こんにちは>1です。
茶々:コメンテーターの茶々にゃ。
今週のネコニュースをお伝え致します。
茶々:今週はどんなニュースがあるにゃ?
では、最初のニュースです。
【犬が5匹のネコを丸呑み?病院で緊急手術し猫を救助】
http://www.yukawanet.com/archives/4607454.html
一匹の犬が、獣医に運び込まれた。その犬はある日突然食欲が低下し衰弱してしまったという。
心配になった飼い主が動物病院に駆け込んだのだが、犬をレンドゲンで写真を撮ったら、
驚きの事実が。なんと犬が5匹の猫を呑み込んでいたという。直ちに手術が行われ、
犬に飲み込まれた猫を取り出し、犬は一命を取り留めた。
しかし犬は大丈夫だったが飲み込まれた猫は、全く動かなくなっていたという。
猫は死んでいたのだろうか。
犬が運び込まれた際、原因が分からず、腎臓に問題があると思い尿のサンプルをとったが、
異常なし。次に、胃のレントゲンを撮ることにし、早速撮ってみると驚愕の事実が。
なんと犬の腹の中にい得体のしれない影が映っていた。その影は、病
気でもなんでもない猫だった。
だが安心していただきたい、猫は猫でも猫のおもちゃだと判った。
この犬は何らかのタイミングで猫のおもちゃを丸呑みしてしまったのだという。
なんとも恐ろしい犬だ。
猫のおもちゃの大きさは推定5センチ。それにしてもなぜ、
こんなにも猫の玩具をのみ込んだのか。飼い主の女性はこの犬が、
食べ物と間違えて食べてしまったと推測するという。とはいえ、
早摘出しなければ、体の臓器に負担をかける危険性はおろか傷をつけてしまう恐れもある。
一刻を争う事態だ。
それにしても、飲み込んだ猫のX線写真は犬にそっくり!
―手術は成功
手術後、無事、腹の中から子猫4匹と親猫1匹の玩具をとりだし犬は一命をとりとめた。
元気になった犬を見て、飼い主もほっと胸をなでおろしているという。
獣医も「これだけたくさんの玩具をX線で写したのははじめてだ!」と驚いているそうだ。
初めて見たというより、犬がおもちゃを食べてしまうという行為自体が異例のようにも思えますが、
このワンちゃんのように間違えて食べてしまう恐れもあるので、
犬を飼っておられる方は十分お気を付け下さい。
ほんとの猫でなくて良かったです・・・
茶々:ほんとにゃー、飼い主さんは誤飲にはくれぐれも気をつけてにゃ!!
次は現在に現れた中世の猫のニュースです。
【猫用レザー・バトルアーマーでかわいいにゃんこの防御力をアップ】
http://yukan-news.ameba.jp/20140114-74/
ドラゴン退治もお任せって雰囲気です。
以前、ネコやネズミ用の彫金甲冑をご紹介したことがありましたが、
今回はまた違った魅力が持つレザー製の鎧です。
ネコ達がいつも家で食っちゃ寝生活を送っていると思ったら大間違いです。
人々に「なんだ、ただのネコか」と思わせて、
あなたが見ていない時にはスパイ活動をしていたり、銀河征服を企んでいたりするんです。
それでもネコを守ってやりたいと思っちゃうんですよね。
そんな人間たちがネコちゃんに買ってあげるべきなのは、
このレザー製ハンドメイドの「キャット・バトル・アーマー」です。
「昔はお前のような冒険者だったが、膝に矢を受けてしまってな…」
丈夫な植物タンニンのなめしを用いたレザーを使い、すべてハンドメイドで作られたこのアーマーは
ただのコスチュームではありません。
あなたのネコちゃんはこの可動性の高いアーマーにより、
何ものにも止めることのできない虐殺者になるのです。
戦場やリビングでのスムーズな動きを確保しながらも、
ネコちゃんを敵の手からしっかり守ってくれます。堂々とした胴体部分はリベット、
可動プレート、そして恐ろしい背びれで構成されています。あなたのネコちゃんの臀部は、
柔らかいレザーの裏地に縫い付けられ、ニッケルシルバーのドーム状リベットで装飾された
互いに重なりあったスケイル(鱗)で守られます。
ミッドナイトブラック色のスケイルとプレートは、光沢のある保護コーティング仕上げにより
一体感がでており、まるで致死性の毒花の花びらのようです。カラー部分の伸縮素材と、
ふたつのニッケルシルバーのバックル、そして腹部のコルセットスタイルのハトメとレースに
より調節可能で、つけ心地よくもしっかりとフィットします。
戦いをニャめんじゃない小僧!!
