【さよなら金太郎-伊達家の人々-、他2冊】続・旬じゃなくても面白い!!【シーズンⅡ】

いつもはアニメとかレポート記事を書き散らしていますが、今週は久しぶりに漫画の紹介をしたいと思います。
原点回帰、ってカッコよく言ってみたかったのもありますがw
 
さてさて、以下紹介する作品は全て個人的な趣味によるもの、というのが前提です。
他にもマイナー雑誌の作品とか、旬じゃない作品をあえて紹介していきます。
皆さんのご趣味に合わなくてもそこはご了承願います。
 
 
 
 
 
 
 
 
さよなら金太郎-伊達家の人々-
 
kintarou
 
著者:成松幸世 徳間書店/リュウコミックス
全1巻
 
龍神賞銀龍賞に輝いた新鋭の初単行本!!
 
第10回龍神賞において審査員の吾妻ひでお氏に「 「ものすごいセンスを感じる。」
安彦良和氏に 「これだけ知的な人はちょっといない。」と激賞され三作同時掲載という破格のデビューを果たした新人成松幸世が満を持して放つ初コミックス!!
とある地方都市にすむ伊達さん一家
厳格だが、やたらと眼鏡を失くすパパ
天真爛漫でおっとりしている優しいママ
気は強いが一寸天然のお姉さん・エリ
一途だけれど心優しい弟の心、
四人が織り成す感動のドラマを一冊に凝縮してお届けします!!
(徳間書店、リュウコミックス公式HPより)
 
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タイトルだけで惹かれて買ったのですが、初コミックスとは思えない濃密な1冊でした。
ざっくり言えば、『とある家族にまつわるお話』というものですが、ただのホームドラマではなく、家族全員ちょっとずつ皆変。
だからでしょうか、どのお話も可笑しくもしょっぱくて苦くて辛い。
ちなみにタイトルの金太郎は、家族の誰の名前でもないのであしからず(笑)
昔食べた駄菓子に味が変わるキャンディとあったのですが、この作品はまさにそのイメージです。
特に、最初のエピソード弟の「心」の恋の話。当時は読み切りで書いてあったのですが、この話を前提に最終話を読むと度肝ぬかされること間違いなしです。
というか最終話の謎が未だにとけていない…誰かと議論したいくらい!
ちょっと変な家族の歴史、是非のぞいてみてください。
 
 
 
 
 
 
 
超訳百人一首 うた恋い。
 
utakoi
 
著者:杉田圭 メディアファクトリー
既刊1-4巻、外伝2巻、関連書1冊
 
百人一首の主に恋愛歌を題材にしたコメディ・タッチのストーリー短編漫画集。平安時代の歌の世界を、流行語や外来語を交えた可笑しみのある現代訳で、詠み人を主人公に想いや交流を描いている。
(Wikipediaより抜粋)
 
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ここ数年、「ちはやふる」で百人一首のブームがきましたが、こちらの作品も是非見てほしい一冊。
著者はもともとニコ動などで、かなりの人気投稿者でしたが、この作品が漫画デビュー作。初めは8,000ほどしか刷られていなかったそうですが、口コミでどんどん広まり4年たった今では関連書含めて7冊が出るという超人気作品に。
 
撰者の藤原定家を始め、有名な紫式部、清少納言、在原業平はもちろん、作中人気の陽成院、藤原通雅、藤原行成などおそらく皆さんが知らない歌人の歌が紹介されています。
 
公式HPより。とにかく美しい

公式HPより。とにかく美しい

 
表紙やカラーイラストの美麗さ、和歌にまつわる歌人たちの恋と人生のせつなさは胸がこう……ぐあああと締め付けられる思いです。
(キュンとかじゃないです)
身分差など、当時の常識ではどうにもできなかった不条理さを上手く表現できているところが素晴らしいです。
しかし!この筆者のもう一つの持ち味はギャグ!
本編の後にある番外編はもちろん、外伝の『うた変。』はハイテンションかつどこか狂った最高に笑える内容となっています。
なんといってもこの『うた変。』もとは公式同人誌だったものが、まさかの書籍化(そして2巻も発売)という経歴なので、むしろ外伝を皆が待ち望むような状態w
 
