・里見家の伏姫は、戦で手柄をたてた飼い犬・八房の妻となった。しばらくして懐妊した姫は、犬の子を身ごもったことを嘆き、命を絶ってしまう。その時、姫の数珠から、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字が浮き出た8つ珠が空高く飛び散った。それぞれの珠と牡丹の痣を持つ8人の若者達・八犬士の数奇な運命の始まりだった…碧也ぴんくが贈る壮大なる伝奇ロマン!!
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原作は滝沢(曲亭)馬琴の「南総里見八犬伝」。
こちらも何度かメディア化されているものの、なかなか原作に沿った作品が少ないのが原作ファンとしては惜しいものでした。
しかし、この作品は数多くの八犬伝の中でもかなり原作寄りに描かれた物語になっています。
アレンジも加えられていますが、原作のよさを損なわないほど良いものです。
八犬伝の舞台は室町時代後期(1400年代後半)とされていますが、この微妙な時期の時代背景や細かい解説も巻末などで上手く説明してくれています。
歴史物はちょっと・・・という方でも読みやすい作品になっています。
絵柄が少女マンガ系なので、男性の方は少し敬遠されるかもしれませんが、まずは試しに1巻を読んでみてほしいと思います。

 

kongou

 

金剛番町 鈴木央 小学館 全12巻 少年サンデーコミックス

太平の眠りを貪る日本に、迫る、悪鬼羅刹の番長軍団!!
立ち向かうは、現代に残った最後の硬派・金剛番長!!
ああ、日本はこのまま、異形の学生軍団に支配されてしまうのか…!?
乱れ飛ぶ学ランとゲンコツ、汗と血飛沫のカーニバル!!
歯を食いしばれ!! 読め!! そして戦慄せよ!!
チビるか!? 惚れるか!? 
俺達に与えられた選択肢は二つしかないッ!!
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歴史物が2つ続いてしまったので現代ものを。
この現代に時代錯誤な番町という輩が日本制圧を企んでいて、それを止めるべく立ち上がった男・金剛晄。
次々と現れる番町を倒していく痛快バトル漫画なのですが、最近では珍しい勧善懲悪がはっきりした作品です。
番町と名乗るのは男女関係なく、また番町全員が学ランを着ているのが特徴的です。
また、名前は必ず「●●番町」となっていて、特殊能力や特技を持った奴もたくさんいます。
主人公があまりに強すぎて、力のインフレ化が逆に感じられないのが個人的には面白いなと思ったポイントです。
この作者は、以前ジャンプで「ライジングインパクト」というゴルフ漫画を連載しており、サンデーではこの作品の前に、「ブリザードアクセル」というフィギュアスケート漫画を連載していました。
さらには、打ち切られてしまいましたがチャンピオンでは「ちぐはぐラバーズ」という剣道漫画。そして現在はマガジンで「七つの大罪」というファンタジー漫画を描いてらっしゃるということで、日本でも珍しい4誌で掲載経験のある先生です。
他の作品も面白いので是非、読んでみてはいかがでしょうか?

 

 

文章:ゆず

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