無茶ブリ3行リレー劇場ゲームルール:
①無茶ブられた人は、最低3行以上(出来る限り沢山書いて下さい)の小説を無茶ブリした人の話に引き続き書く。(更新日は日曜日)
②無茶ブられた人は、その週の話に関連する写真を1枚小説と共に掲載する。
③無茶ブリの対象は、1回でも上海ゲーム部HPに投稿した事のある人を選ぶ。
④無茶ブリの対象は連続で同じ人物を指名してはならない。最低中2週開ける事。
⑤作風は人それぞれ自由。
⑥1作品、10話目で絶対に完結させなければならない。
第8話 【サイコロ】
50年前、突如謎の飛竜が現れた。
巨大な体躯に禍々しい漆黒の肌、闇の魔王の威厳を示すかの如く巨大なローブのような翼。鞭のようにしなる長い尾。
その威圧感、存在が与える恐怖は拭い去りようがない。
この世の負の感情を顕現したようなモンスター。
そう、今回お前さん達が出会った、「ゴア・マガラ」だ。
目撃例が非常に少なく、生態も不明な部分がまだまだあるが、
ハンターだけでなく、モンスターにも被害を及ぼし、対策ギルドからも指定危険種にされている。
また、厄介なのが、毛状の鱗から黒い鱗粉のようなものを撒き散らし、
その鱗粉を吸うと、徐々に自身の感情を抑えきれなくなり、
目の前の者を無差別に攻撃的になることが判明している。
それはモンスターにも効果を及ぼし、普段縄張りから出てこないようなモンスターや人の住む町に近づかないモンスターですら狂暴化し、人々に襲い掛かっていった。
人々はいつ恐ろしいモンスター達が襲いに来るのかと恐怖に怯える夜を過ごした。
そんな時、遅咲き最強ハンターとして名を馳せていたお前さんの祖母が、ゴア・マガラ討伐隊に組み込まれた。
しかし、お前さんの祖母は急逝し、ゴア・マガラ討伐も苦戦を強いられた。
そして何とか撃退することに成功するもとどめを刺すまでに至れず、逃がしてしまった。
お前さんの祖母は、人々を恐怖で支配するゴア・マガラを絶対に討伐する、と意気込んでいただけに無念だったろうなあ。
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「その無念を孫のお前さんが晴らしてやるのだ、祖母を超えてみせろ」
イャンクックを捕獲するだけのつもりがどうしてこんなことになってしまったのだろう…
私にできるはずがない。
カラン
と、バーの扉が開く音が聞こえた。
「おお、ちょうど来たようだな」
一体、どんな強くて現役バリバリの頼りがいのあるイケメンが来たのか。
バーのドアへ振り向くと、
そこにいたのは熟練したハンターでもイケメンでもなかった。
「……えっ……と……」
肉球のような紋章が粉飾されたヘルメットを被り、見た目堅牢さと軽さを併せもつ樫の木で作られた鎧、背中に背負っているのは先端が鋭く尖った細長いドングリを模したランス。
武器も防具も歴戦の将の如くかなり使い込まれている。
しかし、それらを身に纏っているのは、
「旦那、待たせたニャ」
「し、喋った!」
ネコだった。
次のターン:【K】さんを指名します。
無茶ぶりについていけない^q^
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