【ガーマンソンの詩】無茶ブリ3行リレー劇場 第5話

無茶ブリ3行リレー劇場ゲームルール:

①無茶ブられた人は、最低3行以上(出来る限り沢山書いて下さい)の小説を無茶ブリした人の話に引き続き書く。  (更新日は日曜日)
②無茶ブられた人は、その週の話に関連する写真を1枚小説と共に掲載する。
③無茶ブリの対象は、1回でも上海ゲーム部HPに投稿した事のある人を選ぶ。
④無茶ブリの対象は連続で同じ人物を指名してはならない。最低中2週開ける事。
⑤作風は人それぞれ自由。
⑥1作品、10話目で絶対に完結させなければならない。

 

第5話 【ガーマンソンの詩】

すごく・・・彼女に似ている! まるで中学の卒業式で最後に会った彼女そのままだ!

それでも妹と分かったのは 彼女には年の離れた妹がいたことを知っていたからだけど。

引き込まれるように少女を見ていると 少女が口を開いた。

「あの・・・大丈夫ですか?」

声もあのときの彼女そのものでドキッとした。

「あ・・・だ、大丈夫です!すみません、暑さからかボーっとしてしまって・・・」

少女は、僕の持っている手荷物を見て

「もしかして旅行の方ですか?」

と、訊ねた。

「あ、ち、違うんです!前このあたりの中学に通ってて・・・その、人を探していまして、 中学のときの同級生なんですけれど、千鶴子さん、に会いたくて・・・」

思わず、言いたいことがぼろぼろと出てしまった。

「えっと、その千鶴子さん、ご存知です・・・よね?」

少女は驚いたような表情をして言った。

「お姉ちゃんの知り合い?」

やっぱり、彼女の妹だ!確か名前は・・・

「えー!お姉ちゃんに会いに来たって・・・ なんで?なんで?こんな山の中まで? あーー、もしかして恋!? きゃー!いいなぁ、お姉ちゃん!!超思われてるー!うらやましいーーー!!」

見た目も声も彼女に似ているが、話し方が少し若者風だ。

「えっとね、恋とかじゃなくて・・・」

否定する暇なく、次から次から疑問が飛んでくる。

「ねぇねぇ、名前は?」 「どこから来たの?」 「どうやって来たの?」 「なんでお姉ちゃんなの?」 「お姉ちゃんのどこが好きなの?」

答えに窮していると、少女はにこっと笑った。

「私、妹のはすみ!蓮の実って書いてはすみ!」

「あーー、そうだ・・・蓮実ちゃんだ!」

「え、私のこと知ってるの?」

「うん、蓮実ちゃんが小さい頃、何度かあったよ、大きくなったね!」

「えーー、そうなんだ、覚えてなくてごめんなさい。会ってたんですね!」

「覚えてないのも無理はないよ、蓮実ちゃん小さかったもん」

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そんなとりとめのないことを話しながら 二人で坂道を上ると開けた場所に出た。

見えたのは一軒の家。

「お姉ちゃん、今家にいると思うよ!」 「ねえ、中学の同級生がお姉ちゃんに会いに来てくれたって言ってもいい?ってか言うね!」 「ちょっと待っててーーーー!」

心の準備を、と思っていたけれど 蓮実ちゃんは僕一人を残して家の中に駆け込んでいった。

彼女に会える、そう思うと緊張がとまらなくなった。

ミーンミーンと、蝉の声だけが明瞭に聞こえた。

 

次のターン:【Noi】さんを指名します。

メッセージ:恋のドキドキをお願いします!

 

文章:しもみん

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