こんばんは、上海ゲーム部で近日開催予定のテーロス限定EDHに向けて、最近は日々頭を悩ましている。すきじです。
さて、今回のテーマはテーロスブロック構築の話題です。上海のとある一部の日本人界隈では、大変熱く、世間的にはまったく興味がもたれない話題ですが、今日はパパがんばっちゃうぞ☆ミ 期待されてもいないのに醸し出される無駄なやる気とテンションと、そしてそれらを維持するために必要な、執筆中のアルコールで乗り切って行きたいと思います。
さて、時は神々の軍勢の発売前のテーロス環境にまでさかのぼります。当時はあまりカードがそろっていない人も多く、レア満載のデッキは作りにくいような状況。そのときに、ふと目に止まったのが《怒血のシャーマン/Rageblood Shaman》。テーロス限定であれば、高価なミノタウルスというのも存在しないですし、リミテッドでも、ミノタウルスを固め取りできたときの強さには目を見張るものがありました。そんなわけで、試しに作ってみたのが、下記のような赤黒ミノタウルス。
デッキ名:Rb Minotaur
土地
17 《山/Mountain》
8 《沼/Swamp》
クリーチャー
4 《死呻きの略奪者/Deathbellow Raider》
4 《ミノタウルスの頭蓋断ち/Minotaur Skullcleaver》
4 《怒血のシャーマン/Rageblood Shaman》
4 《国境地帯のミノタウルス/Borderland Minotaur》
4 《モーギスの狂信者/Fanatic of Mogis》
4 《クラグマの戦呼び/Kragma Warcaller》
その他
4 《マグマの噴流/Magma Jet》
4 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
3 《パーフォロスの試練/Ordeal of Purphoros》
作って対戦したところ、概ねいい感じに回って、それなりに勝てはしたものの、ぐ。《タイタンの力/Titan’s Strength》のが、《パーフォロスの試練/Ordeal of Purphoros》より即効性が高くて、1マナのが使いやすいから強いとか、細かい反省点を得ながらも、特に改善する機会もなかったもので、一回ゲーム部に持っていった後は、お蔵入りして3月にいたります。
さて、3月に入り、神々の軍勢も入れられるようになったから、そろそろ、デッキをバージョンアップしようと思い、このデッキを見たときに気づいたわけですよ。最大の問題に、そうそれは。
赤単じゃないジャン!
何を隠そう、無駄な前説のとおり、私は単色大好きっこ。旧ラヴニカ環境入りスタンダードで、《血染めの月/Blood Moon》をメインから使って、多色デッキをはめ殺してウハウハいって喜んでいた、無類の赤単色スキーです。そんな私が、テーロスブロックという限定された環境で二色以上のデッキをメインにすえるとは邪道も、邪道! これは、単色にアップデートしないわけにいかないわけはないのです。《灼熱の血/Searing Blood》という、単色向けの色拘束の大きなカードが環境に入りましたしね!
デッキ名:Mono Red Minotaur
土地
17 《山/Mountain》
4 《悪意の神殿/Temple of Malice》
1 《静寂の神殿/Temple of Silence》
クリーチャー
4 《火飲みのサテュロス/Firedrinker Satyr》
4 《死呻きの略奪者/Deathbellow Raider》
4 《ミノタウルスの頭蓋断ち/Minotaur Skullcleaver》
4 《怒血のシャーマン/Rageblood Shaman》
4 《モーギスの狂信者/Fanatic of Mogis》
1 《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》
1 《パーフォロスの槌/Hammer of Purphoros》
その他
4 《マグマの噴流/Magma Jet》
4 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
4 《灼熱の血/Searing Blood》
4 《ケラノスの稲妻/Bolt of Keranos》
そんなわけでつくったのが、このミノタウルスのアップデートバージョン。16枚と火力大目の構造にしてみました。基本的な動きとしては、クリーチャーを展開し、細かいブロッカーは火力でこじ開ける、こじ開けられないサイズのクリーチャーがきたら、火力で止めを刺す、という典型的なバーン系のデッキです。以前のミノタウルスデッキに比べ、《火飲みのサテュロス/Firedrinker Satyr》による一マナからの動き出しを取り入れ、より序盤に相手に優位に立てる展開を目指しました。以前のデッキから新たに加えたカードを紹介していきます。
《火飲みのサテュロス/Firedrinker Satyr》
神々の軍勢のカードではないですが、《森の女人像/Sylvan Caryatid》で止まらなくて意外と強かったのでご紹介。ライフルーズが痛いかなぁとは心配したものの、プレイヤーがMだったので、問題ありませんでした(ぇ
《灼熱の血/Searing Blood》
《焼尽の猛火/Searing Blaze》を思い出させる良カード。クリーチャーを落とさないといけなくなった点と、土地を出さないといけない点はどっちもどっちな、デメリットと思われます。現状のスタンダードや、上海ゲーム部のブロック構築はタフネス2以下の生ものが多数存在しているので、非常に強いという印象。クリーチャーを除去しつつプレイヤーに刺さる3点というのは、使ってみると想像以上にやらしい。
《ケラノスの稲妻/Bolt of Keranos》
ソーサリー3点火力が3マナとあまり使いたくないものの、他に候補がないので仕方がなく入れているカードではあります。でも、火力による押し込みしか勝ち筋がないときの、占術1は以外に大きい。
本来、テーロス環境で多いデッキを相手にそれぞれの相性等を考察できればよいのですが、大会に持ち込むわけでもないですし、上海ゲーム部内でのメタを考えてみたいと思います。身内内で使われそうなデッキに対すう相性は以下のような感じになるとおもっています。
・白系(授与)
白授与に対しては、相性は悪くない。対戦相手の出してきた授与の元となるクリーチャーを丁寧に除去すれば、非常に勝ちやすい。授与や、エンチャントクリーチャー呪文に対応して、《灼熱の血/Searing Blood》を一発でも打ち込めれば、テンポで圧倒的に優位に立てる。そして、そのまま押し切れる場合がほとんどであると思う。
・緑系(緑の大型クリーチャーを最速で出してくるようなデッキ)
序盤に最速の展開をされて、強固な巨大クリーチャーの壁を築かれるとまず勝てないと思われる。ライフゲイン等も織り交ぜられることも考えると、結構きついというのが印象。《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》が採用されてるとかなりきつい。
・黒系(灰色商人を使ったボードコントロール)
《胆汁病/Bile Blight》などの優秀な除去で序盤をしのぎやすく、《エレボスの鞭/Whip of Erebos》、《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》などのライフゲイン可能なキーカードもあり、厳しい。
実際にやってみた相手としては、青緑の大型クリーチャーデッキ、緑単色の大型クリーチャーデッキ、赤白授与デッキ、青コンと相手をしてみましたが、危うげはあったものの、デッキに使用しているカードの質の差なども影響しているとは思いますが、勝率はよかったです。ただまぁ、赤単色なんで、ライフゲイン等でメタられれば、さらっと負けてしまうとは思います。それでも、最近はじめたばかりで、テーロスだけやってるような集まりならば、それなりに勝てるデッキに仕上がっているのではないでしょうか。
それでは、また何かの記事で。
Pingback: asuka
Pingback: ogi