無茶ブリ3行リレー劇場ゲームルール:
①無茶ブられた人は、最低3行以上(出来る限り沢山書いて下さい)の小説を無茶ブリした人の話に引き続き書く。(更新日は日曜日)
②無茶ブられた人は、その週の話に関連する写真を1枚小説と共に掲載する。
③無茶ブリの対象は、1回でも上海ゲーム部HPに投稿した事のある人を選ぶ。
④無茶ブリの対象は連続で同じ人物を指名してはならない。最低中2週開ける事。
⑤作風は人それぞれ自由。
⑥1作品、10話目で絶対に完結させなければならない。
第7話 【サイコロ】
あ、あれは・・・ゴマアブラ・・・、いや、ゴアマガラか!?
噂では聞いたことがあるが、この近辺での目撃情報はなかったはずなのに。。。
「これはやばいぞ・・・」
ああ、やばいよ。イャンクック討伐でも勝てるかわからなかったのが、更に大物の登場だなんて確実に死亡フラグだよ。。。
幸いまだ敵はこちらに気づいていない。
逃げ出すなら今だ、この機を逃したら確実にこちら側が仕留められるってもんだ。
「大槻さん、私たちの獲物は既に瀕死です。。。サイコロの条件はイャンクック。ゴアマガラを倒す必要はないはずですよね。。。」
ああ、言ってしまった。
結構最低なことを言った自覚はあるが、こちらだって命は惜しい。まだこの歳で死にたくなんかない。
生きる目的なんて特になかったが、わたしだって人並みに結婚ぐらいしてみたい。
死ぬんだって、お布団の上で死にたい。
こんなところで、ぐちゃぐちゃスプラッタ、もしくは食べられちゃうなんてまっぴらごめんだ。
大槻は黙ってじっとゴアマガラを見つめている。
「確かに今ここであいつに向かっていってもお互い対イャンクック用の準備しかしていない。無駄死にはおれもご免だ。」
「ただ、あいつをこのままのさばらせているのは危険だ。一度戻って作戦を練ろう。」
ああ、なんて正論。そしてやっぱりわたしもこいつと戦わなければいけないのか・・・。
でも、今は逃げるが勝ち!
「とりあえず、本部に戻って無張さんに相談しましょう!!」
「あっ!」
大槻がペイントボールをゴアマガラに投げつけた!
「逃げるぞ!!!」
そう叫ぶと、わたしを置いてさっさと駆けだした!
わたしだって、逃げ足なら負けないんだから!!
わき目も振らず、とにかく走る!こんなに走ったのは何年振りだ??
足がからまりそうになりながらも必死で走って、とにかく無事にバーにたどり着くことができた。
カラン
ドアを開けると、時間は早いが既に無張が座っていた。
「無張さん。。。実は・・・」
わたしは息を整えながら、先ほどの光景を無張に説明をした。
「なんと・・・。ゴアマガラがこの付近に・・・。」
「とりあえず、居場所を見失わないように、ペイントボールだけはつけてきました。」
「うむ、その選択は正しい。あの場で向かって行っても、お前たちのその準備では確実に死んでいただろう。」
「じゃが、そう悠々と構えている時間もないのは確かじゃ。被害が出んうちになんとか捕獲せんとなぁ。」
そう言うと、携帯電話をとりだした。
「もしもし、わしじゃ。 ああ、ちょっと相談があってなぁ。 うん。 うん。 そうじゃ、あいつをここまで派遣して貰えんじゃろうか。」
誰か助っ人を呼んでくれるのか?
あいつは強いのか?現役バリバリの頼りがいのあるイケメンだと嬉しんだけど・・・。
「・・・・では、よろしく頼むぞ。」
無張は電話を切りこちらに向き直ると
「あいつが来るのを待つ間に、ちょっと昔話をしておこう。」
「あれは、50年前のことじゃった・・・」
といって、無張は語りだした。
その時、その話が自分の運命を大きく変えるであろうことなど全く気付きもしなかったのだが。
次のターン:【tsubasa】さんを指名します。
メッセージ:最近書いてなかったよね☆よろしく(-。-)y-゜゜゜
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