我が家にはやかんがない。
でもお茶は飲みたいし、この季節はろ過したって、
煮沸しないと水あたりとかお腹の冷えで大変辛いことになります。
ていうか実際なりました。
でもやかんって意外と良いお値段するし、独り暮らしには大きすぎるサイズしか売ってない。
タオバオで買おうと思ってたけど、毎回他に急を要するものを優先して買い忘れちゃう。
そしてそのまま1年が経ちました。
先日親が遊びに来た際。
「なんや鍋で沸かすんかいな」
「うん、やかん高いし、なんか買い忘れてもうた」
「それはあかんやろ…」
「そうやなあ」
「こっちにも電気ケトルあるやろ?買うたるから電器屋行き」
やった~!
そんなわけで国美に行きました。
幸い家の周りは3軒の電器屋に囲まれているのです。
中国の電器屋さんって、物の種類じゃなくて、ブランドごとにコーナーがある。
そして、これでもかってくらい店員さんがいる。
まあそれは日本の電器屋さんも似たようなものです。
しかし営業はとても積極的なように感じる。
今日は目星をつけていたのでまっすぐそのエリアへ。
フィリップスの電気ケトル。
小さいのは159元。
中くらいは198元。
大きいのはさすがに使わないし、小でいいや。
と、このわずか30秒の思考で店員さんはすかさずやってくる。
(中国語会話はものすごく適当です)
「大きいのはホニャララでホニャララ!」
「あーうん。これは159元?」
「そうそう、159元」
「は~ん………150元(ボソッ」
私(関西人) vs 売り場のおばちゃん店員
……ファイッ!!!!!
「159元よ」
「150?」
「159!」
「ん……安くならない?」
「駄目駄目、この値段既に安くしてるし、フィリップスはナンチャラカンチャラ!!」
▼てんいんは はげしく こうふんしている!
▼ゆずは にげだした !
「あああ、はおだ、はおだ!159ね!!」
「フンス!!」
しゅ~~~りょ~~~~~!!!(カンカンカンカン!!!)
おめーはほんとに関西人かというレベルで、ド下手かつ弱気な値引き交渉でした。
まあいいんですよ、一応やってみたかっただけなので。
チキンなんで、日本にいた時すら値切ったことないです、ハイ。
そして、ここまで所要時間3分、あっさり購入段階に。
「会員カード持ってる?」
「持ってない」
「じゃあ作るから名前教えて」
「えっ」
その場で会員カードを作ってくれるそうです。
前にここでSDカード買った時はそんなこと言われなかったんだけどな~、100元超えるとそう言うことになるのかな?
見本しか置いてないし、そういうものは必要なのかもしれない。
「名前教えて」
「…●●●」
「はい?」
「あーうん、ちょっとごめんね」
で、どうせ自分の名前伝えきれないので、パソコンをお借りして自分で名前を打ち込む。
明らかに日本人名なのだけど、証明書欄は其他:電話番号であっさり片付けられる。
パスポート持ってないから焦ったけど、それでいいんだ!適当だ!
思いのほかすんなり作れた会員カードを渡されると、店員さんは渡して、下に行けと言う。
どうやら私の会員カードに支払い情報を入れてくれたらしく、それをレジで読み込んで支払うようです。
うーん、なかなか面白い。
レシートを貰って、再びフィリップスコーナーへ。
レシートを店員に渡して椅子にかけて現物が来るのを待ちます。
あ、電気フライヤーだ。
良いお値段するけどこれ欲しいなあ…。
お家でホクホク揚げ物ライフ!
最近では、ネスカフェのエスプレッソマシーンとか、パンメーカーとかいろんなものが中国に入ってきているそうで、人気があるのか気になるのところですね。
しばらくして、店員さん来了。
まずは箱を開けて、壊れているところがないか確認。
ふたもパカパカしないかチェック。
ついでに使い方も教えてくれる。
取っ手のスイッチの文字が多少かすれてたけど、まあそこはどうせ見えなくなる場所だからいいやと適当さ炸裂。
「うん、OK」
「ふふふ(売れたので嬉しそう)」
「しぇしぇに~」
「またお越しくださいませ~」
そんなこんなで私の電器屋さん物語(たったの15分)は幕を閉じるのでした。
えっ、タオバオで買えばよかったんじゃ…というツッコミはなしの方向で!!
ネタに困ってたんです、ハイ。
しかしやっぱり電気ケトルはええですな。
お鍋で沸かす時間の半分くらいで湯が湧きます。
素敵なお湯ライフが遅れそうです!イエーイ!
締め方がわからなくなってきたところで、適当に終わります!
それではまた、次週!
文章:ゆず
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