塊魂とやら。
2004年発売。いらい10年近くハードを変えて続く(カルト的?)人気シリーズ。
小さな小さな王子を動かして、
世界中のあらゆるものをぐるぐる巻き込む。
雪だるま式に大きく大きく大きくなる。
そして次第に、うずしおや、島や、地球や、宇宙を巻き込めるように。
スティックのみのシンプル操作と、クセになる世界観で、僕も大好き。
くるくるくるりん。
任天堂。ゲームボーイアドバンス。
俯瞰視点で進むイライラ棒的ルール。棒は勝手にぐるぐる回る。
意外と難しくて、面白い。
スーパーモンキーボール。
セガ。龍が如くシリーズの名越さん(いまや取締役)がプロデューサー。
カプセルをぐるぐる転がしてゴールを目指す。
…ああ、回転(ぐるぐる)って、ほんとに気持ちいい。
無限しか感じない。
どこまでも続く円周率。完全な球体は宙を舞うらしい。
そうだ、無限のぐるぐるといえばジャイロツェペリ。
ジョジョ七部の主人公?一応脇役?
鉄球をまわす。ぐるぐる。螺旋の悪魔。かっこ良くてたまらない。
スタンドとは波紋の先。波紋は水面にぐるぐるを描く。
波紋は干渉しあい、巨大なぐるぐるを形成する。
ジョジョ6部は世界をぐるぐるさせて未来へ吹っ飛んだ。物語が終焉し、やがて新しく始まった。
ぐるぐるはすなわち神そのものなのだ。
思えば、ループものというジャンルは人を常に惹き付ける。
ループがぐるぐるしているからだ。
ぐるぐる人を引っぱり込むのだ。
時をかける少女。バタフライエフェクト。ミッション8ミニット。恋はデジャヴ。エンドレスエイト。まどまぎ。
火の鳥。シュタインズゲート。ビューティフルドリーマー。all you need is kill。
ああ、エヴァも、ひぐらしも、なんだってそうだ。
僕たちの周りにはいつもいつも「ループする=ぐるぐるする何か」に溢れていた。
この日常がいつまでも終わらないように。
この日常がいつか終わることを恐れるように。
この日常を閉じてしまって、世界を限定させるように。
或は、そこから飛び出すことを自覚するかのように。
ぐるぐるは、今日も踊り続ける。
daft punk。「Around the world」。
エレクトロなので歌詞はなし。ひたすら「Around the world」と繰り返すのみ。
上の写真はPV。
ミシェルゴンドリー監督。彼の作品で一番好きなのは「僕らのミライへ逆回転」。
回転。ぐるぐる。ラストに死ぬほど感動するオタクたちの物語。
はてさて、この記事が出る次の日には、ゲーム部創立2周年記念を行うらしい。
周。ぐるり。
サークル。ぐるり。
ほんとにいい人がぐるりに集っていて、感謝です。
温かい。
ここでついでにもう一個、オススメの映画。
ぐるりのこと。
2008年公開。法廷画家のリリーフランキーと出版社勤務の木村多江の物語。
日常のしんどさとかけがえのなさを描いた作品といえばとってもありきたりだけど、
そのありきたりなところも含めて、愛したくなる。そんな感じ。
ぐるりとは、周囲のこと。日常を取り巻く、ダメなものと、いいものと。ぜーんぶぐるり。
ああ、きっと愛って丸い形をしてるのさ!(痛)
文章:TOKI
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