中国は中秋節で連休真っ只中。
のんきにゲーム部の皆で集まってモンハン4で遅くまで盛り上がりまくり〜の〜
ダイエットなう!と言いながら深夜ラーメンまで楽しんだ19日木曜だったのですが、
帰宅後に見たネットニュースで一気に自分を現実に戻されました。
任天堂前社長 山内溥氏 9月19日 死去。
このBlogを読んでいただいている誰もが知っている任天堂の前社長、ゲーム界のカリスマでした。
人物像は日本経済新聞のインタビュー記事集が詳しいのでリンクします。
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO59064120Z20C13A8000005/
小さな京都の花札・トランプ屋だった任天堂の多角経営化を進め、経営を一進一退させながらも
(ホテル経営、レーザー射撃場、ふりかけ生産なども手がけていたそうですがどれもこれも失敗w)
伝説となる技術者、横井軍平 そして世界の宮本茂という天才達を発掘し
近代おもちゃ業界(敢えてそのような表現をしてます)に参入。
その「遊び」のセンス、触り心地や「楽しさ」にこだわり続けた姿勢は
社長を退くまで山内イズムとして任天堂に伝わり続けていました。
サードパーティとして任天堂を支え続けてきた元HAL研究所の天才プログラマ、岩田聡氏を
自分の後継者としてゴボウ抜きで社長にまで持ち上げ世間をあっと言わせたのも彼。
そして新体制になっても任天堂Wiiや、ニンテンドーDS、3DSの任天堂製ハード&ソフトには
山内氏の持っていた遊びのセンスが多く受け継がれていると自分は感じています。
山内氏が「遊び方にパテントは無い」と発言したとして批判する方もいらっしゃるようですが
そのような方々はポケモンやマリオ、といったキャラクター部分のパテントと、
ゲームシステムのパテントを混同されてるのでは?と思っています。
鬼ごっこのシステムは昔からあります。
新要素を入れたらそれはその人の専有特許でしょうか?
カードゲームも同じです。 似てる、といったらもうどれもこれもクロです(笑)
ちょっと似たようなシステムはたくさんありますがどれもこれも「楽しさ」を追求した結果だと思います。
山内氏はそういう事をデジタルゲームに置き換えて言いたかったんではないかと思っています。
「パクリじゃん」という意見を超越した「楽しさ」を求め、常に子供目線で優しいハードを作ろうとした姿勢。
風貌とやんわりとした京都弁から京都の組長と呼ばれていましたが(苦笑)、ゲーム界の巨星墜つ。
長い間、我々を楽しませて頂きありがとうございました。合掌。
文章:らし
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