出版:SWAN PANASIA GAMES(台湾)
デザイナー:倉木村
プレイ人数:3~10人
プレイ時間:15分~
ゲーム概要:
台湾スナックの大食い大会が開催されます。
臭豆腐、魯肉飯、小籠包・・・ウェイトレスさんは次から次へと運んできますよ。
残さず食べきって最強のフードファイターの栄冠を手にするのは誰だ!
こんにちは、ミズタニです。
台湾ゲームの中では比較的日本での知名度も高いカードゲーム『タイワンスナックバー(小吃大胃王)』をご紹介します。
コンポーネント:
カードが大きく分けて3種類。6種類の「食べ物カード」と3種類の「特殊カード」、そして赤色の「NO MOREカード」。
↑次から次へと食べ物を運んでくるウェイトレスさんたち。数字は食べ物の種類によって違う。何人分かを表している。
ルール概要:
まず準備として、各プレイヤーに5枚ずつカードを配る。
残ったカードは中央に山札としておいておく。
ゲームは各プレイヤーがターンを行うことで進行していく。
各ターンにできるのは3つで、
-
食べ物カードを出す
- 特殊カードを出す
-
場に出ている「食べ物」を食べる
のいずれかかを選んで行う。
誰かがマイナス3点に達した時点でゲームが終了。
その時点でマイナス点が一番少なかったプレイヤーが勝者となる。
○食べ物カードを出す
食べ物カードの出し方は2種類ある。
1つは場に出ているカードと同じ種類の食べ物カードを1枚出すこと。
この場合、食べ物が場に追加されたということになる。
もう1つは場に出ているカードと違う種類の同種のカード2枚を出すこと。
この場合、場の食べ物が変わる。
例えば、場に臭豆腐が出ている場合で、小籠包のカードを2枚出すと、場の食べ物が小籠包に変わる。
場の食べ物が増えたり変わったりするのが、食べ物カードを出すアクションだ。
○場に出ている「食べ物」を食べる
さて、場に溜まった食べ物はいずれ誰かが食べなければならない。
では、食べ物を食べるとはどうするのか。
山札を引くのである。
↑6人分の臭豆腐は量以外の意味でつらかろう
写真では、数字の2が書かれた「臭豆腐」が場に3枚ある。
これを食べるプレイヤーは、2×3枚、つまり6枚を山札から引く。
このときに山札から「NO MOREカード」を引いてしまうと、残念ながら食べきれなかったということで、
マイナス点を受け取らなければならない。
↑マイナス1を裏返すとマイナス2になる。マイナス3がないのは、誰かがマイナス3点に達した時点でゲーム終了だから。
なお、このときに引いた「NO MOREカード」以外のカードは、全て手札に入る。
手札が多くあれば、どうしても場の食べ物を食べたくないときに回避できる可能性が高くなるので、
食べきれなくならない程度に積極的に食べておきたいところだ。
↑18人分の魯肉飯に、特殊カードの効果で更に1人前追加。こうなるともう食べたくない。
総括:
カードを引いていきたいが、引いてはダメなカードが存在するという、いわゆるバースト系のゲームです。
テーマとプレイ感が非常にマッチしています。
プレイ時間はそれほど長くなく、テンポよく進むので、手軽にできます。
最大10人までできるので、大人数が集まるゲーム会でちょっとした時間が空いたときにやるのもいいかもしれません。
UNOと似ているとよく言われますが、手札を使い切ることよりも、適度に増やすことが大事な点が違うところです。
序盤はバースト覚悟で引いていきつつ、終盤でのらりくらりとかわすのが基本戦略でしょう。
6/1のゲームマーケットで出展する、出版元のSwan Panasiaが扱うそうなので、興味ある人はぜひ。
なお、イラストが猫に変わった『タイワンスナックバー2』もあります。
文章:T.Mizutani
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