第三回電王戦が先週4/12(土)終了しました!
第一局が行われた3/15(土)に私が書いた記事はコチラ★↓
【電王戦】人間VSコンピュータの戦いがそこにある!!
全五局が終了し、結果は1勝4敗と残念ながら今年も人間がコンピュータに
負け越してしまいましたが、昨年を超えるドラマが多くありました!!
対戦された棋士の方、将棋ソフトのプログラマの方お疲れ様でした!!
観戦者数も対局を重ねるごとに増え
最終の第五局は約71万人の方が観戦したようです!
すごい!すごいよ!!電王戦っ!!!
一局一局に対戦前のPVがあるのですが
どのPVにも胸を掴まれるような一言・シーンがあります!
お時間がある方は下のリンクから是非ご覧くださいませ★
http://ex.nicovideo.jp/denou/3rd/match.html
↑対局のタイムシフト(録画のようなもの)・対局者&ソフトの開発者の情報
結果・棋譜なんかわかりやすくまとまってます(^_^)
今回の電王戦を通して私が感じた
【人間がコンピュータに勝つにはどーしたらいいか?】を
超!素人目線から書いてみます(>_<)
(1)若手が事前に多く対局し、研究をした上で挑む
いやー、第二回第三回の電王戦で勝利した
阿部四段・豊島七段がそうだったので…(ー ー;)
ただし、やねうら王の特徴である局後学習機能が
他のコンピュータソフトにも組み込まれると厄介かも…
対局すればするほど、同じ局面で負けないよう学習するらしいので
全てのソフトに局後学習機能が搭載されるなら
事前研究をすればするほど不利な状況に…
そうなると研究の方法も考えないといけないかもしれません…
(2)ルールを変える
第五局終了後の会見でやねうら王開発者の磯崎さんや森下九段も話しておられましたが
人間対人間のルールを人間対コンピュータのルールに
当てはめるのは違うのではないか。
確かに…
人間にはコンピュータと違って疲労もポカミスもありますからね…
何十手先を読むって考えたら
脳内でシミュレートする人間をコンピュータと比べると
イメージの鮮明さは全然違うでしょうからね(>_<)
会見でルール改正についてはいろいろ案が出てましたが
人間側が盤駒を横に置いて将棋を指す
というのが一番いい気がします。
・香車抜き
・ハンデとして先に二手三手指せる
というのは、将棋として美しくない気がするんですよね…(ー ー;)
(3)コンピュータが弱い戦法を選んで戦う
コンピュータソフトはプロ棋士の棋譜をもとにプログラムを組まれているようなので
プロの対局でも、なかなかでない局面に持ち込めば勝てるのでは?!
という素人目線の意見。
が…!!
菅井五段の「コンピュータの必勝法を見つけて勝っても明日からの自分に繋がらない」
対局後のこの言葉…!!
プロ棋士として、将棋の高みを見据えて戦ってらっしゃったことがよくわかります。
コンピュータに勝つ将棋を指して、コンピュータに勝っても
今後の対人間の将棋には恩恵をもたらさない…
(同時に対人間と対コンピュータの将棋は違うということを示してますね)
まさにプロの棋士!! (っていうか現代に生きる侍!?)
かっこいい…!!
なので、この戦法はちょっと姑息すぎるのかもしれません。
と同時に、コンピュータソフト側が今後ソフトの弱い部分を補完してくるでしょうから
あまりアテにはできない戦法ですね…
以上、超素人目線の【人間がコンピュータに勝つにはどーしたらいいか?】
3つでした。
兎にも角にも、この電王戦のあった一ヶ月は
とても充実した一ヶ月でした!!
初めて知った棋士の方も多く、新たなプロ棋士の魅力を知り、将棋の奥深さを知り
勝敗の旨さ・苦しさを体感した一か月でした。
来年も第四回電王戦が開催される!?ようなので
(詳しくは最終局後のPVをご覧くださいませ★→「第3回将棋電王戦」エンディングPV)
ルール改正やプロ棋士の選出(来年こそハッシー!!!)などなど
楽しみに待ちたいと思います!!
ではまた!
再見ー♪
文章:しもみん
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