普段は人間用のファンタジー系やSF系のコスチュームを作っているEtsyショップSchnabubleが、
何を思ったか売りだしたこの「キャット・バトル・アーマー」。
残念ながら1点しか存在せず、お値段は500ドル。
日本円では5万6818円となっております。
なお、Schnabubleはこの他にも、ネコまたはイヌに取り付けることのできる「コヨーテの顔」(!!)で
作られた強そうなハーネス(見方によってはコヨーテに胴体を
食べられているようにも見えるけど)なんかも販売しています。
ご自宅のにゃんこを世界最強にしようとお考えのあなたは
「キャット・バトル・アーマー」の購入を検討してみるのもアリかもしれませんね。
逆に愛猫の悪行が手に負えなくなってもあしからず。
茶々:ほしいにゃー・・
・・・これ以上暴れないで下さい(=ω=;
では、次のニュースです。
【衝撃格闘動画】猫が犬にスリーパーホールド】
http://rocketnews24.com/2014/01/03/400339/
プロレスファンならば「猫」という単語を聞いただけで、何人かのプロレスラーが思い浮かぶはずだ。
ブラック・キャットに、ビッグ・キャット・ヒューズ、ファイヤー・キャット……などなど。
山崎一夫や風間ルミを連想したマニアもいるはずだ。
だが……! だがッ……!! それはどうでもいいとして、猫が犬にスリーパーホールドを
キメている動画が話題になっている。動画のタイトルは「Cat gets a dog into a sleeper hold」だ!!
まず決闘をけしかけたのは犬である。ジャンプ一番、猫を牽制。
しかし、猫は「谷津ガード」的な左手ガードだけで、それを防ぐ。
その後、しばし牽制しあった後……一気に両者はグラウンドの攻防に! そして……!!
ハッと気付いたら、もうキマっている。
猫のスリーパーホールドが、犬の首にガッチリとキマっているのである!
しかもカメラが接近すると、「キッ」とカメラを睨みつけている。
まるでキラー猪木のような、鬼のような睨みである。
その表情は、まるで船木誠勝をスリーパーで落としたヒクソン・グレイシー。
「落ちるぞ?」「いいのか?」そんな言葉さえ聞こえてくる、
実に鬼気迫るイイ表情だ。ちなみに犬は、落ちなかった。
暴れて振り切り、ブレイク状態だ。
http://www.youtube.com/watch?v=La75cmuxAs0
茶々:人間で試したらどうなるにゃ?
嗚呼・・・茶々がどんどん凶暴に・・・(つωT
茶々:冗談にゃ。
次は猫豆知識のコーナーです。
今回は恐ろしい病気「FIP」について勉強しましょう。
【猫の命にかかわる恐ろしい病気。FIPってどんな病気?】
1.FIPとは
FIPとは猫伝染性腹膜炎(feline infectious peritonitis)の略称です。
猫コロナウィルスの感染が原因とされている、
若い猫に発生しやすい致死率が非常に高い病気です。
FIPは発症する原因が未解明なこと、確定診断が難しいこと、
有効な治療方法がないことから飼い主さんにご説明するのが最も難しい疾患の1つです。
今回は、非常に混乱しやすいポイントについて解説します。
2.FIPの原因
FIPは猫コロナウィルスが原因ですが、猫コロナウィルスに感染した猫全てがFIPになるとは限りません。
これは動物病院でFIPについて説明される中で、最初に混乱しやすいポイントです。
猫コロナウィルスに感染していてもピンピンしている猫は日本に沢山います。
なぜなら猫コロナウィルスは本来感染してもほとんど症状がでない、
病原性の低いウィルスだからです。
しかし、稀に猫コロナウィルスが猫の体内で突然変異を起こし、
FIPウィルスに変化することがあります。
猫コロナウィルスがFIPウィルスに突然変異してしまった猫のみがFIPを発症します。
昔は、猫コロナウィルスとFIPウィルスは全く別のウィルスだと考えられていましたが、
最近の研究で猫コロナウィルスが体内で変化してFIPを発症していることが分かりました。
3.なぜFIPウィルスに変化するか?
