レッドスティールとやら。
2006年発売。wii。UBIソフト。要は洋ゲー。
しかし、こいつは、「ちょっと変な和風テイストのゲーム」=「ゲイシャハラキリゲーム」なのである。
片手に拳銃。片手に日本刀。
wiiコンを振って直感的に戦闘。なかなか面白い。
遠距離にはガンシュー。近距離にはチャンバラ。めくりめくんだけど、割とバランスよくていい。
ちなみに「拳銃を使いすぎない」「命乞いをする敵を見逃して上げる」といった”人情”にあふれた行動をとると(ちょっとチガウ気が…)
”侍らしさ”を評価されてポイントアップ。
パチンコ屋。やくざの屋敷。やたら広い茶の間。このあたりの「Vシネ・B級映画感」はばっちりおさえている。
とにかく切腹。指詰め。
朝から天ぷら。寿司。ノン、テンプラ、スシ。
めちゃくちゃな日本語文法。なぜか中華風のレストラン。ハングルの看板。東アジアをごった煮した世界。
左右反転するカタカナ。ハカマと高層ビルディング。古びた長屋に住むゲンダイジン。時代もごった煮。
こいつが「ゲイシャハラキリ」ワールドなのである。
思い出すのはキルビル。
ヤッチマイナ!!
タランティーノ監督の代表作?いや、代表作はパルプフィクションだろうが!まあいいや。
こちらもまさしくゲイシャハラキリワールド。
とりあえず一家に一本は日本刀。
このころの栗山千明は神。公開からも11年経ちました…。はや…。
イントゥザサン。
沈黙シリーズの大物、スティーブン・セガール主演。
セガール好きだけど、例によって映画はすっげえつまんない。敵役の大沢たかおはやたらかっこいい。
こいつも狂ったニホン感満載の作品。
「ゲイシャハラキリワールド」は確かに、日本から吹っ飛んだパラレルワールドだし
おそらくはじまりは日本に対するステレオタイプでしかないはず。
だけどいまやそれすらメタ的に楽しんでいる流れがある。
レッドスティールの開発陣も、「変な日本」をあえて表現したと語るし、
タランティーノは、「変な日本」が舞台となるカルト映画をパロってキルビルを撮っているし、
とにもかくにも、ひとつのジャンルとしてしっかり楽しむべきなのだ。
たとえば。
井口昇監督。ロボゲイシャ。2009年。
ゲイシャが間違った日本で人殺しまくる。
この監督は片腕マシンガールで有名だね!…え?知らないの?人生損して…ないわ別に。
もっともっとゲイシャハラキリ、極まってほしいなあ…。
イエス、ニホンジン、ゲイシャハラキリシナサスギデス!
モットジコクノブンカヲ、シルベキデス!
つうわけで締めの一曲。
アヴァンギャルド・パンク(アホ)でかっちょいい一曲。
その名もゲイシャガールズ。GEISHA GIRLS。
世界の坂本龍一と、とあるお笑いコンビのコラボレーション。
テイトウワも参加してたりして、日本のテクノの最先端(当時)。
歌詞はすっごい長い(つうかしつこい)んだけれども、あえて全部載せます。
それがパンクだ!いや、日本が誇るべき伝統文化、漫才だ!とくと感じろ!
「Granma is still alive」!1994年。
”(松)いやー最近はコワイものが多いねえー
(浜)何を言うてんねんな 君は
(松)もう 新聞なんか見てたらコワイこといっぱいやないかー アハハハハ
(浜)何を笑ろてんねんな まぁ そう言うたらねぇ こわい言うたらねえ 誘拐ね!
(松)あー 誘拐 そんなこともあるねぇー!
(浜)あーもう タチ悪いね もう、ちっちゃい子なんかポーンと連れてってね…
(松)連れてって!
(浜)あー! 誘拐やぁ もう 身代金よこせて 電話してきよんねや!
(松)もー それはかなんねぇー
(浜)「もしもしー」
(松)「もしもしー」
(浜)「もしもしー」
(松)「もしもしー」
(浜)「もしもしー」
(松)「ハァ… ハァ… ハァ…」
(浜)そら、いたずら電話やないかぇ!
(松)わかってるがな!
(浜)誘拐やったら 誘拐らしいこと言わんといかんがな キミ!
(松)なるほど なるほど、わかるがな
(浜)せやから ナンボナンボ持ってこい 金額ぐらい言わんと!
