どうもmaoです
今回のブログはいつもの月次記録とは別の特別編です。
みんながブログでも散々書いてきましたが、我々上海ゲーム部は毎週毎週いろんなボードゲームをプレイしてきました。
それが高じて、とうとう上海ゲーム部は作る側に回ることにしました!
というわけで、上海ゲーム部、ボードゲームを発売します!
それも一挙に2つです!
そして後続も控えております!
今回はボードゲーム発売に至った経緯、そしてゲーム2つの発売予告をさせていただきます!
きっかけは偉大なる先輩の一言です。
曰く「ボードゲームを作って発売しないと、上海ゲーム部は次のステージには行けないんだ!」
次のステージとは何ぞや?はさておき、ボードゲームは作ってみたいですね!
そしてせっかく作るならば販売したい!
ということで、ボドゲ製作コンペ、開催しました!
Index
Ⅰ.コンテスト開催
さて、そんな先輩の一言をきっかけに、春節明け頃に早速イベントが立ちました。
行動力の高さ、それが我々の取り柄です。
【ゲーム部オリジナルボードゲーム製作コンテスト】
3月中にゲーム部内に個人またはチームでエントリーし、ゲームのアイディアを練る。
4月3日に中間発表として内部の意見をもらう。
5月頭に最終発表をして、優勝者/チームのゲームをゲーム部出資で商品化。
ゲーム部もみんな普段ちゃんと働いているので、商品化するために部内のリソースを結集したいですね。
そして出すならいい物を、競争があれば刺激しあってよりいい物も産まれやすくなるってわけです。
いやぁ、燃えます。
そして3月中に6作品がエントリー。もちろん、私も参加しました。
大会の様子はオンライン生配信をして、当日会場に参加できないメンバーや日本に帰ったOBらにも届けられました。
きっかけとなった先輩もネットの向こう側で見守ってくれました。
ここで参加作品6つをざっくりご紹介。
1.Eさん・・・「建設会社をつくろう」
人材を育成して建設の仕事をこなすというゲーム。
ポイントはスキル不足の人材が高難度の仕事をこなすと事故リスクが起きるという点。
そしてゲーム部公認の捻くれ者Eさんらしく、事故ったら人材が死ぬなんて物騒な要素を入れている。
また、大型業務で一攫千金か、小型業務をコツコツこなすか、プレイヤーによって異なる戦略が取れるというのもいいですね!
2.ちょびさん・・・「侵略戦争(仮)」
オインクみたいな小箱の軽ゲーを目指しているそう。
気軽な招待隠匿でポップな気持ちで裏切りを楽しめるという。
何それ裏切りたい!
3.ふぁみさん・・・「夢の異世界ライフ楽にできると思ったら大間違い」
ゲーム部アニメ分科会の重鎮ふぁみさん
なろうの異世界ワールド展開しまくってますね。
しかし、なろうの世界通り無双できるわけじゃありません!
思わず「こんなはずじゃなかった」と叫びたくなるゲーム。
最近世の異世界ブームに疲れた私ですが、これは異世界無双へのいいアンチテーゼです。
4.Fuさん・・・「Battle of Mana Filed」
ハイファンタジーを得意とするFuさん。
今回もなかなか重量級のストーリー。
典型的なアメリカ式バトルゲームですね!
いやぁ、やってみたい。
5.部長・・・「巫蠱の禍」
ダークですね!
とことん闇の世界観、さすが我らが部長。
セットコレクションで蟲を組み合わせて呪いを発動するという。
なんとも恐ろしいゲーム。
6. mao・・・「Extinction Prventure」
最後は私。唯一チームでの参加。
プロデューサー兼アートワークデザイナーの私mao、メカニクスデザイナーのらおしー、生物データベース担当のKくんの3人チーム
過去に戻って恐竜をはじめとする太古の動物を絶滅から救おうというゲーム。
拡大再生産、エンジンビルディングの要素をもっている。
このために淘宝でアンモナイトの化石(30元)まで購入しました。
まず、みんな完成度が高い!
これじゃ発売作品絞れないじゃないか!
そこで、私maoから提案です。
上海のボードゲームデザイナー集団SHADOWが毎年夏に企画するSHADOW Marketというイベントに出店しましょう!
