こんにちは!最近日本のTVばかり見るようになったKです。
最近立て続けに漫画等サブカルチャーが社会問題となっておりますね。
今回は、その内2つを忘れないように書き留めておきたいと思います。
①『妹パラダイス!2』不健全図書に指定!
石原知事が推し進めてきた、東京都青少年の健全な育成に関する条例が施行されてから初めて、実際に適用された作品がこの、『妹パラダイス!2』です。
内容は、なんと実の兄妹が・・・・というものです。凄いなぁ。良くKADOKAWAは出版までこぎつけましたね。
この、東京都青少年の健全な育成に関する条例に関しては、我々ヲタクはかなり緊張感を持って見守っています。この作品は見ていないのでわかりませんが、だんだん規制が厳しくなり、最後には規制が『高校生がタバコを吸う描写』や、『中学生が恋をする描写』等、漫画がなくても実際に起こりうる全ての事象に及ぶ事だけは避けて欲しいと思います。今回の措置は恐らく当然なんでしょうけどねw(そもそも元がエロゲーですからね。)
ネット上の争点としては、今回表現的見地ではなく、倫理的見地からの判断となっているのがどうやら妹好きの人々の逆鱗に触れた様です。『確かに表現は規制がかかって当たり前だが、妹と愛し合うことの何が悪いのか!?それは自由ではないのか?』という人もいるということです。
歴史的に繰り返されているこの禁忌。生物としての発展から言えば恐らく罪なこの行為は、果たして人類の倫理上許されないと法律ではっきりと定義されたのか?ということでしょうね。哲学的でおもしろい議論だと思います。
②『美味しんぼ』鼻血が出て非難殺到!
これは触れていいのやら悪いのやら、なかなかナイーブな問題ですね。作者の雁屋哲氏は日本の現状打破の為に、多少大げさでも社会を動かす起爆剤にしようとしたのでしょうが、如何せん逆方向に行ってしまいましたね。政府からも、官房長官殿から遺憾との声が出ています。
どうやらビックコミックスピリッツとしては、『最後まで見て頂ければ意図とすることが分かるはず!』との話が出ていますが、ちょっと前にあったドラマ『明日ママがいない』の様に路線変更を繰り返し元々の雰囲気が崩れるぐらいなら、最初からなかったコトにするのも手だと思います。
傷ついた人が多数いると言う現実の前には、人を幸せにするために存在するエンターテイメントはあまりにも無力なのですから。
しかし一方、
素朴な疑問なんですが、日本政府って原発に石棺か何かで蓋をしたんでしたっけ?今では放射能は出ていないのでしたっけ?蛇口を止めないと風評被害どころの話では無いのではないかもしれませんね。美味しんぼを叩く事で現実から目をそむけ、ほんとうは危険な世界で生きることになるのは怖いことです。『はだしのゲン』があの頃の若者に原爆の恐ろしさを教えた事実もあります。フィクションの強烈な印象が人を動かすことも有るかもしれません。それを打ち砕いて日本に残るのが、現状を受け入れる人々と、蛇口を開けっ放しの原発だけにならないことを祈ります。
日本の表現物の未来を占うこの2つの事件、あなたはどうおもいますか? それでは良い、ゲームライフを!
文章:K
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