猫コロナウィルスが、なぜ突然変異を起こすのかはわかっていません。
若齢の猫で多いこと、免疫が弱った猫で発症しやすいことから、
猫コロナウィルスに対する免疫反応が関係していると考えられています。
4.よくある症状
FIPの症状も、混乱しやすいポイントです。腹膜炎という名前が付いていますが
必ずしも腹膜炎の症状がでるとは限りません。FIPは体の様々な場所で炎症を起こすので症状も様々です。
よく見られる特徴的な症状としては、お腹や胸に水が溜まる(胸水、腹水)、
発熱、神経症状(ふらつきや眼振等)、黄疸、眼の異常などです。
しかし、中には食欲不振や、元気がない、痩せてきたなど、
他の病気でも一般的にみられる症状しかでないこともあります。
腹水や、発熱などの特徴的な症状がなくてもFIPの可能性はあるので注意が必要です。
腹水などの水の溜まる症状がでるFIPをウェットタイプ、
それ以外の症状しかみられないFIPをドライタイプと呼ぶことがあります。
しかし、FIPの猫は多かれ少なかれ両方のタイプが組み合わさった症状がでます。
そして、どちらかのタイプはそれぞれ他のタイプに変化することもあります。
5.FIPの検査
FIPは様々な場所で炎症を起こすので、血液検査、レントゲン検査、
エコー検査など全身の検査が必要です。
これらの検査で、FIPによく見られるような検査結果が多いとFIPの可能性が高まります。
また、FIPの診断の助けとなる検査にウィルス検査があります。
「抗体価測定」や「PCRによる遺伝子検査」などがそうです。
そしてこのウィルス検査が最も混乱しやすい点です。
これらの検査は、猫コロナウィルスに感染しているかどうかを調べる検査です。
しかしウィルス検査ではFIPウィルスと普通の猫コロナウィルスのどちらに
感染しているか区別ができません。
ウィルス検査結果が陽性であっても猫コロナウィルスに
感染しているだけでFIPとは限らないのです。
そして、FIPであってもウィルス検査で陰性のこともあるので注意が必要です。
6.なぜウィルス検査をするの?
ウィルス検査は、診断の補助のために行われます。
例えば猫コロナウィルスの抗体価では、抗体価がすごく多いという結果がでると、
よりFIPの可能性が高いと言われています。反対に抗体価が少ないのならFIPの可能性が低いと考えられます。
ここまでの文章で、ずっと「FIPの可能性が高い」と書いているのは、
これらの検査結果がFIPと一致しても、まだFIPと確定診断することができないからです。
多くの場合、FIPを診断するには猫ちゃんの年齢や、症状などの
プロフィールに全身検査とウィルス検査等の結果を加味してFIPと暫定的に診断しています。
7.確定診断はできないのか?
最も診断精度が高いと言われている検査は組織学的検査です。
組織学的検査というのは手術でFIPが疑われる病変を一部摘出して行います。
そのため全身麻酔をかける必要があります。
しかし、FIPが疑われる猫は、総じて状態が悪いため麻酔のリスクを考えなければいけません。
そして、病変が脳や眼など、組織検査に適さない場所にしか現れないこともあります。
また仮に、組織学的検査によってFIPと診断されたとしても有効な治療方法がないことから、
この検査を希望されない飼い主さんが多いです。こういった事情が重なり、
多くの猫はFIPと確定診断することが難しいのが現状です。
8.FIPの治療
FIPの根本的な治療方法は「ありません」。
治療の目標としては、症状を緩和させてあげることになります。
副腎皮質ステロイド製剤や他の免疫抑制剤が使われます。
FIPの猫の多くは1~2カ月で亡くなってしまいます。
しかし、中には治療の反応が良く数年間生きる猫も報告されています。
そして、高齢でFIPに罹った猫の方が、病態の進行が遅いことが多いです。
9.本当にFIPの治療はないか?
