作者:アラン・ムーン
発祥:ドイツ
人数:2~6人
時間:90分
古の時代より成人に達したエルフ達は見聞を広める為旅に出る事が義務付けられている。この世界を隅々まで走り抜け理を見極めたならば、あなたは人々から風の翼と呼ばれる伝説のエルフとなるだろう。
ルール
先ずは、準備から、このゲームは全部で5つのステージを4ラウンド行い勝敗を決します。と、その前に参加者分のトークンをMAP上に配置します。今回は4人のエルフが成人の儀を執り行うので、トークンは赤青緑黄色の4種類です。20の街にそれぞれの色のトークンを置きスタート地点のお城にアバターを置いたらゲームスタートです。(本当のアバターはこれまた可愛い長靴トークンなんですよ。)
5つのステージ:
0 お邪魔タイルとランダムの路線タイルを受け取る:ゲームスタート時だけこれらを各1枚づつ受け取ります。ランダムタイルは裏向けにして、ここぞと言うときのために他のプレイヤーに公開せず隠しておくことが出来ます。
Ⅰチケットカードを受け取る:このカードは、今後移動する為のチケットとなります。全部で7種類あり、各自に8枚ランダムで配られます。
注目すべきはカード左上のこちら、移動可能場所が書かれています。例えばこのドラゴンカード、ドラゴンの路線が引かれた場所であれば、木が多くて飛びにくい森の中以外はこのカード1枚で移動できます。この様に、それぞれのカードには移動できる場所が決まっており、先ずは手札で何処と何処なら移動できるのかを把握する事が重要となります。
Ⅱ路線タイルを受け取る:この路線タイルは全部で5種類あり、路線を決める為に使用します。赤い枠のお邪魔タイルは最初に貰える分しかありません。
袋から、ランダムに常に5枚を公開状態にし、順番に一枚づつ1人計4枚(プレイ人数により変動)になるまで取って行きます。コレが無いとチケットカードがあっても通れないので、自分の手札と相談し、良く考えながら取りましょう。公開されている中にお目当ての路線タイルが出ていない場合、ランダムで山から引くことも出来ます。
Ⅲ路線タイルを使い、路線を作る:路線の決まっていない道に、路線タイルを置いて、通行手段を決定します。
スタートプレイヤーから順番に1人1枚づつ街と街を結ぶ街道に通行可能な路線タイルを置いていきます。全員がパス(手元に路線タイルが無い場合もパス)をするまでこれを続けます。ここで決められた路線は、4ラウンドが終了するまで変更する事は出来ませんので、将来を見通して路線を作っていく必要があります。
この時、最初に配られたお邪魔タイルを置く事も出来ます。お邪魔タイルが置かれた場所は移動時に追加で1枚のチケットカードが必要になります。因みに、これは丸太なので川や湖の上には置けません。
Ⅳ路線タイルを捨てる:路線タイルは次ラウンドに1枚だけ持ち越す事が出来ます。それらを超えた分に関しては、ここで捨てなければなりません。最初にランダムで貰った裏向けの路線タイルも含めて1枚しか持ち越せません。注:お邪魔カードは捨てる必要はありません。
Ⅴ路線タイルが置いてある道の上をチケットカードで移動する:お待たせしました!!いよいよこのゲームで一番楽しい移動タイムです。手札が有る限り移動可能です。このゲームの肝の部分なのでもう一度言いますが、路線タイルで路線が引かれた部分に対してしかチケットは使用できません。つまり、第1ラウンドでは全ての路線が開放されるわけではないという事です。4ラウンドかけてゆっくりと世界のいける所が広がっていくので、手札の残し方次第では大逆転が可能なのがこのゲームなのです。
街を回った証拠として、トークンの回収もお忘れなく。このトークンの数が多い人が最終的に勝利者となります。最短ルートを見つけて一気に駆け抜けましょう!下記、移動の模様です。
川や湖には路線タイルは存在していないので、筏のカードさえあれば移動可能です。但し、流れの方向がある川に関しては、逆流するのに筏カードが2枚必要になります。
また、どうしても路線タイルに対応するチケットカードが無い場合、任意の種類のカード3枚(どんな組み合わせでも良い)を使用し、キャラバンを行う事が出来ます。キャラバンを行えば川や湖以外のどんな路線タイルの上も移動する事ができます。(勿論路線タイルが無い場合は移動は不可能ですよ。)
Ⅵ手札を捨てる:ラウンド終了時に、4枚を超える分は捨てなければなりません。逆に4枚までは保持できるので、一気に移動できる後半まで重要なカードを温存する事も戦略の一つです。
これらを4ラウンド繰り返し、一番多くのトークンを獲得した人が優勝となります。因みに、拡張要素として、最後に故郷に戻るルールもあります。最初に故郷カードを1枚引き、最終ラウンド終了時にここに居なければ、そこから離れた分のトークンを返す必要があるという上級ルールです。上海ゲーム部ではこちらがデフォになっています。一筆書きのように移動する快感、流石ドイツゲーム賞年間大賞作です。是非1度上海ゲーム部に来て遊んでみてくださいね。あと、言い忘れてましたが、長谷川先生すみませんでした。それでは、良いゲームライフを。
文章:K
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