(松)わかった わかった
(浜)早よ言ーて
(松)「もしもしー」
(浜)「もしもし」
(松)「お前とこになー」
(浜)「ハイハイ」
(松)「小学校2年生の息子おるやろ!」
(浜)「あ、いますけど」
(松)「うちには4年生がおんねん」
(浜)そんなことゆーてどないすんねんな 君は!
(松)君 そんなん ほんまに殴らんで えーがな
(浜)一応ノリやから 僕も手でるがな
(松)そうかいな 何を言うてんねやがな
(浜)ちがうがな! 金持ってこいて バッと言わんといかんがな
(松)金持ってこい言うたら ええんですね!
(浜)そうやがな
(松)「もしもし」
(浜)「もしもし」
(松)「お前とこの息子 うちで預かってんねん」
(浜)「えー!」
(松)「金持ってこい!」
(浜)「いくらですか?」
(松)「うち 二丁目の松本やからな」
(浜)名前言うて どないすんねん!
(松)また どつくんかいな君
(浜)だから僕ね どつかんとしゃべれへんようになっとんねん これ、カラダが
(松)なるほど君、これ…うまいこと言うなあ
(浜)そんなことは どうでも えーねや
(松)何やねんな!
(浜)誘拐犯らしく
(松)ホー!
(浜)なんぼ欲しいか 言うたげて!
(松)「もしもし」
(浜)「もしもし」
(松)「五百万持ってこい!」
(浜)「五百万でいいんですか?」
(松)「高いかー?」
(浜)「いややや五百万ですね?」
(松)「高いんかえ?」
(浜)「いや せやから五百万ですね?」
(松)「ちょっと まけよか?」
(浜)何を ぬかしとんねん!
(松)何やねんな
(浜)ナンボ持ってこいとハッキリ言うたら それでえーんのんと違うのんかい!
(松)ホーかいな
(松)「五百万何が何でも 持ってこい!」
(浜)「五百万ですね?」
(松)「あのなぁ 警察の目ゆーのは気になるから こっちの言う通り持ってくるんやでぇ!」
(浜)「わかりました」
(松)「言うから 聞きや!」
(浜)「ハイ」
(松)「ちゃんと おぼえや!」
(浜)「わかった ちゅうねん」
(松)緑のカバンに五百万入れて白の紙で黄色のカバン言うて書きながら赤の
(松)カバン言いながら置いてくれたら俺黒のカバン言いながら取りに行くわ
(浜)うるさいなー
(松)もう ええわー
(浜)(もう ええのんかい)
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)血のがこわいわ(松)えー?
(浜)血のがこわいわ(松)えー?
(浜)血のがこわいわ(松)えー?
(浜)血のがこわいわ(松)えー?
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(松)緑のカバンに五百万入れて白の紙で黄色のカバン言うて書きながら赤の
カバン言いながら置いてくれたら俺黒のカバン言いながら取りに行くわ
(松)緑のカバンに五百万入れて白の紙で黄色のカバン言うて書きながら赤の
カバン言いながら置いてくれたら俺黒のカバン言いながら取りに行くわ
(松)緑のカバンに五百万入れて白の紙で黄色のカバン言うて書きながら赤の
カバン言いながら置いてくれたら俺黒のカバン言いながら取りに行くわ
(松)緑のカバンに五百万入れて白の紙で黄色のカバン言うて書きながら赤の
カバン言いながら置いてくれたら俺黒のカバン言いながら取りに行くわ
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)ババアは生きとんねや
(浜)血のがこわいわ(松)えー?
(浜)血のがこわいわ(松)えー?
(浜)血のがこわいわ(松)えー?
(浜)血のがこわいわ(松)えー?
(松)緑のカバンに五百万入れて白の紙で黄色のカバン言うて書きながら赤の
カバン言いながら置いてくれたら俺黒のカバン言いながら取りに行くわ
(松)緑のカバンに五百万入れて白の紙で黄色のカバン言うて書きながら赤の
カバン言いながら置いてくれたら俺黒のカバン言いながら取りに行くわ
(松)緑のカバンに五百万入れて白の紙で黄色のカバン言うて書きながら赤の
カバン言いながら置いてくれたら俺黒のカバン言いながら取りに行くわ
(松)緑のカバンに五百万入れて白の紙で黄色のカバン言うて書きながら赤の
カバン言いながら置いてくれたら俺黒のカバン言いながら取りに行くわ”
トランスハイでテンションブチアゲ。
文章:TOKI
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