コンテスト開催日が4月頭なので、SHADOW Marketに間に合わせられる自信がある作品に総力をつくし、その他の作品はその後別のイベントをターゲットに調整していこうということで参加者の意思合わせをしました。
というわけで、6作品中以下3作品をSHADOW Marketに向けてみんなで手伝って仕上げようということになりました。
- ちょびさん・・・「侵略戦争(仮)」
- Fuさん・・・「Battle of Mana Filed」
- 部長・・・「巫蠱の禍」
残念ながら私のゲームはなかなかの重ゲーでデータチェックも多いので、流石に2ヶ月で仕上げられず、提案しておきながら、今回は一旦サポートに回ることにしました。
かくして私たちのボードゲームデザイン活動が本格始動しました!
Ⅱ.妄想からの職人へ
目標も決まり、早速ゲーム製作に取り掛かります。
さすが普段バリバリ仕事している人たち、1週間そこらでテストプレイにたどり着きます。
ちょびさんはまずは手書きのカードを並べてゲーム性をチェック!
*ちょびゲー「侵略戦争(仮)」
Fuさんはダンボールでヘックスを作ってプレイ!しかしダイス多いな!多分製品化したら箱底抜けますな。
*Fuさんゲー「BMF(仮)」
部長はなんと日本にいるTさんの支援でオンラインテストプレイ!
本当あんたら才能のバーゲンセールか!
*部長ゲー「巫蠱の禍」
呪いがテーマなのに思ったよりポップな仕上がりね。
テストプレイのフィードバックで物がどんどん良くなります。
- ちょびゲー
「侵略戦争(仮)」というドストレートタイトルから「お前、裏切ったな!?」に変更。
話し言葉で親しみやすい上に裏切られた時の驚きと悲しみが表れていますね〜
そして、課題のグラフィック担当として、わたしmaoがつきました。
ポップでRPG的世界観なので、ドット絵に挑戦!
絵も世界観もブラッシュアップされていきます。
ね?だいぶ良くなったでしょ?頑張ったのよ私。
そしてこちらもオンライン化。これで平日夜でも頑張って日本と繋いでテストプレイできるようになった。
- 部長ゲー
こちらもカード化、実物触るといよいよ実感湧きますね。
- Fuさんゲー
はい、来ましたよ早くもおなじみになったオンライン化!
Tさん仕事が素晴らしいです!
そしてコンポーネントのグラフィックデザインにも日本に帰ったはぐれ絵師O様が担当につきました。
ただ、Fuさんのゲームは重ゲーでゲームバランス調整に時間がかかるうえ、グラフィックデザイナーの業務負荷もかなりかかるので、残念今回のSHADOW marketには間に合わないことが確定しました。
ただ、今年の他のイベントを狙っていきますので、乞うご期待ください!
Ⅲ.産まれくるものたち
さて、宣伝でございます!SHADOW marketに出品する上海ゲーム部作の2作品の完成版、ご紹介させていただきます!
※いずれも価格設定中です、発表したらアップデートします。
お前、裏切ったな!? | |
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突如、この世界に魔神が出現した。 敵国の仕業だ!あなたは自分の国が侵略される前に、他の国と協力して魔神を討伐しなければならない! だが、魔神の力は強大だ。討伐が無理だと思うなら、あなたは他の国を裏切って魔神の味方をすることもできる。 討伐隊に協力したふりをして討伐を失敗させれば、きっと魔神は分け前を用意してくれるだろう。 ちょびがお送りする新感覚正体隠匿ゲーム ゲームデザイン:chobi グラフィックデザイン:mao ディレクター:azu 校閲:kon メカニクス:正体隠匿 参加人数:3-4人 対象年齢:8才以上 プレイ時間:20-30分
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巫蠱の禍 | |
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巫蠱の禍(ふこのか)は、前漢時代、武帝の治世末期に起きた事件である。 時の武帝が、国家転覆を謀る呪術師に命を狙われているという情報が入った。 呪術師は蠱毒を用いて武帝を殺そうと企んでいるようだ。 毒を以て毒を制す・・・武帝は内密に優秀な呪術師である君たち巫(みこ)を集め、 命を狙う呪術師を倒すよう命じられた。 成功した暁には、最も優秀な者1名に褒美が与えられるようだ。 君たち巫は蠱毒を用いて敵対する呪術師を呪い殺すため、準備を始めるのだった。 ゲームデザイン:紅飛鳥 グラフィックデザイン:紅飛鳥 ディレクター:azu 校閲:ちか メカニクス:セットコレクション 参加人数:4人 対象年齢:8才以上 プレイ時間:45-60分 |
SHADOW marketはまだ企画中で日程が発表されていないので、発表されたらブログを更新してお知らせします。
上海にいらっしゃる方、ぜひ遊びにきてください!
ではでは、SHADOW marketでお会いできたら幸いです!
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