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狼の口 ヴォルフスムント 4
久慈光久 著
エンターブレイン 刊
西暦1315年10月15日の深夜。民衆は北と南からの挟み撃ちによって、峠の関所~ヴォルフスムント~に攻撃を開始した。
怒り、憎しみ、呪い、すべての感情を戦う力に変えて、絶え間なき攻撃を続ける民衆たち。
彼らが持ち込んできたものは、大量の武器と、強い意志、そして、見たこともない新兵器の数々……!
侵略者ハプスブルク家に対する反撃は、ついにその幕を切って落としたのである! 絶好調第4巻!!
いやーようやくです。ようやく虐げられてきた民衆が立ち上がります。
1,2 巻でどんだけ民衆虐げられるんだよ、ただの拷問漫画か?と思っていたのですが、それは暴動という名の悲劇で終わるのか、はたまたハッピーエンドが待ってい るのかこの史実にもとづいた物語だけは、WIKIを見ないようにして単行本を楽しみにしています。この作品を描く久慈光久は剣劇アクションを描かせれば天 下一品の漫画家です。戦闘シーン、拷問シーンどれも無慈悲で残虐なので好き嫌いははっきりする作品ですがここまで3年待たされた私としては、最後まではら はらしながら付き合いたい作品です。
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テラフォーマーズ 1~6 続刊
橘 賢一 漫画
貴家 悠 原作
集英社 刊
「全く見た事のないものと出会う時、人間は人間ではいられない。」
西 暦2599年──。火星のテラフォーミングが進行し、その地表は一面の苔とある生物で覆われていた。そして、選ばれし15人の若者達は重要任務の遂行を期 待され、有人宇宙船『バグズ2号』に搭乗し、火星へと向かう。かの地で彼らを待つ、想定外の進化を遂げた生物の正体とは…!?
えーとこのコラムにしては珍しくネタばれします。読みたくない人はこれから先は読まないで下さい。
内 容紹介で謎としていた生物の正体。それは日本人なら皆が忌み嫌う昆虫ゴキブリです。独自の進化を遂げたその姿は二足歩行の人間にほぼ同じ。しかも、身体能 力は昆虫の時の筋力、生命力、瞬発力をそのまま有しているという超人たちです。その超人達に挑む人類はその体に地球上の生物たちの遺伝子を体内に組み込ん だこれまた、超人達。トンでも昆虫大決戦がこの漫画のテーマです。きっと原作者は昆虫図鑑を眺めながら「あ、この昆虫の能力いだだき!」というような日々 をすごしてるんだと思います。話はまだまだ混沌として先が見えませんが、昆虫大百科を読むつもりでどうぞ!
文章:O教授
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