どうも、ちょびです。
早速ですが、ご存じの方も多いと思いますが、現在上海は絶賛ロックダウン中です。
せっかく上海でロックダウンを経験しているということもあり、
日本の方のため、もしくは今後の参考のため、現状の記録を残しておこうと思います。
今回のロックダウンがスタートしたのは3月28日でしたが、ちょっと遡ってみましょう。
ここまでゼロコロナ政策を成功させていた上海、2月中はほとんど新規感染者がいなかったと記憶しています。
2月末から3月初めのあたりで上海での新規感染者数があれよあれよと増加の一途をたどり、3月7日週のあたりから在宅勤務へと切り替えた会社も多かったです。
街中の人波が体感少ないようになり、各種交通機関が明らかに空くようになりました。
感染者が発見された小区(マンションとか団地みたいなもの)は全員が外出禁止になるので、知り合いも何人か閉じ込められる事態になりました。
また、感染者が発見された小区の付近に住んでいる人は集団PCR検査の対象となり、夜に呼び出されて検査に赴くという話を聞きました。
建物に入るのにPCR検査結果が必要といったケースもみられ、街中のいろんなところに臨時のPCR検査所が作られていました。
(検査結果は身分証番号やパスポート番号に紐づけられ、スマホですぐに確認ができるようになります)
3月中は局所的な隔離政策を続けていた上海でしたが、新規感染者数は減る気配がなく増え続けるばかり。
いよいよ大規模な隔離政策に踏み込みます。ロックダウンのスタートです。
上海では浦東地区と浦西地区が大きな河を隔てて分けられているのですが、
3月28日から31日に浦東地区、4月1日から5日に浦西地区のロックダウンが行われることが決まりました。
発表されたのはロックダウンの前日くらいだったでしょうか、ついにやるのか、、、といった印象でした。
当然ながらこの期間中、地区を隔てている河の橋には検問が作られ原則往来は禁止、交通機関も入れなくなります。
私は浦西地区に住んでいるので、4月3日~5日の祝日がつぶれたなーなどとのん気なことを考えていました。
ロックダウンといっても5日間なのでそう重く考えず、ある程度の食糧を仕入れて4月1日を迎えました。
そして現在4月15日。
1日にスタートしてから2週間、未だにロックダウンは継続中です。
1日に解放されるはずの浦東地区のロックダウンが継続された時点で、何となく事態は読めていたところでした。
ロックダウン中全市民のPCR検査が行われ、その結果もあって新規感染者数は莫大に増加しました。
解除時期など具体的な情報は発表されず、信ぴょう性のない情報がネットを通じて多く出回りました。
ようやく11日に正式な発表があり、各小区を大きく3つの区分に分けることになりました。
これにより「14日間新規感染者のいない小区は解放される」ことになり、半分くらいの住民は対象となる、、、はずだったのですが、
多くの小区では未だに外出禁止となっています。
周りに未だ多くの感染者がいる状況で、解放には慎重な判断をしているようです。
ロックダウン中の食糧についてですが、手に入れる手段は多くありません。
何度か自治体から野菜、肉、牛乳などの配給がありましたが量は少なく、鮮度もそう良くはない印象です。
最もよく使われているのは団体購入です。
多くの小区では住民用のグループチャットが作られているので、そこで購入者を募り、一定数に達したら商品が届けられます。
配送ができる人員が限られているため、配送箇所をまとめようということですね。
他にもワイマイ(中国版の出前やスーパーの配送)という方法がありますが、こちらも同じく配送の人が少ないので苦労します。
ロックダウンの期間が延びているので、食糧の買いだめが少なかった場合、満足に食事できてない人もある程度はいると思われます。
さて最後に、現在の上海の外の状況をお見せしたいと思います。
ロックダウン開始当初はドローンが見回りをしてるなんて話もありましたが(ホントかどうかわかりませんが)
今はそんなこともなく、私の小区は幸運にも外出が許可されています。
ちょくちょく物資配送用の車やバイク、救急や公安の車両をみかけますが、基本的にほぼ人がいません。
信号やオーロラビジョンはそのままなので、人だけが消えてしまったような錯覚を覚えます。
電車もほんの一部しか動いていないので、入り口ごと封鎖されています。
清掃員などもいないので、地面には落ち葉などが散乱していました。
コンビニなどお店はほぼ全て閉まっているので、外出しても散歩くらいしかやることがありません。
今後いつまでこの情勢が続くかわかりませんが、しばらくは耐えるしかなさそうですね。
ちょび
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