ある意味公式が最大手状態

ある意味公式が最大手状態

 
今までこういった中古を描いた話や文学作品は少女漫画のレーベルで出されることがほとんどでした。
しかし『うた恋い。』が、ここまで人気が出たのはおそらく「青年誌」の作風だからと言えます。
 
2年ほど前にはアニメ化もされており、豪華声優陣による動く『うた恋い。』が見ることができます。
(原作の絵が好きな人には少し作画は不満かもしれませんが)
 
余談ですが私の推しメンはこちらの三舟の才と呼ばれた藤原公任とさせていただきます。
 
かっこいいんですよ、トリミングしてると

かっこいいんですよ、トリミングしてると


まあ外伝ではこういう奴ですが

まあ外伝ではこういう奴ですが

 

 
 
 
 
サイコろまんちか
 
saikoroman
 
著者:小出もと貴 講談社/講談社コミックス 
既刊1巻
 
最高にくだらなくて、ためになる心理学×学園コメディ開幕!
ボサボサ頭、対人スキルゼロ…校内一の変人女・伊東の唯一のとりえ、それは心理学! その叡智を世界に知らしめるため、そして溺愛する幼なじみのイケメン・阿部を手に入れるため伊東は心理学研究部を設立する。
恋愛、勉強、友人関係…校内の生徒から持ち込まれる青春の悩みにマッド・サイコロジスト伊東が挑む! つい誰かに話したくなる、心理学ネタが満載!
(総合電子コミックサイト ekubostoreより抜粋)
 
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タイトルからゲーム部の部員なら「お?もしかして?」と思われたことでしょうが、サイコロじゃなくてサイコロジーの方です。
DeNAが配信しているマンガボックスと言うアプリで見ることができます。元は少年ライバルで連載していた模様。
 
紹介文の通り、心理学をテーマにした学園コメディ。
自らのポジション(クラスで浮いてる、ぼっち、底辺)を理解している心理学研究部の部長である主人公・伊東がとにかく面白い。
生徒の悩みを心理学で解決するっていうのが大まかな流れなのですが、あまりにも「あるある」すぎて見ていて胸が痛いのです…。
 
saiko1
 
 
saiko2
 
(みなさんはどちらでしたか?)
 
てな具合で作中、仲のいいグループで何故か疎外感を感じる男子生徒が「グループでの地位を向上したいと」相談してきます。
いろいろ普段の様子を見てみると、なんだかお前に言われたくないんじゃ!と(失礼ながら読者側も)感じてしまう言動が多いことに気付きます。
いわゆる「理想の自分と現実の自分が乖離している」状態なのですが、このような状況を「自己不一致」と呼ぶそうです。
そしてエグいのがこの自己不一致に陥っている相談者に対する説明が、キム●クが「バーカ」っていうのとお前が「バーカ」っていうのだとお前から「バーカ」って言われるのはムカつく、と。
これを始め、…おま、やめ、やめええええええええ!!!!!って思わず叫びたくなるような現実が、心理学によって暴かれます…。
伊東が「モテたいけどそういうことすると勘違いブス大臣にもれなく任命される」みたいなことを言っていたりと、
思春期にありがちな「うん…そう、そうなんだけどさ…」って心理、たくさん出てきますw
 
しかし、この作品の魅力は人間の醜さとか可哀想なところがむき出しにされたり(したり)しちゃうところにあるかなと思います。
部員たちの醜く悲しい言い争いも必見。
最近作者の体調不良で次の更新が来年に決まってしまったのが心配です、先生早く良くなってくださいね。
 
 
 

 
 
 
文章:ゆず

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