明日は9月18日ですね。大規模反日デモから1年、魔都上海はずいぶん平和を取り戻しましたね。
でも私はあのデモによって人生を変えられてしまった人達が沢山いる事を忘れる事は出来ません。
結果的に僕たちも大好きだった憩いの場を奪われました。
また、その後仲間達が相次いで帰国してしまった事も、この事と完全に無関係だとは思っていません。
思えばデモの真っ最中、ゲームをする為にお店の電気を消して、こっそり集まってゲームをしました。
あの時期も結局一回も休まず部を運営してこれた事を考えると、よくもこんな純度の高い『ゲームバカ』が集まったものだと思います。
その後私たちが新しい部室として選んだローカルのボードゲームカフェでも最初は日中関係の影響はモロに出ていました。
ローカルボードゲームカフェのコルクボードの中央にに貼られたナショナリズムの塊。
暴徒に襲われない様にするための防衛策なのかもしれませんが、最初見た時には正直かなり『やばい所に来てしまった』感がありましたね。
ただ、その周りにあるポスターがモンハンやファイナルファンタジーだったので、少し安心感を感じ、日本のオタク文化の偉大さを改めて誇りに感じたのを憶えています。
そんな最中、日本人が10人も乗り込んできておしゃべり全開の『ディクシット』をし出すのですから、お店側もたまった物では無かったでしょう。
それから3ヶ月、半年が過ぎ、上海ゲーム部とボードゲームカフェとの関係はどんどん良くなっていきました。
今では私たちが最大の得意先になり。(そりゃあ最大17名とかで行きますので)個室も優先的に貸してもらえる様になりました。
そして今回ついに・・・
コルクボード再編を機に、ナショナリズムの塊は取り除かれました。こうやって日中の関係は草の根でも徐々に回復していっています。
来年はもしかしたらこのコルクボードに、僕たちが遊んでいる写真が飾られているかもしれませんね。
上海は明日もきっと穏やかな青空が広がっている事でしょう。なんせ日本大好きな友達が言ってました『青い空(蒼井そら)はみんなの物』だと。
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