無茶ブリ3行リレー劇場ゲームルール:
①無茶ブられた人は、最低3行以上(出来る限り沢山書いて下さい)の小説を無茶ブリした人の話に引き続き書く。(更新日は日曜日)
②無茶ブられた人は、その週の話に関連する写真を1枚小説と共に掲載する。
③無茶ブリの対象は、1回でも上海ゲーム部HPに投稿した事のある人を選ぶ。
④無茶ブリの対象は連続で同じ人物を指名してはならない。最低中2週開ける事。
⑤作風は人それぞれ自由。
⑥1作品、10話目で絶対に完結させなければならない。
第5話 【サイコロ】
アルバムを片付け畳の上にごろんと寝ころんだ。
先ほど痛めた足の小指が少し痛む。
「イャンクックを捕まえたら・・・か」
天井を見ながらポツリとつぶやいた。
イャンクックが近くの畑や荻神社に出るというのは聞いたことがあるけれど
12年前に一時期ハンターだったとはいえ、今はほぼ素人同然の私が
いきなり行って捕まえられるとは思えない・・・
一人では無理。では仲間か・・・どうやって見つければいいだろう。
あの無張という老人が「イャンクックを捕まえたら」と条件を付けるくらいだから
あの老人に聞いてみようか。
そうだ、きっと何か情報を得られるはず。
実を言うとサイコロだけじゃなく、あの老人にも興味がある。
話が聞けるのならあのバーに行ってみよう。
翌日、仕事明けにまたあのバーに行ってみた。
扉を開ける前に、なぜか緊張してきた。
この扉の向こうにあの老人はいるのだろうか。
あの老人がいたら、いきなり横に座ってもいいものだろうか
あの老人がいたら、私を見てどういう反応をするだろうか
あの老人がいたら、どう切り出して話を聞こうか
あの老人がいたら・・・
考えてもきりがない。
今は、とりあえず目の前の扉を開けよう。
ギィ・・・
次のターン:【のい】さんを指名します。
メッセージ:君ならできる!
文章:しもみん
最近のコメント