【部員生活】鬱病者の日記ーー雨

  最近は雨ばかり。雨の冷たさは針のように人の肌を貫いて、容赦なく心臓を差し込む。そう考えれば、雨は悲しい存在だろう。「神様の涙」とでもいえる。

 今日 別にやりたいこともない、何気なく団地のまわりをうろうろとしている。空を見上げると、また泣きそうな顔をして、黒雲が顔を覗かせている。あたりは静寂に包まれて、僕以外人っ子一人いないような気さえする。 一人もいないと言ったら、語弊があるかもしれない。 団地の入り口では狭い門が聳え立つ。その門の下で確かに人影がちらりと見える。あれはもう一年前のことだっだ。見たこともない中年の男がこの団地にやってきた。身なりの繕わなく、顔面蒼白で無表情な男である。なぜいつもここで立っているのか。

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 そういえば、入り口から200メートルほど離れた森の中に建物がある。誰も行きたがらないが、死人が出ればいかなければならない場所…それは火葬場。もしかして、その男はあそこから来たのだろうか。生前団地のある女性に惚れ、いつの間にかストーカーとして扱われ、結局、その女性に嫌われて、悔しくて、悲しくて自殺の道を選んだ。にもかかわらず、死人になってもあの女性が忘れられない。生前のようにずっと団地の入り口であの人を待っている。今回はストーカーではなく、思い切って正々堂々とあの人に告白するのだろうか。

 

 雨が降り始める。私もその狭い門の下に着いた。男は私の存在に気づいてないようで、私も彼を邪魔しないように雨止みを待っている。

 狭い門の下には、この男のほかに誰もいない。

 

 

 

 

ブルブルブル~~ ブルブルブル~~

 

 夢だっだのか。 

あれ~ なぜ枕が濡れてるんだ。今日 又もや嫌な雨天だか。

 

2014年8月25日  晴れ

 

Life is a game!

文章:TEI

 

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