FIPは非常にやっかいな病気なので、世界中で多くの獣医師が西洋医学、
東洋医学を駆使してFIPの治療法を研究しています。
論文でも、少数の研究でFIPのより良い治療法が報告されています。
しかし、症例数が少なかったり、他の研究者が同じ治療法をやってみても
うまくいかなかったりなど、獣医師全体の見解が一致する効果的な
治療法は現在のところ報告されていません。
しかし、これらの少数の報告から効果的な治療方法がみつかる可能性もあるので、
色々な治療法をチャレンジすることは無駄だとは思いません。
10.「FIPの猫が治ったと聞いたのですが?」
「FIPの猫が治ったと聞いたのですが?」。
確かに、グーグル等で「FIP 治った」と検索するといくつかのページがヒットします。
FIPの致死率は非常高いですが、どんな病気でも100%とは断言できないので、治ることもあるかもしれません。
しかし、注意点としてその猫は「本当にFIPだったのか」と考えなくてはいけません。
なぜなら上記のようにFIPは診断がすごく難しい病気だからです。
若齢で、黄疸や腹水などFIPの症状に一致しており、
全身検査でもFIPを疑う検査結果が多かった猫がいます。
猫コロナウィルスの抗体価も高く、これらの情報から考えるとFIPの可能性が高いですが、
その猫は治療で元気になりました。
その猫は組織検査をしていませんが、FIPではなくFIPのような症状が重なっていただけだった
可能性も十分にあると思います。
つまり、FIPの可能性が高いと動物病院で言われても、FIPではないこともあります。
FIPの可能性が高いと言われたので治療を諦めてしまうのは、判断が早すぎるのではと思います。
11.予防
猫コロナウィルスに感染しないことができれば、それが一番の予防です。
しかし猫コロナウィルスは日本国内にも蔓延しており、
ブリーダーさんやキャッテリー等猫が集まる施設では、完全に猫コロナウィルスを
根絶することは非常に難しいと言われています。
ご自宅の猫がまだ猫コロナウィルスに感染していないのであれば、
室内飼育を徹底しウィルスとの接触を避けることが重要です。
新しい猫を迎える場合は、その猫が猫コロナウィルスに感染していないかチェックしてから迎えましょう。
既に猫コロナウィルスに感染していても、焦ることはありません、
猫コロナウィルスに感染している猫の殆どはFIPを発症しません。
FIPの発症にはストレスが関係していると考えられていますので、
ストレスのかからない生活を心がけましょう。
多頭飼育では、FIPの発症率が特に高いことがわかっています。
5匹以上の同時飼育は避けた方が良いです。
また、猫の飼育頭数の基準の1つに、「部屋の数以上に猫の飼育数を増やさないこと」
というものがあります。
例えば3LDKにお住まいならば、飼育する猫の数は3匹までになります。
猫は生まれもっての単独行動動物なので、どんなに同居猫と仲良しでも
1匹で休まる部屋を確保してあげて下さい。
12.ワクチンはないのですか?
FIPは、単純なウィルス感染ではなく免疫が関係した病気であるため、
ワクチンの開発に苦労しています。
アメリカおよび欧州の数カ国でFIPワクチンが販売されていますが、
日本国内ではこのワクチンは未承認です。
このワクチンは有効性に疑問があるため、海外でも必ず摂取を
推奨されるワクチンではありません。
FIPはまだまだ未解明なことが多く「予防、診断、治療」全てが難しいのが現状です。
2013年に突然変異したFIPウィルスに関する新しい発見が報告されました。
近い将来、組織学的検査を行わなくても診断できる検査や、
よりよい治療法が発明されるかもしれません。
http://news.mynavi.jp/news/2014/01/14/153/
茶々:怖い病気にゃ(><
茶々は室内飼いを徹底しているので少し安心かもしれませんね。
まぁ、脱走はやめて下さい(==;
茶々:頑張ってしないようにするにゃ(><
今週は以上です。
また来週お会いしましょう!!
茶々:またらーいしゅーにゃー
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