ビジネスに役立つゲームの話
♯01:ラテシン/水平思考/ウミガメのスープとは?(その1)
Today’s quote:
常識とは、18才までに得た偏見のコレクションである。
―Albert Einstein―
ここでは”ビジネスに役立つゲームの話”と題して、
ちょっと役立ちそうなゲーム関連ネタを紹介していきます。
第一回は「水平思考」。
少し前にラテシン・ウミガメのスープ問題などで有名になった発想法です。
今回はこの解説とゲームへの応用例を見ていきます。
1、「水平思考」って何だ?
ウィキペディアによれば、
水平思考(すいへいしこう、英:Lateral thinking)は、
問題解決のために既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法である。
エドワード・デ・ボノが1967年頃に提唱した。
ボノは従来の論理的思考や分析的思考を垂直思考(Vertical thinking)として、
論理を深めるには有効である一方で、斬新な発想は生まれにくいとしている。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/水平思考 より抜粋)
なんか難しそうな文章ですが、乱暴に意訳すると、
「論理的思考っていったって普通の人は
見えない前提や偏見や常識に雁字搦めでいい考えなんて出ない。
そいつらをぶっ壊す発想法がこれだぜ!」
という感じでしょうか。
2、ゲームとどんな関係があるの?
詳しい発想法については専門書や関連WEBを見てもらうとして、
次はゲームへの応用例をみていきましょう。
この「水平思考」の中の「見えない前提」、という部分をクイズ化したのが「水平思考」ゲーム。
日本では英語の「水平思考」(Lateral thinking)を略してラテシン、
シチュエーションパズル(Situation puzzle)、または有名な例題である「ウミガメのスープ」(詳細は次回以後に)の名前をとって、
「ウミガメのスープ」ゲームなんて呼ばれていたりします。
説明よりもまずは一問やってみれば、
このゲームの雰囲気が掴めるかと思います。
では早速例題を…
問題:無傷の男
ある男が30階の窓から落ちました。
しかし、彼は無傷でした。
それはどうしてでしょう。
(さて、よければ皆さんも考えてみてください)
、
、
、
、
、
、
パラシュートを付けていた?
(いいえ違います。)
雪が積もっていてクッションになった?
(もちろんNO。30階ですよ!)
スーパーマンだったから?
(そんなまさか!)
、
、
、
答えは…
答え:ベランダについている窓から(ひょいっと)部屋に入ったので無傷だった。
なんじゃあそりゃあ!と思った方もいるかと思います(苦笑)
「30階の窓から落ちた」っていったら”普通は”
「窓から外(空中)に飛んだ」と思うに”決まっている”じゃないか、と。
そう、その”普通は”とか”決まっている”というのが、貴方の「偏見」。
”ベランダから部屋に、という情報”が「見えない前提」。
自分の中の偏見を破壊し、
見えない前提を暴いて真実を見つけ出す。
これが「水平思考ゲーム」の醍醐味なのです。
興味持っていただけましたらこれ幸い。
次回は詳しいルール解説をしていきましょう。
それでは皆さん、本日もよいゲームを!
文章:U
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